風が強い

2012-11-18 18:55:55 | Weblog
雲ひとつ無い青空に、銀杏の黄色が良く映えていました。
それにしても、風が強く冷たい…。
バスの中は縁側での日向ぼこみたいなものですから、上衣着用では汗だくです。
ところが一歩外へ歩み出すと、今度はこの汗が仇になる┓( ̄∇ ̄;)┏


ここ二週間ほど、ホントのところちょっと気分を持て余し気味。
ある方の訃報が届いたことがきっかけでしょうか。
長く闘病中だったとは申せ、それなりに病状は落ち着いていたと思っていただけに、不意を衝かれたような心持ちですね。
子どもさん、まだやっと2歳じゃなかったかしら。
生命ある者はいつか必ずこの世を去る…理屈ではわかっていても、気持ちの上では割りきれないものと、改めて思います。
無闇に感傷的すぎるのは、良くないのですけどね

晩秋の雨

2012-11-17 14:21:46 | Weblog
オフの土曜日。
午前中は、風こそあったものの雨は大したことなく、、向島百花園に足をのばそうか、なんて思っていたのです(←いつもながらの、単なる思い付き)。
でも、グズグズするうちに雨音が高くなり断念(ちと大袈裟かな…笑)。

この雨風で、かなりの紅葉が散ってしまうかもしれませんね。
名残の紅葉狩りを計画しないと(笑)。


部屋で活字と戯れているうちに肌寒くなり、ふとメグレ愛飲のグロッグを思い出し…飲みたく、ではなく、メグレシリーズを読みたくなってきます。
当然手元にはありませんから(実家の屋根裏か福岡の旧宅にあるはず)、図書館で探さねばなりません┓( ̄∇ ̄;)┏
でも、次のオフには忘れているのですよねぇ(苦笑)。

霜月半ば

2012-11-16 21:14:32 | Weblog
秋晴れの穏やかな一日。
夕暮れ時に買い物がてら散歩に出ると、柳眉のような三日月が浮かんでいました。
でも、明日は雨になるそうで…これからは、一雨ごとに冬らしくなっていくのでしょうね。



師走16日は、都知事選に衆院選のダブル投票日に。
小説家擬きが都知事を退いたのはめでたいことですが、新銀行東京やオリンピック誘致での浪費や尖閣諸島購入騒動で集めた寄付金など、後始末を全て放り出してのこと。
責任を問うこともせずに「第三極」などと浮かれて喧伝しているらしい(ニュースは携帯サイトで見るだけですから)マスコミって、一体何なんでしょうね。
前大阪府知事もそうですが、自治体の長としてきちんと働かない連中を持ち上げるのはやめてもらいたいものです(報酬だって返上させるべきではないかしら)。
もっとも、このヒト達がまともに仕事をしたら、今より目も当てられないことになりそうですが(ーー;)

ところで、今回の衆院選の争点は…?
政界再編だの政権交代だのなんて話は、勘弁願いたい。
震災復興・原発・米軍基地・オスプレイ・TPP等々、論じられるべきことは山ほどあるはずです。
消費税や社会保障改革も、あのままで良いとは思えません。

耳に痛い話も口に苦い話も含めて、日本の現況をきちんと説明し、それを踏まえての政策を打ち立てられる政党・政治家を望むばかりです。

言い掛かりかしら

2012-11-15 00:26:27 | Weblog
冬に向かって邁進中…苦笑。
日中は時折青空が見えましたが、俄か雨の後は一段と気温が下がったのではないかしら。
日が暮れると、寒さ倍増のような…。



さて、昨日の上野の目的は、“尊厳の芸術展”(東京藝術大学美術館)でした。

アート関係のサイトで目について、「尊厳の芸術」って何?と思ったものですから。
「尊厳」という言葉、日常で使われることはほとんどありませんし、真っ先に連想されるのは「尊厳死」…精神が貧困と指摘されれば、返す言葉もありません。

この展覧会、NHKが一枚どころか百枚くらいかんでいるようです。
チラシの紹介文では…
アメリカのスミソニアンアメリカ美術館レンウィックギャラリーで2010年に開催された展覧会「The Art of Gaman」は、強制収容所の中で制作された作品を紹介し、アメリカ国内で大きな反響を呼びました。
今から70年前のアメリカ西海岸では、それまで普通の市民生活を送っていた日系アメリカ人が、日米の開戦を受けて収容所に隔離され、厳しい生活を強いられました。
こうした環境の中で、人々は生活を少しでも豊かにし人間らしく生きるために、拾った石から硯を彫り、植物の繊維で箱を編み、木材から工芸品を刻み、種子や地中から掘り出した貝殻で装飾品を作り上げたのです。
粗末な道具と素材だけで工夫されたからこそ、まさに「心のこもった」ものばかりです。
物資と情報があふれる今の時代に生きる私たちは、それらの作品から、「ものづくり」の原点を感じ取ることができるでしょう。
2010年11月にNHKが「クローズアップ現代」でこの展覧会を紹介したところ、日本での開催を求める声変わり数多く寄せられました。
このたび日系アメリカ人の強制収容から70年を迎えるのに合わせて、全国5会場で本展を開催します。
…とのこと。

