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藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

式年 銚子大神幸祭(ろ)

2010年04月16日 | Weblog
昨日の続きで銚子で行われた銚子大神幸祭のお話です。
初日と二日目や移動した先などの別の関所で見る事が出来た演目については
複数の関所で撮った写真も一緒に出してます。

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前回の大漁丸の次に見た演目は『弥勒三番叟 (みろくさんばんそう)』でした。

弥勒三番叟は祭りに参加する他の芸能と違って神事としての意味合いが強く
各関所を巡行している雷神社・東大社・豊玉姫神社の神輿を先導し
大神幸祭全体の露払いの役目があるため
弥勒三番叟が通った後に三社の神輿が通るといった決まりがあるとのこと。
また、他の芸能が行かない「宮三郎家」と呼ばれる
関所とは別の大神幸祭の要所で舞を納めるという特別な役割があります。

『弥勒三番叟 (旭市倉橋)』 *千葉県指定無形文化財

猿田彦命 (さるたひこのみこと)

《代代三社露拂》と大きく書かれた旗をかかげて関所に従者を従え入ってきたのは
白装束に薙刀を持ち長く白い髭を伸ばした天狗面の猿田彦命。

特に何かを言ったり演じたりするわけでもなく
ただ普通に天狗がゆっくりと歩いて通過するだけなんだけど
場の空気が今までの演芸祭りから一気に神事にグレードアップしちゃいました。
いやぁー、マジで天狗の存在感はハンパ無くすげぇよ!



天狗が関所を通過したあとに入ってきたのは弥勒三番叟の音頭士と舞士。
今までの演目の下座や踊り子っていう呼び方とは違う事からも
この弥勒三番叟が他の芸能とは別格であるのを感じます。



そして、弥勒三番叟が終わると三社の神輿が関所を通過する番になるのですが
三社の神輿巡行に関しては二日目の外川関所で行われた"お浜降り"の祭典と一緒に書きます。

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神輿巡行の次に余山関所にやってきたのが『雲助』。

この「雲助」には完全にやられた。演じてるおじさん達がものすごくカッコ良すぎる。
演目の直前なのに顔に深いしわを浮かべながら大笑いし雑談を楽しんでいる余裕もありながら
ふとした瞬間にこの化粧の奥に見せる真面目な視線が最高に渋すぎでした。

『雲助 (東庄町羽計)』


今回の祭りの演目の中で平均年齢が一番高いんじゃないかな?
でも、だからこそ出せる良さがあり風格がこの演目にはありました。



もうね、全てが最高に良すぎて雲助に一目惚れ状態ですよ。
林屋ペー・パー子の3倍の図々しさで写真撮りまくりです。
なので、ブログの写真の枚数もいつもより多めでお送りしてます。


何気ない後ろ姿がまた決まりすぎです。

・・・って、ここまで一切『雲助』の説明ナシだった。
雲助は殿様の荷物運搬を行う人足(下働き)の事です。
また、結構ガラの悪い者も多かったので羽織の下は刺青をイメージした衣装になってます。



殿様から関所の通行許可が出たところで
台詞に合わせて荷物かごを左右に揺らしながら殿様の前まで進んでいきます。
殿様の前で唄の披露も終えたところで見物客や殿様と博打をして遊んでから
また次の関所へと移動していきます。

・・・と、ちょうどそんな場面を撮った動画がアップされていたので下に貼っておきます。
ちょい重い動画だけどこれ見れば簡単に流れがわかると思います。




ほんと、便利な時代になったなぁ~。
よく見ると隅っこの方にチョビッとだけ自分も写ってましたよ(笑

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ちょうど雲助まで見たところでデジカメの撮影可能枚数が残りわずかになり
自分自身も朝から飲まず食わずで見ていて腹がかなり減っていたので
まだ関所の演目は残っていましたが初日はここで終了にして帰りました。

次回は祭り二日目に見た演目の話となります。ではではー。

式年 銚子大神幸祭(い)

