モーリの切り絵を楽しむ!!

切り絵をやっています、モノクロに拘って作品を創作しています。
あなたも一緒に愉しみませんか?

和紙との語りが愉しい!!

2014年03月20日 | 日記
剪画(切絵)で下絵も大切ですが、下絵を和紙に貼りカットしてる時が又愉しい!!

その時々の自分の心の様子が良く判りますネ。

和紙との対話と云うと大げさですが、カットしてる時に色んな音が聞こえます。


●リズミカルで軽やかな音
心が安定し、不安なく落ち着いてカットしてる時、和紙も軽やかな音でカッタ―の進みに迷いが無い。
この様な軽やかな音やリズムは滅多にないです・・。

●カットの進みが悪く音が不揃い
自分の心の乱れが出ている、カットに迷いが有るので音もリズミカルでは無くカット面も綺麗ではない。

●カットしてる部分の交差部  
シューときてプシュと音が消える、この音が聞こえると安心する。(良い状態でカット出来ている) 
交差部で音の変化が少ないと、切れて胃内にで俗に云うおヒゲさん状態になる。

●小さな丸が綺麗にカット出来る。
丸の大きさにもよりますが、綺麗に丸くカット出来ると嬉しい、でも多くが不揃いの丸になる時は心や手の運びに乱れが有る。

●580x420mmの大きさだと気持ちがバラバラになる。
当然一日でカット出来ず、5~7日ほど集中してカットしますので、最初の気持ちを持続できない。
最初は難しく細かい部分からカットし、周囲に広げていきます。



それでも細かい部分が多いと昨日と今日では気持ちが違い、和紙がケラケラと笑っています。

そうです、カットの進みが違うので、カットの線に違いが出て来て交わり部が不揃いになる。
下手くそと嘲り笑われている時もしばしばです。

出来るだけ心静かな気持ちでカットしてますが自分の未熟さを痛感します。

集中力の持続を8時間も出来る訳ではないので、何処かで手を抜いている。

和紙をそれを知ってるので、拗ねるように切れ味を悪くする事もある。

和紙の声で切れ具合が少しづつ判る様に成って来ました。

和紙は本当にきまぐれで難しい相手です。(気温や湿度で伸びや切れ味が大きく変化する)

そんな気まぐれな和紙と一体感が生まれる時は良い作品が出来る!

剪画(切絵)の創造では、和紙との一体感が重要だと最近思えるようになって来ました。

これからも和紙との語り合いをじっくりと深めて参りたいです。

剪画(切絵)は下絵も大切ですが、和紙とカットして対峙する気持ちも大切ですね。

和紙の笑顔を見ながら軽やかな音が聴けるのはいつの日になるでしょうか?

コメント (1)
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