確かに、胸塞がれる思いがする作品ばかりです。
今まで築き上げてきたものを取り上げられて収容所へ送られ、ろくな物資もなく、いつ解放されるかもわからない日々で、矜持を失うことなく過ごすためにどれだけの努力を払わねばならなかったか。
作品の背景にあるものに思いを馳せた時、ただ頭が下がるばかり。

ですが、その一方で、でも…と思うのです。
少なくとも、日本とアメリカが戦争をしなければ、彼らはこのようなめにあうことはなく、当然これらの作品が生まれることもなかったはず。
その意味では、戦争資料館のようなところで展示される性質のものではないかという気がするのです。

会場に置かれていたガイドブックには、強制収容についての説明もありました。
ただ、「本展を通じて、厳しい環境の中で優れたものづくりに取り組んだ日系アメリカ人たちの“不屈の精神”や“創造性”に触れていただければ幸いです。(主催者)」とか、「豊かな時代の中で便利な道具機器に恵まれた私たちは、東日本を襲った大震災を経験して、高度文明の意外な脆さを知らされました。我らの同胞が70年前に、厳しい生活の中で、粗末な素材から手作りで生み出したこれらの「心のこもった」作品は、現代の私たちが忘れかけている何かを伝えてくれるように思います。(日本展監修・薩摩雅登)」を読むと、違和感を覚えないわけにはいきません。

収容所から解放されて後、彼らの多くは作品について子や孫に語ることをしなかったそうです。
辛い日々を思い出したくなかったでしょうし、それ以上に、アメリカでこれから先も生きていくであろう子どもや孫に禍根を残すようなことをしたくはなかったからでしょう。
そのようなことを考えた時、この展覧会では作品の意味を意図的にすり替えているような気がしてなりませんでした。
個々の作品はどれも創意工夫に富んだ素晴らしいものばかりですし、作り手の心が真っ直ぐ伝わってくるような気がします。
「ものづくりの原点」や「不屈の精神」がないとも申しません。
ですが、それ以上に、戦争を二度と起こしてはいけない、との思いを強くします。


私たちはどのような時代を経てきたのか、どのような事柄があったのか、きちんと知ることから始めなければなりません。
過日の写真展“重重”もそうですが、この展覧会も見る者に事実の重みを突き付けているのではないでしょうか。
サブタイトルである“The Art of Gaman”、この言葉を噛みしめて…。

花盗人?

2012-11-13 17:05:30 | Weblog
穏やかではないタイトルですが、どうもそれらしき人を見かけたものですから。


上野のお山の噴水のあたりは、長期工事の後、すっかり面変わりしてしまいました。
舶来系某カフェが進出したり、オブジェやガーデニングの寄せ植えの如きものがあちこちの木陰に登場したり、かつての景観を知る者には何だかなぁ、って感じです。
それはまぁ、当方がどうこう申すことではないのですが…。

噴水の西側(旧奏楽堂側)の木立、東博寄りにあるトイレの裏手辺りになりましょうか。
色とりどりの草花が植えられた一角で、三~四十代に見える女性が、植え込みから何かを選んでは抜いているのです。
最初は草取りかと思ったのですが、遠目からも雑草を抜いているようには見えません。
抜いては根の状態を確かめて、元に戻したり別の場所へ動かしたり。
暫く眺めていますと、そのうち近くに置いていた自転車の籠からビニール袋を取り出し、抜いた植物を入れ、また新たにビニール袋を出しては植物を入れ、更にまた植え込みを探し始め…。

植物を入れたビニールを持ち帰るところまでは見ていません(そこまで付き合うほど暇ではない)ので、断定はできません。
でも、花盗人にしか見えなかったのですよねぇ。
わざわざ上野公園内派出所まで戻って警官を呼ぶのも面倒でしたし、先の予定がありましたので、そのまま放置したのですが…。

後味が悪くて、困っています。
私の誤解だったり、或いはその女性が逃げてしまった後であっても、警察若しくは公園事務所に連絡すべきだったのでしょうかねぇ。

雨になりました

2012-11-11 19:25:47 | Weblog
寒々しい色の空。
夕方からは、予報通り雨になりました。
室内でじっとしていると、手足の指先からジワリ寒さが伝わってきますね。