2010年04月15日 | Weblog
20年に1度のお祭り『銚子大神幸祭(通称:オオジンサマ)』が
4月10日~12日の3日間に渡り行われました。
何といっても『20年に1度』という言葉に心をワシ掴みされてしまい
普段の土日なら家でDVD観ながら引き籠ってしまうところを
朝からカメラ片手にいそいそと見物にいってきました。

祭り自体は三日間行われるんだけど
銚子市内15ケ所に「関所」が作られて
初日に8ヶ所、二日目は残りの7ヶ所の関所を
伝統舞などの芸能を行う人達があっちこっちに移動しまくって全て巡るそうです。
また、二日目の外川関所では
雷神社・東大社・豊玉姫神社の3柱による"お浜降り"と"お潮汲み"の儀式が行われます。
昔は神輿を担いだまま海に入り神輿に海水をかけて戻ってきたみたいですが
今ではご神体を船にのせて沖にいって帰ってくる事に変わったそうです。
そして、最終日の三日目は銚港神社から白幡神社までの間を
3社による神輿パレード(練り)を行い
祈願を終えたところで式年 銚子大神幸祭の終了となる流れだそうです。

・・・が、ぶっちゃけ20年に1度っていう事で
前回経験している人でも無い限りは事前の情報がほとんど手に入らないし
公式HPか公式パンフレットに出ている数枚の写真以外は
画像もほとんど出てこないので写真を撮るにしても作戦が立てられない。
それに複数のグループが他のグループとかぶらないタイミングで
全15個所の関所を巡るという複雑な進行のため
パンフレットが無いとどこで何をやっているのか
見てる人ですら油断すると即演目迷子になってしまうという色々と複雑なお祭りでした。


とりあえず、20年のうちの1日や2日くらいは頑張ってみるかと
朝イチから関所に行こうと気合いを入れていたんだけど
さっそく初日から出遅れてしまい
関所に着いた時には1つ目の演目の佳境が過ぎた後でした。
いきなりダメ人間スタートです。

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『下座・手踊り (銚子市宮原)』


ということで、急いで関所に行って最初に見た演目は『下座・手踊り (宮原)』。

奥に見える紅白幕で飾られた関所の金屏風の前には"子ども殿様"が座っており
その殿様の前で揃いの衣装と花笠を付けた踊り手が演目を披露しています。

・・・って、本当は完全に出遅れてしまったおかげで
宮原の人達の演目は退場シーンくらいしか見れず
翌日も見ようと努力はしたんだけど演目のタイミングと関所移動のタイミングが合わず
結局、宮原の人達は
2日間通して初日の演目が終わって帰る直前の姿しか見る事が出来なかったという失態。
おかげで、今後20年は見れなかった事を悔み続ける演目となってしまった。

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宮原の人達と入れ替わりで演目の披露となったのが石出地区の方々。

使者の口上に続いて入場してくる
"金棒連"と呼ばれる青いハッピを着た小学校低学年くらいの子ども達が
手に持った金属の杖で地面をつきながらカチャカチャ音を立てて歩いてくるんだけど
中には状況が把握できてないまま何となくやってる子供も混ざってて
逆にそういうこどもがすごくほほえましく見えました。
たぶん次の大神幸祭の時には「何となく歩いたかもしれない」としか覚えてなくて
写真とか見せられて「これが俺?」とか思っちゃうんだろうな。

『下座・手踊り (東庄町石出)』


そして、石出の出し物の中で目立ちまくってたのが下の写真の「萬燈(まんとう)」っていう
カラフルな花を吊るし並べて巨大な傘状になった重さ40kg超のすごい謎の物体。
このてっぺんに座っているのは浦島太郎だそうだけど、なぜ浦島太郎なのかは知らん。



この萬燈は肩に担いで跳ねながらガンガン回転をしつつ殿様の前を移動するんだけど
40年前か、80年前なのか、もっと古くからなのか分からないけど
銚子大神幸祭をするにあたって石出地区の人が

