今日は立冬

2012-11-07 14:30:46 | Weblog
とは申せ、日当たりの良いところでは半袖で過ごせるような陽気です。
ちょっと歩くだけで汗ばむような…。
でも、夜の冷え込みを考えると、上衣持参になるのですよね。
持参の飲料をペットボトルから水筒に切り替えたこともあり、荷物が重い(ーー;)



昔々…JRがまだ国鉄(日本国有鉄道)だった頃の話。
確か、昭和51、2年だったと思います。
運賃が値上げされて間もなくの時期のある日曜午後、上野発常磐線快速電車の発車を待っていました。
車内は八~九割方席が埋まっていたでしょうか。
私の前のシートには夫婦と子ども(小学生)三人の他にこの家族とは無関係の大人が一人座っていました。
空席は一人分です。
そこへ、一組の中年夫婦(五十代位)が乗車。
先ず、妻は夫を空いた席へ座らせました。
それから子連れ家族の前に立ち、徐に大きな声で先ず、国鉄の運賃値上げをぼやきます。
次に、子どもは立つのが当たり前だしそもそも運賃をちゃんと払っている大人が立って半分しか払っていない子どもが席を一人前に占領するのはおかしいと、周囲に同意を求めるような喋り方をしたのです。
ううむ…当時中学生の私は大人の運賃を払っていましたが、年少者が年長者に席を譲る意味合いでは立つべきかもしれない…でもこのオバサンには譲りたくない(苦笑)。
同調する声はないまま(皆さん知らん顔ですよね)、目の前で幾度か繰り返される話に根負けしたのか、一家五人の母親(オニの形相でしたね)が隣に座っていた父親(つまり夫ですね)に合図を送って無理矢理立たせ、そこにかのオバサンを座らせたのでした。

これには内心驚きましたよ。
フツー、ここは子どもを立たせるところでしょ。
子どもは三人とも具合が悪そうには見えませんでしたから。
そんな妻に従う夫もどうかと思いましたが…。

オバサンは、「あら、ありがとうございます」か「すみませんねぇ」か何か言いながら座って、途端に大人しくなりましたねぇ。
子どもではなく大人が座っていた席でいいのか、と突っ込みたくなりましたっけ(苦笑)。

言ってることだけは、そこそこ正論だったオバサン(苦笑)。
当時は『ダメおやじ』のオニババが連想されました。
考えようによっては、見ず知らずの他人に説教(と言って良いのかどうか…)できた最後の世代なのかもしれません。
他所の子を叱る大人も、他人の世話をやく大人も、とんと見なくなりました。
私自身、気にしながらも『見猿言わ猿…』で遣り過ごすことがほとんどですから…。
声高な自己主張ばかりでは困りますが、一歩距離を置いた視線からの注意は何時の時代も必要なのかもしれません。
それが差別や切り捨てに繋がらないように気を付けながら…。

雨の一日

2012-11-07 02:15:09 | Weblog
夜には止むはずではなかったかと思うのですが、遅くまで細かい雨が降り続きました。


お昼前、物好きにも土砂降りの中を外出。
基本的にはインドア派ですし、得意技は物事を先送りすることですが、その一方で、思い立ったが吉日とも思っていまして…。
欲望に忠実なだけなのかも(苦笑)。


夜は寺ネット・サンガ(任意団体)の“坊コン”に初参加。
寺ネット・サンガや中下大樹代表についてはマスコミでも度々取り上げられていますので、私が今さら何かを申す必要はないでしょう。
詳しいことは http://teranetsamgha.com へ。

で、こちらの定例会が“坊コン”でして、前半は講話、後半は共通テーマで班ごとにディスカッションを行ってから全体発表会という流れのようです。
今宵は、前半が反町吉秀氏「法医学者が語る死生観」、後半が「自分で書きたい自分の死亡記事」でした。
反町氏のお話は、お人柄がそのまま反映されたような内容。
後半については、班の構成員によって話の流れが結構変わったのではないかなぁとの印象。
生命あるものはいつかは必ず死を迎えるわけですが、時も場所も亡くなり方も選ぶことはできません。
身近な人々とよく話し合って死後の段取りをプロデュースすることが、生前にできる唯一のことなのかもしれませんね(どこまで実現できるかはまた別の話)。
個人的には…本日のテーマと直接関係はないものの、直葬や家族葬に宗教(宗教者)はどのように関与する(関与できる)のか、葬祭業界の方に伺ってみたい気がしました。
どうも上手くまとめられませんし、時間に追われるような部分もありましたので、終了後にとりとめない感想が浮かんでくるようです。

次回の坊コンは、12月5日(水)18:30~、テーマは『終活・宗活』だそうです。
残念ながらこの日は仕事で参加できませんが(/_;)
会場等詳しくは、ホームページへ。

坊コン後には懇親会があり、今回は白木屋に会場を移して会費は3000円とのこと(出席者の約半数が参加)。
さすがに昼前からウロウロして草臥れたので、パス…これまたご縁がございましたら、ですね。
このような形で考えるきっかけを与えてくれる時間を設けていただいたこと、感謝いたします。