宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

6キロ走破の“キュリオシティ”、大規模調査の予定地点に到着

2014年04月12日 | 火星の探査
火星探査車“キュリオシティ”は、2012年8月に火星に到着して以来、走行距離は6.1キロ進んでいるんですねー
“キュリオシティ”がとらえた4月3日の画像。
(地平線上に明るい点が見える)
そして、4月2日に大規模調査を予定している“キンバリー”と呼ばれる地点に到着。
“キンバリー”は、4つの異なる種類の岩石が重なりあった地点で、
到着日と翌日に撮影された画像には、明るい点がとらえられています。

“キンバリー”はカメラを使った調査に適していて、すばらしい画像を提供してくれると期待されています。

また、調査では岩石のサンプル採取と分析も行われる予定で、
“キンバリー”での調査は、“イエローナイフ湾”と呼ばれる盆地の調査以来もっとも大規模なものになるんですねー
“キンバリー”で撮影された露出した岩石。

“キュリオシティ”が、4月2日と3日にとらえた画像には明るい点がとらえられていて、
太陽の光が岩石によって反射したものか、あるいは宇宙線がカメラの検出器に飛び込んで当たったのではないかと考えられています。

もしも岩石による太陽光反射なら、岩石の位置は撮影地点から160キロほどのところにある、隆起した場所になるようです。

火星といえば、いよいよ来週の14日に地球と最接近。
火星で調査を続ける“キュリオシティ”には、逆に最接近した地球の姿が見えることになりますねー