「どうせなら派手にすっぺや」
「んだなー、じゃあ花いっぱい付けちまうべよ」
「んだ、んだ」
「ほんだら、頭んとこに浦島太郎も乗っけちまうべよ」

とかって感じで
お祭りのノリだけで派手さだけを追求して作ってみたら
なんか「こんなのが出来ちゃったけど、どう?」みたいな
『俺達、祭り大好き100%』って言わんばかりの萬燈できちゃって
面白いからそのまま悪ノリして祭りに出てみたら
結構受けが良かったもんで
次の20年後からは伝統的に受け継がれ出しちゃった的な
超楽観的なノリが感じられて最強に素敵すぎでした。
(注:制作の由来はあくまで勝手に想像した話です)

萬燈が移動し終えたところで踊り子さんたちが入場してきて
伝統舞などの演目が行われ扇子や手ぬぐいなどの小道具を使った踊りなど
数種類の演舞が披露されました。

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今回はスタートで出遅れてしまったので
最初に行った芦崎関所では見物場所がかなり後方になってしまい
演者までの距離がありすぎて見てるうちにフラストレーションが急上昇。
『20年に1度しかチャンスが無いのに、このまま終わってはイカン!』と
急遽、見物する関所の変更をする事にした。
会場が狭い関所なら演者との距離も近いだろうとパンフレットを探してみると
「余山関所」が結構お手ごろサイズの案内図になってたので余山へ移動開始。
到着してみると関所は予想通り小さめで見物人も芦崎よりは少なめだったけど
演者との間がロープで区切られてる事も無く激至近距離で見物することが出来た。
また、見物人もその地域の人たちだけが集まったような感じで
すごくほのぼのとした空気が会場全体を包んでおり
とてもいい雰囲気の中で演目を楽しむ事が出来ました。余山関所、最高ッス!

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『虎屋大漁丸薬売り(東庄町粟野及び八重穂)』

虎屋の旗印に描かれてる虎は手書きだそうです。

最初に”流し”というのが行われ
二人一組で妙薬『大漁丸』(虎屋透頂香外郎丸)の宣伝の唄を殿様に披露するんだけど
派手なメイクやパステルカラーの歌舞伎者の衣装のせいもあって
唄い手の兄さん達からは京本正樹ばりの妖しい色気が出まくってました。必殺仕事人です。



そして、流しの仕事人が通り去った次は
銚子大神幸祭の中で一番長い台詞の"口説き"が行われます。
何も見ずにゆっくり歩きながら大漁丸についての由来や効能を
約15分にわたり延々と一人で喋り続けるという
橋田 壽賀子もビックリな長台詞を披露してくれました。
さすがに台詞が長いだけあって大漁丸の効能は
食あたりや胃痛、頭痛に冷え症といった正露丸でも治せる一般的な病気だけでなく
金欠病や男女の惚れ薬、または四月馬鹿とか精力回復など
思いつく限りのあらゆる事について効果があるそうです。
つまり、簡単にいえばスーパー仙豆って事らしいです。

そして、この長口説きが終わったところで
売り子が「大漁丸」の入った袋を持って客席を回るので
実際に大漁丸を買うことができたんだけど
今回、こういった物を買うイベントが発生するなんて知らなかったので
財布を落として無くさないようにと思って家に置いてきてしまったので
一切このような売り物が買えませんでした。
ここで買っておけば20年後までの良い記念になったのに大失態です。

自分の失態をよそに大漁丸売りが一通り売ったところで踊り子による踊りの披露です。
この赤い衣装は20年前の大神幸祭の時に使った物を大事に保管しておいたもので
今回それを受け継いで使っているとのお話でした。
このようにさまざまな想いや伝統が脈々と20年後、そのまた20年後と
後世まで受け継がれていくのを思うとより一層感慨深いものがあります。


おじさんもカッコいいぜ!

