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「老老介護」から「認認介護」へ!?

2013年08月02日 | 日記
本はまた長寿世界一に返り咲き、益々高齢化が進みますね・・。

皆さんは「認認介護」という言葉をご存知でしょうか?
「認認介護」とは、認知症の妻(夫)が認知症の夫(妻)を介護する、という極めて厳しい介護の実態のことです。
高齢者が高齢者の介護をする「老老介護」から一歩介護度が「老認介護」そして「認認介護」へと進んだ状態でのケアというわけです。

都心では核家族化が進み、親とは別の家で暮らす家族も多いですね、そうなると、「家族の介護力」は都心になればなるほど少なくなってしまう。

一方、高齢化が進み、認知症になる人の数も増えつつあります、そうなると、どちらか一方だけではなく、両方とも認知症になってしまうということも起きてきます。
実際、認知症高齢者増加率を比べると、埼玉、千葉、神奈川という首都圏がトップ。それぞれ約3倍、2.9倍、2.8倍とダントツです。
そうなったときに家族が取れる手段には何があるのでしょうか?




1)まず考えられるのは在宅介護サービスの利用
介護保険で使うことの出来る在宅介護サービスとして、フル活用することがまず考えられます。
しかし、実際に認認介護の実態としては24時間が常に危険な状態です。
介護を忘れてしまうことでいつ放棄されてしまうか分からないし、配偶者が亡くなってしまった場合にもう一方の方の生活が成り立たなくなってしまう事も有ります。


2)片方だけでも、特別養護老人ホームに入居
今、特別養護老人ホームは優先度が高い人から入所することが出来る。
これは優先度を決める点数が85点満点で決まるが、在宅サービスをフル活用しており、介護者がいないケースでは当然点数はかなり高くなる。
しかし、実際、今特別養護老人ホームでは入居待ち状態で、入居するまではかなりの時間がかかるのが普通です。


3)親を自宅に呼び寄せて在宅介護
自分の親を自宅に呼び、在宅介護という手段もある。 しかし、介護の担い手は多くの場合、お嫁さんが担う。
その際に、ただでさえ義親とのコミュニケーションは難しいのに、認知症となればその情報交換や心労は計り知れない。
その上に今回のような認認介護の場合は同時に2人をみることになり、専門的知識がない限り、潰れてしまうのは目に見えています。


4)早期発見して、病院へ
では、どうすればよいのか? まず、医療と連携し認知症の方を早期発見することが何よりも重要です。
早期発見出来れば症状の進行を遅らせることが出来る可能性が高いです、そこで、出来るだけ早くまずは相談に乗ってもらうことが大事ですね。

まずは、認認介護をしている2人以外の家族が、最寄の地域包括支援センターに相談してみるといいですね、病院などの適切な場所を案内してくれるはずです。


「認認介護」は今後、どんどん増えていくと厚生省では予想しています。
まず、何よりも重要な早期発見をしっかりと認識出来るように、家族の繋がりがより重要な時代になってきています。

さて皆さんのご両親や今まさに老老介護されてる人達は如何でしょうか?
認認介護になる前に相談出来ますか?
最寄の地域包括支援センターの場所ご存知ですか?
ご両親の現状を正しく理解されていますか?
家族介護で本当に大丈夫ですか?

もう一度見直して下さい・・・、在宅介護が今後の主流になります(施設が少ないので入所出来ない・・)。

介護職の自分が云うのも変ですが、1人では在宅介護出来ません・・、ヘルパーさんに頼るしか無いです。
家族(自分)でリハビリ・介護できますか? 家族がつぶれないように、しっかり相談して下さい。
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