霜月の終わりに

2012-11-30 23:59:41 | Weblog
曇り勝ちの一日。
ホント、寒くなりました。


月末は各種支払いのため、金融機関巡り。
その後、駅の改札をくぐったものの、特にあてはなく…シャンテで映画を見ることに。

ピッタリの時間だったのが『危険なメソッド』。
イギリス=ドイツ=スイス=カナダ合作、監督はクローネンバーグです。
フロイトとユングとザビ-ナ・シュピ-ルラインの三人の関わりを描いたもので、ジョン・カーのノンフィクションを基に書かれたクリストファー・ハンプトンの戯曲が原作だそうです。
史実を描く際、どこに軸足を置くか、ということになりますか。
この素材でしたら、恋愛映画として描くこともできたでしょうし、ザビーナの成長物語のように作ることも可能だったと思います。
ですが、映画は史実をなぞるように淡々と話が進みます。
字幕に気を取られすぎると、表情や仕草への注視が疎かになるのが難点でしょうか。
私自身は、久しぶりにヨーロッパらしい映画を見たような気がしました。
まぁ、精神分析やザビーナなどの人間関係などに興味がなければ、退屈な作品かもしれません。


それにしても…前回シャンテで見た映画は何だったかしら。
一昨年師走の『SP 野望編』だったような気もするし、その後に何か見たような気もするし…咄嗟に思い出せませんね(苦笑)。


追記
『愛する人』を昨年2月に見ていました。
実際に妊娠中だったナオミ・ワッツが、妊婦役を演じたのでしたっけ。
『危険なメソッド』もそうですが、これもDVDではなく劇場で見るほうが良い映画かな。