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というところで、話が長くなったので他の演目についてはまた次回以降。
まだまだ伝統芸能が盛り沢山なので見る方も大変でした。
でも次から次へと色々な出し物が続くので写真撮ってても超楽しかったです。ではまたー。

sakura

2010年04月13日 | Weblog


そろそろ散り始めました。

練り物うまー

2010年04月12日 | ランチ
海の無い県で生まれた事もあって
チクワ以外の練り物ってほとんど食べる事も無く
冬に「おでん」が出た時になんとなく食べるっていう程度だったわけです。
なので、練り物のみで、しかもそのまま食べるという食習慣を持たなかったので
こっちに住むようになっても練り物屋がある事は知っていたけど
わざわざ「おでんの具」だけを買いに行くっていう事をするはずもなく
10年以上過ごしてきたわけです。



だけど、1~2年前にたまたま見てた「アド街ック天国」が銚子の特集だった時に
この嘉平屋のカレーボールが15位くらいに入ってて大絶賛だったので
ちょっと話のネタに食ってみようかなと次の日に嘉平屋に行ってカレーボールを購入。
とはいえ、カレーボール1個70円だけを買って出るのも恥ずかしかったので
その他の目に付いた練り物もいくつか選んで買って帰ってきたんだけど
カレーボールが美味かったのはもちろん、他の練り物もすべて美味し!
何も調理してない生のままなのに練り物ってこんなに美味いものだったのか!!
これは、自分にとって、ものすごい衝撃でしたよ。

それ以来、思い出したようにふらりと買うようになった嘉平屋の練り物。



今回は、カレーボール3個・ごぼう天・にんにく・こぶしの計6個を購入。

自分の中でカレーボール3個とこぶし1個までは定番になってて
そこから+αでいつも悩んでしまうんだよね。だって、どれも美味いんだもん。
たいていは悩んでいると店の人が「○○が美味いよ」って言いだすので
言われるままに購入って流れになっちゃうんだけどね。


( 左:カレーボール / 右:こぶし )

アド街で絶賛していたカレーボールは断面がカレー色しています。
普段はこんな包丁で切ったりせず、つまようじを刺してかぶりつきます。
プリプリの弾力の食感が気持ちよくて
噛んでるとフワッと口の中に広がるカレー風味が素敵すぎる。
気持ち程度のタマネギ?のみじん切りを感じつつ3口くらいで1個食べ終わる。
立て続けに次のカレーボールを食べて3個目で終えるのが
経験上一番ベストなカレーボールの食い方と思ってます。
カレーボールを食い終わったら+αで買ってきた練り物を食べて
そこそこ腹いっぱいになったところに最後の大物「こぶし」登場。
中の野菜も嬉しいですけど
何よりもこの大きいのにかぶりついた時のモグモグ感がたまらん。
「今、俺、食べてます!!練り物、食べてます!!」
しゃべる事も出来ずひたすら食べ続ける感じが嬉しい。
この征服感にもちかい喜びは男子だったら分かるでしょう。



銚子市内には嘉平屋が何箇所かに出店しているので
見かけたら地元民ぶりながらチョイチョイと数個セレクトして買ってみると良いよ。
どれもだいたい1個あたり100円前後です。

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ちなみに、嘉平屋の川口店では
土・日・祝日の10:30~15:30の限定で食事処もやってたりして
結構な人気のお店だったりします。


「嘉平屋の天重」

ただ、写真で見ても分かるように
乗ってる天麩羅が重箱からはみ出るくらい大きいです。
なので、すごい美味いかったけど、自分はこの量に敗北してしまって
自分の老いを実感してしまったというトラウマがあったり。

友達の頼んでいた海鮮丼も結構な量があって
友達は完食したものの結構苦戦していたような気がします。
でも、美味には違いないので自分はまだ若い!と思ってる人は
是非行ってみると良いよ。カレーボール共々おススメです。

