昔、むかし、あるところにじいさまとばあさまとが笠づくりをして暮らしておりました。
ある年の暮れ「じいさまや、もうお正月、家にはもう何もないけれど、どうしましょう。」「なあに、心配することはないさ、今から、笠を売りに行ってくる。」・・・
じいさまは、夜なべして作った編み笠を五つ持って吹雪の町へ・・「編み笠ァ、買っとくれ!」・・・だが、一つだって売れません。あきらめて帰りかけました。・・途 . . . 本文を読む
痰をテイシュでとる度に「痰のつまりし 仏かな」を思い出す。
「糸瓜咲いて 痰のつまりし 仏かな」の句は、正岡子規の辞世の句と言われている。
病床の子規は、窓の外に実った糸瓜を見て「仏と同然の自分には、如何によく効く糸瓜の水も、効かないし間に合わないだろう」と詠んだという。
病棟での話である。四人部屋の病室には、粉塵公害でか、喉に詰まった痰を定期的に吸い取って貰っている。「ガ~ガ~ズボズボ . . . 本文を読む
「歩調を取れ!」・・・まず聞いたことが無いだろうと思う。
軍隊用語か、今は自衛隊、警察・消防あたりでやっているのか、行進のとき使われるようだが・・行進の足取り、足並みのことを言うようである。馬術では使っているのかとも思うが・・・並足?
北朝鮮や中国の軍隊のパレード行進が放映される事があるが、足を極端に高く上げでいる姿は凄いものである。
「歩調を取れ!」の号令で並足から、手は肩の高さまで . . . 本文を読む
「鶏三歩だな~!」
何のこっちゃいな~それはあなたのことではない?いや私のことである。
昔はこんなんじゃなかったのに、我ながら悔しくイライラする。人には言えない恥ずかしい場面がポロポロと・・・徐々に進行していき、もう抑えきれないモウロク爺ババが辿る道がそこに厳然とある。
「鶏は三歩歩けば忘れる」などと、直ぐに物忘れをすること、又は、よくものを忘れる人をからかったり、侮ったりする時に言 . . . 本文を読む
「自分には厳しく、他人には甘く」これをモットーに生きてきた人は尊敬に値する。
殆んどの人が「自分には甘く、他人には厳しく」である。よく、人はこういう御方に対して批判して嘲笑う。どちらも、それが普通人、凡人のなすことである。ましてや、お歳を召された御方は、その傾向がある。結局、無責任に通ずることになる。それは私です。そして・・・あなたは?
人の上に立っている時は、これを示さなければならないが . . . 本文を読む
「カジカ」って何なの?と聞かれた。
この歳まで真剣に考えてみたこともなかった。想い起こしてみても、カジカ鳴く里などと、歌にあったような記憶がある程度で、魚が瀬でヒレを震わせて鳴くのかなあ~とも思ったが、蛙の一種だとは思わなかった。
・・・・と言うのも、現実に生の鳴き声を聞いたことが無かったからだ。渓谷などの旅行で聞いたことがあるかもしれないが、関心もなく記憶に無いのである。
INで調 . . . 本文を読む
アメリカでの話である。
生後1か月の女児を電子レンジに入れて死亡させた母親に終身刑の判決が下された。日本での話か、お婆さんがずぶ濡れになって外から帰ってきた猫をレンジに入れて乾かそうとしたとか・・
無い家庭は無いくらい普及している電子レンジ(Electronic oven)は調理には便利である。
高周波の電磁波を当てて食品などを加熱調理する装置(調理器具)で、食品内部の分子にエネルギーを . . . 本文を読む
京都・奈良をブラブラしている時思いだした。
大化の改新無理仕事(645)、何と(710)美し平城京、鳴くよ(794)鶯平安京、以後良く(1549)なろう天主教、いやむや(1868)の内に御維新・・・
入試などに出るので覚えたものである。よくも忘れないでいたものである。明治維新は2010から1868を引くと142年経っていると計算することには役立っている。
「ネンオシャチェブクトウバシメ . . . 本文を読む
少し前、民主党の議員が「鳥取、島根は日本のチベット」と発言し物議を醸した。地元では相当の反発があったようで、もっと大きな波紋を起こすと思ったがそのまま消滅した。
県別人口は島根74万、鳥取60万で最下位、その位置も区別がつかないのが一般的の様である。
私も新潟、山形の位置関係が明確ではない。居住地によって関係が薄いからである。
そこで奇しくも登場したのが「ゲゲゲの女房」NHKの朝ドラで . . . 本文を読む
「スパゲティ症候群」って知っている?と聞かれた。
初耳だったのでINで調べてみた。何と!重症患者の体内に、輸血、点滴、腹腔内監視、尿管カテーテル、気道、鼻腔に酸素などのチューブやセンサーを取り付け、まさにスパゲティがこんがらがった様相を表現しているようだ。最近出来た言葉であるが、医学用語?ではないと思うが・・・
老人クラブでは、男の料理が今盛りである。厨房に立ったことのない元企業戦士が包丁片 . . . 本文を読む
「おこがましい」という言葉もあまり聞かないし使わないが、どっこい生きている。
差し出がましい、出過ぎているの意味で「自分で言うのも・・・・・・が」。
このブログ意味が自分でもよく掴めないのにシャーシャーとのたまっているのが・・・・、急転直下するところが味噌である。
差し出た振る舞いも自分ではわからないままのたくり回って・・・・・・が。
何事も自分では解らないが、立場を変えて外に回って . . . 本文を読む
遠くて近いは男女の仲とはよく言ったものである。男女の仲は意外に結ばれやすいことの譬えで、エエッと思うことがある。縁は異なもの味なものとチト違うかも・・・
ここに挙げたのは近場の外国である。 国内旅行よりも格安で飛行機ではアッと言う間の3、4時間で着いている。そこは異文化の世界である。それこそ、遠くて近いものの譬えである。
暖かくなって少し落ち着いたら、ツアー旅行ではなく、ゆっくりボケー . . . 本文を読む
将棋の話である。関西の阪田三吉と関根金次郎との対局で勝利した十五年後に三吉があの時を回想し「銀がシクシク泣いていた」と語ったという。
「銀将」が防戦、攻められたのか、阪田にとっては身を切られるように辛かったのであろう。どうにか勝負を制したようだが、何時までも心に残っていたのだろう。
囲碁でも「石」の働きと言うか、重さがあるらしい。碁盤をフル活用して勝負をするらしいが、重責に耐えきれず、悲 . . . 本文を読む
「点滴」を何気なく眺めていると時間の経過は確実に過ぎていくのを改めて感じる。
音はしないが「ポツン、ポツン」と点滴が落下する速度は1時間で100CCが基準の様である。看護師が時計で測っているので聞いてみた。
暇なので計算をしてみると、1秒間に0.027CC、1CCは36秒である。こんなことを考える余裕があるのは良いことであるナ~と思う。
これを終日やる。一週間連続も・・・更に長くやってい . . . 本文を読む
孫3人が小学生であることからやってみようと、昨年4月から始めたのが「スクールガード」とか「ガードボランティア」というものである。
登下校時、それぞれの集合場所から学校まで、下校時は学校から集合場所まで付き添いということである。勿論これは強制的なものではなく自由なものである。
私は朝だけ小一時間である。大体、下校時までやっていることは知らなかったし、これじゃ一日仕事になってしまうのである。し . . . 本文を読む