昨日の小倉サマーJは大波乱。障害レースでの3連単は最高額になった。今日は伝統の函館記念。一時ほどではないが、荒れる重賞として定番のレース。今年のメンバーは多士済々で面白そう。
【函館9R:函館記念】
◎⑭マイソールサウンド
○③エリモハリアー
▲⑨マチカネメニモミヨ
△②ブルートルネード
×⑥トウショウナイト
×⑦マヤノライジン
×④エアシェイディ
雨の影響で朝の時点では重馬場。回復しても稍重程度か。更に力のいる馬場になり、函館らしくなってきたか。波乱になることが多い函館記念。それゆえにどこからでも狙えそう、何でもありの予想もいいか。ここはマイソールサウンドの激走に期待してみたい。重賞5勝はこのメンバーでは断然の実績。昨秋はGⅠ線の挑戦もあったが、体調的にもイマイチだったか。笹針をしてリフレッシュ効果はあるはず。調教もしっかりと乗り込まれており、動きもそこそこいい。今までの休み明けとは少し違うかも。鉄砲実績はまったくないし、58キロのトップハンデと不利なことばかりだが、気分よく走れればチャンスはある。
昨年の覇者のエリモハリアーが対抗。函館コースとの相性は抜群。昨年も完勝の内容だった。今年は休み明け3走目。着実に着順も上がっており、デキは上向いている。その上56キロのハンデは他の馬と比べても恵まれたかも。調教の内容もよく逆転は可能。
前走の巴賞で本命に推したマチカネメニモミヨ。伸びそうな場面も見られたが、伸び切れなかったのは休み明けの影響か。2走前の大阪城Sの内容を見る限り、以前に比べてパワーアップしていると思える。休み明けを1度叩いての今回、前進あって不思議ない。北海道シリーズで好成績を残している、伊藤雄二調教師も来年の2月で定年。函館記念の挑戦も今年で最後。これまで好成績を残しており、不気味な存在は確か。
前走はハイペースの中、先行してよく粘ったブルートルネード。函館では勝鞍はないが好成績を残している。内枠でスムーズに流れに乗れれば。調教の動きもよく昨年の雪辱を果たすチャンスは十分ある。
トウショウナイトは七夕賞で本命に推したが、4角で一杯の内容にはガッカリ。前走より相手は楽ではない。中1週で北海道の遠征と勝負の匂いは漂う。ただ、調教の動きなどは前走と変わらないくらい。復活しても不思議はないが。
4連勝中と勢いにのっているマヤノライジン。函館でも勝ち鞍はあり、函館コースは苦にしない。少し間隔が開いたことは気になるが、調教の動きからは問題なさそう。5連勝での重賞制覇は楽ではないが、可能性はありそう。ただ、55キロのハンデは少し見込まれたかも。
エアシェイディは重賞勝ちがないのにエリモハリアーより1キロ重い57キロ。地力で克服はできるはずだが、見込まれたのは確か。重賞でも安定した成績を残しているだけに怖い存在も、函館コースが初めてというのは不安。血統的にはGⅠでもという馬だけに、あっさり勝って不思議はないが…。
【小倉10R:北九州短距離S】
◎②ヒューマ
○⑤マルカキセキ
▲⑦ディープサマー
△⑥エムオーウイナー
×③ゴールデンキャスト
×⑨マヤノシャドー
9頭立てとやや寂しい顔ぶれ。このメンバーなら実績からマルカキセキで断然の冠を受けるが、今回は休み明け。今年は北九州記念が1200mに変わったこともあり、目標はこの先にまだまだある。小倉に滞在しての調教はなかなか良さそうで、緒戦から走れる態勢にはありそうも、仕上げに関しても100%ではない。道悪も予想される今回は少し評価を下げて対抗に。
本命には武豊Jが騎乗するヒューマ。1昨年はこのレースで2着した実績もある。今年で当レースは3年連続の出走となる。まだ準オープンの身だが、オープンでの好走実績もあり、それほど気にしなくていいか。1度使われての変わり身に期待。
ディープサマーは道悪は大得意。雨が速く降り出せばチャンスは十分。前走はペースが速かったし、距離も長かっただけにバテて当然。1200mの距離短縮は望むところ。ただ、連闘で再度栗東からの輸送だけに、体調面が少し気掛かり。
エムオーウイナーも格下で臨んだ前走のオープン戦で1番人気に支持された。連勝中の勢いを買われたのだろうが、結果は8着。やはりオープンの壁は厚かった。ただ、道中落鉄していたようで、度外視できる面もある。頭数も減ってマイペースの競馬ができればチャンスはありそう。
ゴールデンキャスト、マヤノシャドーはともに良馬場でこその馬。道悪はどちらも下手だけに、雨が速く降り出せばいらない可能性も。
【新潟11R:関越S】
◎⑦シンメイレグルス
○③オーガストバイオ
▲②オースミヘネシー
△⑪カイトヒルウインド
×⑨マイネルモルゲン
×⑧ナムラモンスター
×⑭ブラックタイド
注目は何といってもブラックタイドだろう。いまや全弟のディープインパクトに注目が集まっているが、この馬も一昨年はクラシックでと期待された馬。屈腱炎で2年3ヶ月の休養を余儀なくされたが、ようやく復帰することができた。今回は長期休養明けの上に、初のダート戦と厳しい条件ばかり。まともに走ればぶっちぎるはずだが、気性的にアテにならない面もあり、無印では怖いので、今回は押さえの評価にしておく。
本命にはシンメイレグルスを推す。前走のオープン戦は格上挑戦の身でありながら1番人気の支持。結果を裏切る形となったが、あのスローペースでは仕方がないところ。昨年はこのレースで2着しており、オープンでも十分やれる。相性のいい左回りに替わるのはプラス。メンバー的に前走のようなスローペースになることはないはず。2走前で見せたような末脚発揮の舞台は整った。兄のマイネルモルゲンには負けられない。
スローペースで逃げて6着に負けた、オーガストバイオの前走は少し物足りない。ただ、少し間隔が開いていたのが影響したか。今回は間隔を詰めて使うだけに前進必至。
オースミヘネシーノの前走は勝った馬にレコードで走られて、前が止まらない流れになってしまった。小回りの忙しい逃れはこの馬には少し不向きだったかも。新潟の広いコースに替われば変わり身はある。3走目で上昇も見込める。カイトヒルウインドは前走は出遅れが響いた。1400mの距離も向かなかった。1800mはプラス。スムーズに先行して粘りこめれば逆転のチャンスは十分。
マイネルモルゲンは休み明けだけが心配。ダートは勝鞍はないものの、重賞でも好走しているだけに問題ない。あとは1800mの距離を克服でるかだけ。まともならここでも地力は上位。ナムラモンスターは1700mの距離を克服できた。あと100m、そして広い新潟コースと更に不安はでてくるが、今のデキならチャンスはありそう。
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