今月の休日は何やかやと外出続きでしたが、本日は久しぶりに予定のないオフとなりました。
のんびりと部屋の片付けをし、雨になる前に買い物へ。
最寄りのスーパーが入っているショッピングモールは、日曜ということもありかなりの人混みでした。
豆乳とバナナ、キャベツを購入…これは予定通り。
帰途、ちと荷物が重いかなぁと思いながら、小学校へ寄り道。

実は…。
今日の午前中、区の総合防災訓練がありました。
予告メールが昨日届き、今日は関連メールが全部で4通送信されました。
私の居住地域では関係する訓練はなかったのですが、避難場所がどこなのか知らないことに今更ながら気が付きまして(ーー;)

広域避難場所は、転居後すぐに確認したのです。
それだけで安心してしまったのですが、この広域避難場所は公園ですから多数の区民が雨露凌げる場所ではありません。
改めて区のホームページを見ると、区内の小中学校と福祉施設が避難所になっているのですね。
徒歩5分圏内に小学校は二校、片方は区民事務所の近くなので場所も道順も了解済み。
ところが、もう片方の小学校(投票所でもあるので、こちらが避難所になる可能性が大)は、通勤ルートからも買い物ルートからも外れる(逆方向)ため、一度も行ったことがなかったのです。
そこで、今更ですが見てみようか、と…。
行きに確かめれば良いものを、荷物がある帰りに寄ろうとするところが、いつもながらの見境なし行き当たりバッタリ┓( ̄∇ ̄;)┏
実際、歩いてみて思ったのですが、高架線路の向こうにある小学校に万一の時、無事に辿り着けるのかしら。
それに、すぐそばにある一級河川の土手が崩れて決壊することはないかしら、などと、考え出したらキリがなく…苦笑。
まぁ、災害発生時にどこで何をしてるか、ってこともあるのですよね。
勤務中だったり、オフで美術館や映画館にいたり、バスや電車で移動中だったり…。
就寝中にM7~8級の地震がくれば、間違いなく建物の下敷きに。
まぁ、体力・気力ともに衰えるばかりですから、せめて心覚えだけはしておかなくてはいけない、ということなのでしょうね。

本日の甘味

2012-11-10 18:56:04 | Weblog

秋晴れの空ですが、さすがに風は冷たい…。
桜や銀杏・欅その他の街路樹は、一気に色が変わり…。
冬支度を焚き付けられているような気分ですね(笑)。


本日の…トラちゃん。
どら焼きです。
抹茶皮はこし餡(識別し辛いですが向かって左側)、普通の茶トラ皮はつぶ餡。
寄る年波には勝てず?うさぎやのどら焼きのボリュームを持て余し気味の身には、このトラちゃんはお手頃サイズです。
小豆餡と皮のバランスも良いですね。

生まれは寅歳なれどタイガースファンではなく、大学のOBが監督だからベイスターズ贔屓ってこともありません。
単に、ハマのトラちゃんって何よ?と思っただけの話(笑)。
製造・販売元は『菓匠しげた』、本店は弘明寺から遠からぬところにあるようです。

他に、『横濱あんぱんまんじゅう』なんてハイカラ菓子もあったりして…笑。
餡パン草創期の気分が伝わってくるようですね(笑)。

いいなぁ、横濱…笑。

買ってしまった(^^;;

2012-11-08 14:49:00 | Weblog
一の酉。
お酉様にしては、穏やかな日のようで…。
帰宅する頃を思えば上衣は欠かせず、しかし日中に着て動くと汗が出るし、目下漏れなくホットフラッシュもついてきますんで…困ったもんです。



出勤途中で書店に寄ったのが敗因でした(ーー;)
岡野玲子『陰陽師』、新しいシリーズが始まっていたのですね。
いや、知らなんだ…このところ、よしながふみに重点を置いていたので、全くノーマークでした。

と言うわけで、本日の収穫
*陰陽師 玉手匣1.2(岡野玲子/白泉社)

うぅむ、コミック増殖中ですね。

今日は立冬

2012-11-07 14:30:46 | Weblog
とは申せ、日当たりの良いところでは半袖で過ごせるような陽気です。
ちょっと歩くだけで汗ばむような…。
でも、夜の冷え込みを考えると、上衣持参になるのですよね。
持参の飲料をペットボトルから水筒に切り替えたこともあり、荷物が重い(ーー;)



