藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

くじら弁当

2012年04月26日 | Weblog
館山の沖ノ島に磯調査に行くことになったのだが
大潮の時間が11時頃からとすこし遅めにスタートできる潮の状況だったので
せっかく館山に行くなら前々から気になっていた弁当を買おうと決意し
少し家を早めに出て館山駅に向かった。

房総半島の旅番組でたびたび取り上げられていたり
旅行雑誌の人気の駅弁特集なんかでも上位にランクインしたりして
見かけることが何回かあったものの
わざわざ家から3時間もかけてこれだけを買いにいく程のマニアでもなかったので
ずっと気になるばかりでモヤモヤしていたんだよねー

でも、ようやく自分の中で引っ掛かっていたものが
ひとつ取る事が出来てスッキリしましたよ。


館山駅で売っている「くじら弁当」
1日30個限定ってのがまた購入意欲を掻き立てられるよね。
ちなみに、館山駅で売っているけど買う為に改札を出る必要があるので
非公式の駅弁という不思議な立場らしいです。

掛け紙は4色刷りの印刷でイラストと文字のみの素朴感丸出しでイイ感じです。
派手な写真とか萌えキャラとかいらないから。
何が入っているのか分かればそれだけでいいんだってば。


弁当に乗っているのは「鯨の大和煮・炒り卵・鯨の味噌そぼろ」

中身も超シンプル。イイネ!
っていうか、おかずの50%以上は鯨なんだね。
さすが、くじら弁当。名前に偽りなしです。



僕もそこそこのオッサンなのでくじらの味は覚えてますが
この大和煮は昔食べたイメージよりも全然食べやすくなってて
くじら独特のクセを抑えつつも風味はしっかりと残っており
もちろん鯨なのでスジっぽさはあるけど柔らかく煮込んであってけっこう美味しいですよ。
結構この鯨の肉は好きだなぁ。



鯨の味噌そぼろってのは初めて食べたけど
素材が鯨と言われなきゃ分からないくらいに美味く調理されてて
程よい味の濃さだからごはんがどんどん進むね。
そぼろもまたかなりの好印象。この年になって鯨肉の美味しい食べ方を一つ覚えましたよ。

クジラを食べた事のない今の軟弱者の若造には
鯨肉のスジっぽい感じや独特の獣っぽいクセがイマイチかもしれないが
学校給食で出てきたガチガチにスジばって噛み切れず
噛みしめるほどに獣の血の味のする竜田揚げを苦労して食べてた僕からしたら
鯨の肉のイメージが全く変わるくらいの美味しい衝撃でした。

1,000円という値段は駅弁としたら普通かやや高めの設定だけど
珍しいくじら肉がこれだけ入ってて
1日30食限定っていうネタ的にもおいしければ
1,000円っていう値段以上の満足間違いなしですよ。(特に30代後半以上にはおススメ)
炒り卵の上に紅ショウガだけじゃなく
彩りで緑色の豆でも数個程散してあっても綺麗な感じがするけど
そんな事したら途端に間違いなく本当の幻の弁当になっちゃうんだろうな。

くじら弁当マジおススメでした。


館山駅東口の階段降りた正面『喫茶マリン』
10時~18時
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