嘉平屋ウェブサイト

10回分のうちの1回

2010年04月09日 | Weblog


先月までマクドナルドでやっていたBig Americaキャンペーンで
テキサス・ニューヨーク・ハワイアン・カリフォルニアの4種を食べた人には
キャンペーン終了後、クォーターパウンダーチーズのセット10回分の
スペシャルクーポンが配られることになってたのだが
その配布が4月8日から始まったので
せっかくだからとクーポンを使ってセットを1つ買ってきた。

正直なところクォーターパウンダーにはなんの興味も無いので
別にクーポンもらっても嬉しくも無いし買おうとも思ってなかったけど
10枚ももらったので1枚くらいは消費しておこうかなっていうだけのお話。

おっさんのおもちゃ

2010年04月07日 | iPhone

Gizmodeでも使ってた有名な画像をわざわざ壁紙サイズに切り出す。

情報元がニコニコってのが問題ではあるけど
iPhoneを含めたスマートフォンについてのこの記事とコメントをずっと読んでた。

確かになぁー、結局は携帯とiPhoneの2台持ちだし
ド田舎だからHSDPAの恩恵もないし
iPhoneでしか出来ない事で
無くなってしまうとすごく困ることって特に無いんだよな。
ネットもメールも携帯で出来るし
iPhoneのアプリで常用しているのだって
携帯でも出来てることだったりするんだよなー

一日外出で持ち歩いていても
結局はバッテリーを気にして使用頻度を下げたり
音楽用にはiPodを別に持っていったりして
それでも日が沈む頃には家までバッテリーが持つか
心配になってきて無駄なストレスを抱えることになるし...

菜の花。

2010年04月06日 | Weblog
3月で引退の予定だったボロボロのおじいちゃん電車だったけど
理由はよく分からないが、あと少しだけ頑張って走ってもらっているそうな。



引退が延びたおかげで見ることが出来た最後の花道。

まだ見れることに嬉しくもあるけど
事故が起きる前に綺麗に終了を願う気持ちもあったりする。かな。


久しぶりの海藻。

2010年04月06日 | Weblog


この間の日曜日の干潮に合わせて
国立科学博物館の人が海藻のサンプル採集に来たので
久しぶりに海藻にふれる機会があった。科博のお菓子ももらった。

昨年一年間は海藻採集まったくしないどころか
新日本海藻誌すら開いてないんじゃないかなぁー
サイトの方だけは海藻標本の作り方のページをひっそりと追加したけど
メインの部分は見てもいないや。

でもまぁ、そんなオイラの事も科博の人は知っててくれたし
やはりこう研究者として一線にいる人の仕事を拝見させてもらえて良かった。
最近知り合う人って、どこかダラダラとしたローカルな感じで
自分はそんなに頑張らないのに他人の事にはやたら厳しくて陰口ばかり言って
5時で仕事が終わらないと不機嫌になり
月に二回は平日でも夕方6時から飲み会とか
もう、目先の安っぽい楽しみだけで毎日を消費する事に
疑問を持たないような人達ばかりだったから
自分自身も少しそういう堕落した生活に流されかかっていたんだよね。
やっぱ、芯のある生き方してる人は違うな!こうじゃなくちゃ!!
ピリッとした世界で生きてる人と会う事ってホント大事だな。
第一線で活躍してる人にもっと会って勉強させてもらいたいな。うん。

そんな感じで、今回は海藻の事よりも
自分の今のダメっぷりを見直すいい機会に出会えた気がしましたよ。
そろそろ、データベース再起動しちゃおうかなー。
ズバッと3年くらい集中して作業してリニューアル版を作ってみようかな。

処分品

2010年04月05日 | Weblog


型落ちで処分品になってたCASIO EXILIM EX-FC100を購入。

基本的にこのクラスのコンパクトデジカメには
画質や性能なんて最初から全く期待してないけど
このカシオのシリーズで撮る事が出来る
ハイスピードムービーってのだけは前からすごく気になってて
それが今回1万そこそこで試せるのなら
買ってもいいかな思ったもんでね。