昔々…JRがまだ国鉄(日本国有鉄道)だった頃の話。
確か、昭和51、2年だったと思います。
運賃が値上げされて間もなくの時期のある日曜午後、上野発常磐線快速電車の発車を待っていました。
車内は八~九割方席が埋まっていたでしょうか。
私の前のシートには夫婦と子ども(小学生)三人の他にこの家族とは無関係の大人が一人座っていました。
空席は一人分です。
そこへ、一組の中年夫婦(五十代位)が乗車。
先ず、妻は夫を空いた席へ座らせました。
それから子連れ家族の前に立ち、徐に大きな声で先ず、国鉄の運賃値上げをぼやきます。
次に、子どもは立つのが当たり前だしそもそも運賃をちゃんと払っている大人が立って半分しか払っていない子どもが席を一人前に占領するのはおかしいと、周囲に同意を求めるような喋り方をしたのです。
ううむ…当時中学生の私は大人の運賃を払っていましたが、年少者が年長者に席を譲る意味合いでは立つべきかもしれない…でもこのオバサンには譲りたくない(苦笑)。
同調する声はないまま(皆さん知らん顔ですよね)、目の前で幾度か繰り返される話に根負けしたのか、一家五人の母親(オニの形相でしたね)が隣に座っていた父親(つまり夫ですね)に合図を送って無理矢理立たせ、そこにかのオバサンを座らせたのでした。

これには内心驚きましたよ。
フツー、ここは子どもを立たせるところでしょ。
子どもは三人とも具合が悪そうには見えませんでしたから。
そんな妻に従う夫もどうかと思いましたが…。

オバサンは、「あら、ありがとうございます」か「すみませんねぇ」か何か言いながら座って、途端に大人しくなりましたねぇ。
子どもではなく大人が座っていた席でいいのか、と突っ込みたくなりましたっけ(苦笑)。

言ってることだけは、そこそこ正論だったオバサン(苦笑)。
当時は『ダメおやじ』のオニババが連想されました。
考えようによっては、見ず知らずの他人に説教(と言って良いのかどうか…)できた最後の世代なのかもしれません。
他所の子を叱る大人も、他人の世話をやく大人も、とんと見なくなりました。
私自身、気にしながらも『見猿言わ猿…』で遣り過ごすことがほとんどですから…。
声高な自己主張ばかりでは困りますが、一歩距離を置いた視線からの注意は何時の時代も必要なのかもしれません。
それが差別や切り捨てに繋がらないように気を付けながら…。

雨の一日

2012-11-07 02:15:09 | Weblog
夜には止むはずではなかったかと思うのですが、遅くまで細かい雨が降り続きました。


お昼前、物好きにも土砂降りの中を外出。
基本的にはインドア派ですし、得意技は物事を先送りすることですが、その一方で、思い立ったが吉日とも思っていまして…。
欲望に忠実なだけなのかも(苦笑)。


夜は寺ネット・サンガ(任意団体)の“坊コン”に初参加。
寺ネット・サンガや中下大樹代表についてはマスコミでも度々取り上げられていますので、私が今さら何かを申す必要はないでしょう。
詳しいことは http://teranetsamgha.com へ。

で、こちらの定例会が“坊コン”でして、前半は講話、後半は共通テーマで班ごとにディスカッションを行ってから全体発表会という流れのようです。
今宵は、前半が反町吉秀氏「法医学者が語る死生観」、後半が「自分で書きたい自分の死亡記事」でした。
反町氏のお話は、お人柄がそのまま反映されたような内容。
後半については、班の構成員によって話の流れが結構変わったのではないかなぁとの印象。
生命あるものはいつかは必ず死を迎えるわけですが、時も場所も亡くなり方も選ぶことはできません。
身近な人々とよく話し合って死後の段取りをプロデュースすることが、生前にできる唯一のことなのかもしれませんね(どこまで実現できるかはまた別の話)。
個人的には…本日のテーマと直接関係はないものの、直葬や家族葬に宗教(宗教者)はどのように関与する(関与できる)のか、葬祭業界の方に伺ってみたい気がしました。
どうも上手くまとめられませんし、時間に追われるような部分もありましたので、終了後にとりとめない感想が浮かんでくるようです。

次回の坊コンは、12月5日(水)18:30~、テーマは『終活・宗活』だそうです。
残念ながらこの日は仕事で参加できませんが(/_;)
会場等詳しくは、ホームページへ。

坊コン後には懇親会があり、今回は白木屋に会場を移して会費は3000円とのこと(出席者の約半数が参加)。
さすがに昼前からウロウロして草臥れたので、パス…これまたご縁がございましたら、ですね。
このような形で考えるきっかけを与えてくれる時間を設けていただいたこと、感謝いたします。