昨日の続きで銚子で行われた銚子大神幸祭のお話です。
初日と二日目や移動した先などの別の関所で見る事が出来た演目については
複数の関所で撮った写真も一緒に出してます。
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前回の大漁丸の次に見た演目は『弥勒三番叟 (みろくさんばんそう)』でした。
弥勒三番叟は祭りに参加する他の芸能と違って神事としての意味合いが強く
各関所を巡行している雷神社・東大社・豊玉姫神社の神輿を先導し
大神幸祭全体の露払いの役目があるため
弥勒三番叟が通った後に三社の神輿が通るといった決まりがあるとのこと。
また、他の芸能が行かない「宮三郎家」と呼ばれる
関所とは別の大神幸祭の要所で舞を納めるという特別な役割があります。
『弥勒三番叟 (旭市倉橋)』 *千葉県指定無形文化財

猿田彦命 (さるたひこのみこと)
《代代三社露拂》と大きく書かれた旗をかかげて関所に従者を従え入ってきたのは
白装束に薙刀を持ち長く白い髭を伸ばした天狗面の猿田彦命。
特に何かを言ったり演じたりするわけでもなく
ただ普通に天狗がゆっくりと歩いて通過するだけなんだけど
場の空気が今までの演芸祭りから一気に神事にグレードアップしちゃいました。
いやぁー、マジで天狗の存在感はハンパ無くすげぇよ!

天狗が関所を通過したあとに入ってきたのは弥勒三番叟の音頭士と舞士。
今までの演目の下座や踊り子っていう呼び方とは違う事からも
この弥勒三番叟が他の芸能とは別格であるのを感じます。

そして、弥勒三番叟が終わると三社の神輿が関所を通過する番になるのですが
三社の神輿巡行に関しては二日目の外川関所で行われた"お浜降り"の祭典と一緒に書きます。
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神輿巡行の次に余山関所にやってきたのが『雲助』。
この「雲助」には完全にやられた。演じてるおじさん達がものすごくカッコ良すぎる。
演目の直前なのに顔に深いしわを浮かべながら大笑いし雑談を楽しんでいる余裕もありながら
ふとした瞬間にこの化粧の奥に見せる真面目な視線が最高に渋すぎでした。
『雲助 (東庄町羽計)』

今回の祭りの演目の中で平均年齢が一番高いんじゃないかな?
でも、だからこそ出せる良さがあり風格がこの演目にはありました。




もうね、全てが最高に良すぎて雲助に一目惚れ状態ですよ。
林屋ペー・パー子の3倍の図々しさで写真撮りまくりです。
なので、ブログの写真の枚数もいつもより多めでお送りしてます。

何気ない後ろ姿がまた決まりすぎです。
・・・って、ここまで一切『雲助』の説明ナシだった。
雲助は殿様の荷物運搬を行う人足(下働き)の事です。
また、結構ガラの悪い者も多かったので羽織の下は刺青をイメージした衣装になってます。

殿様から関所の通行許可が出たところで
台詞に合わせて荷物かごを左右に揺らしながら殿様の前まで進んでいきます。
殿様の前で唄の披露も終えたところで見物客や殿様と博打をして遊んでから
また次の関所へと移動していきます。
・・・と、ちょうどそんな場面を撮った動画がアップされていたので下に貼っておきます。
ちょい重い動画だけどこれ見れば簡単に流れがわかると思います。
ほんと、便利な時代になったなぁ~。
よく見ると隅っこの方にチョビッとだけ自分も写ってましたよ(笑
************
ちょうど雲助まで見たところでデジカメの撮影可能枚数が残りわずかになり
自分自身も朝から飲まず食わずで見ていて腹がかなり減っていたので
まだ関所の演目は残っていましたが初日はここで終了にして帰りました。
次回は祭り二日目に見た演目の話となります。ではではー。
初日と二日目や移動した先などの別の関所で見る事が出来た演目については
複数の関所で撮った写真も一緒に出してます。
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前回の大漁丸の次に見た演目は『弥勒三番叟 (みろくさんばんそう)』でした。
弥勒三番叟は祭りに参加する他の芸能と違って神事としての意味合いが強く
各関所を巡行している雷神社・東大社・豊玉姫神社の神輿を先導し
大神幸祭全体の露払いの役目があるため
弥勒三番叟が通った後に三社の神輿が通るといった決まりがあるとのこと。
また、他の芸能が行かない「宮三郎家」と呼ばれる
関所とは別の大神幸祭の要所で舞を納めるという特別な役割があります。
『弥勒三番叟 (旭市倉橋)』 *千葉県指定無形文化財

猿田彦命 (さるたひこのみこと)
《代代三社露拂》と大きく書かれた旗をかかげて関所に従者を従え入ってきたのは
白装束に薙刀を持ち長く白い髭を伸ばした天狗面の猿田彦命。
特に何かを言ったり演じたりするわけでもなく
ただ普通に天狗がゆっくりと歩いて通過するだけなんだけど
場の空気が今までの演芸祭りから一気に神事にグレードアップしちゃいました。
いやぁー、マジで天狗の存在感はハンパ無くすげぇよ!

天狗が関所を通過したあとに入ってきたのは弥勒三番叟の音頭士と舞士。
今までの演目の下座や踊り子っていう呼び方とは違う事からも
この弥勒三番叟が他の芸能とは別格であるのを感じます。

そして、弥勒三番叟が終わると三社の神輿が関所を通過する番になるのですが
三社の神輿巡行に関しては二日目の外川関所で行われた"お浜降り"の祭典と一緒に書きます。
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神輿巡行の次に余山関所にやってきたのが『雲助』。
この「雲助」には完全にやられた。演じてるおじさん達がものすごくカッコ良すぎる。
演目の直前なのに顔に深いしわを浮かべながら大笑いし雑談を楽しんでいる余裕もありながら
ふとした瞬間にこの化粧の奥に見せる真面目な視線が最高に渋すぎでした。
『雲助 (東庄町羽計)』

今回の祭りの演目の中で平均年齢が一番高いんじゃないかな?
でも、だからこそ出せる良さがあり風格がこの演目にはありました。




もうね、全てが最高に良すぎて雲助に一目惚れ状態ですよ。
林屋ペー・パー子の3倍の図々しさで写真撮りまくりです。
なので、ブログの写真の枚数もいつもより多めでお送りしてます。

何気ない後ろ姿がまた決まりすぎです。
・・・って、ここまで一切『雲助』の説明ナシだった。
雲助は殿様の荷物運搬を行う人足(下働き)の事です。
また、結構ガラの悪い者も多かったので羽織の下は刺青をイメージした衣装になってます。

殿様から関所の通行許可が出たところで
台詞に合わせて荷物かごを左右に揺らしながら殿様の前まで進んでいきます。
殿様の前で唄の披露も終えたところで見物客や殿様と博打をして遊んでから
また次の関所へと移動していきます。
・・・と、ちょうどそんな場面を撮った動画がアップされていたので下に貼っておきます。
ちょい重い動画だけどこれ見れば簡単に流れがわかると思います。
ほんと、便利な時代になったなぁ~。
よく見ると隅っこの方にチョビッとだけ自分も写ってましたよ(笑
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ちょうど雲助まで見たところでデジカメの撮影可能枚数が残りわずかになり
自分自身も朝から飲まず食わずで見ていて腹がかなり減っていたので
まだ関所の演目は残っていましたが初日はここで終了にして帰りました。
次回は祭り二日目に見た演目の話となります。ではではー。