銚子の和スイーツ 「さのや・今川焼き」

2010年04月04日 | ランチ
和スイーツて(笑)。銚子にある『さのや』の「今川焼き」の話。



休日の晴れた日に、ブラブラ歩いて買いに行く『さのや』の今川焼き。
さのやで買うのはいつも決まって「白黒1つずつ」。
・・・っていうか、ガラガラっとドアを開けて店に入りながら
「白黒1つずつ。持ち帰りで。」とメニューを見ずに流れで注文してしまうので
何度も行ってるくせに他に何が売っているのか実は全然知らない。

注文時に焼きあがっているのがあれば
お店のお姉さんが手際よく今川焼きを2つ紙でクルクルっと巻いて
「横になってるほうが白ね」と言いながらポンッと渡してくれる。

渡された包み紙を手に持ち温かさと蒸気が伝わってくるのを感じながら
家までまたブラブラと歩いて帰る。

さのやの今川焼きは写真からも分かるように
高さと直径がほぼ同じ長さの円柱形をしてて
大きさはドアノブの握る部分くらいあるんだけど
皮が薄めに作られているため全体の約96%はアンで構成されている。
なので、持ってみると見た目よりもズッシリと重い。
もうね、皮なんてアンを食べやすくするために包んでみました的な感じ。
皮なんてただの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。



そして、その96%のアンだけど
結構トロッとユルめのなめらか仕上げになっているので
アホの子のように出来立てをテンション高くそのままかぶりつくと
皮の破れたところからアンが噴出して手や服について大惨事になったり
一気に口の中にアンが流れ込んできて小龍包状態になる可能性もあるので
手で半分に割ってからアンをこぼさないように食べるのがおススメ。
ここで一番やっちゃいけないのが
逆に熱いのが怖いからといって完全に冷めるのを待ってしまうこと。
これをやると薄い皮が逆にあだとなって
皮に含まれる水分を蒸気として出し切ってから冷めて固まるという最悪の流れになるので
結果として尋常じゃないくらいカッチカチになっちゃうんだよね。
なので、賞味期限は『買った時の余熱があるうち』ですよ。
それより冷ましちゃうとさのやの本当の美味さを知らないまま
あなたは一生を終える事になるだろうね。
お土産として東京まで持って帰るとかはまずムリ。銚子市外持ち出し禁止です。

それから、甘いモノを食べておきながら
『ここのスイーツは甘さ控えめで美味しい♪』とか言う
生まれた時からカルピスウォーターを飲んでるような人には無理だろうね。
親にカルピスを作ってもらう時に「濃い目に作って」と懇願したり
一度でいいからカルピスを原液のまま飲みたいと思った事も無いような
ゆとり世代以下にはもったいない甘さがこの今川焼にはあるんだよね。

なので、アンには昔ながらのしっかりとした甘さがあり
なおかつ最初にも書いたように96%はアンで出来ているので
一撃必殺の右ストレート的な攻撃力というよりも
「甘い物が甘くて何が悪い!」と言わんばかりの一撃を
怒涛の連打で打ち込んでくる甘味のデンプシーロールですよ。
もしくは、水曜どうでしょうだったら確実に
「ミスター、甘いモノ好きだから~」って大泉さんや藤やんに言われて
連チャンで食べるミスターの映像の直後に『ミスター生き地獄』と出るレベルです。
「だれが一人で食べろっていったの!?」「あやまれよ!」みたいな

それくらい甘さと量の相乗効果による攻撃力はあるので
「甘いの苦手」と公言するような軟弱者は
わざわざネットの評価に釣られて食いに来る必要はないんじゃないかな?と。
銀のあんとかのカスカスの量産たい焼きでも食べてるのがお似合いだと思います。
逆に、ガツンと甘いモノを食べてやるって気持ちで来る人には
大満足の今川焼きだと思います。

さのや