先週のファブラリーS。終わってみればカネヒキリの圧勝。不安視されていた面もあったが杞憂に終わった。スタートを普通に出た時点で半分は勝ったも同然。メイショウボーラーとトウショウギアの超ハイペースで進んだが、中団を楽について回れた。直線は後続に差をつけた。勝ち時計はレコードに0秒2差。ただ、昨年と違い良馬場での時計だけに超優秀。これでドバイも楽しみになった。シーキングザダイヤも勝ちにいっての2着。勝った馬が強すぎただけ。この馬も順番は必ず来る。
今週から開催が替わり、西は阪神。東は中山。いよいよ春競馬も近づいてきた。
【阪神11R:アーリントンC】
◎⑭キンシャサノキセキ
○⑨ステキシンスケクン
▲⑥ロジック
△⑧イースター
×③ゴウゴウキリシマ
×②レッドバースピン
×⑤デンシャミチ
堅い決着でおさまることの多いこのレース。今年もその傾向か。本命は関東馬のキンシャサノキセキ。フジキセキ産駒というのに外国産馬という妙な感じがする。フジキセキがシャトル種牡馬でオーストラリアで種付けしたため。そのため、日本馬より半年生まれが遅い。そんなハンデはあるにしてもデビューから2連勝は評価できる。前走で見せた末脚は強烈。アドマイヤカリブを負かしているのだから、現状での実力もトップレベル。初めての輸送だけがポイントになるが、成長を見せる時期だけに克服できるか。関東に現れた新星に期待。
対抗はステキシンスケクン。前走はいいペースで逃げられたが、ゴール寸前でアドマイヤカリブに差しきられた。1400mの距離でも大丈夫ということは証明できた。今回は更に1ハロン延びる1600m。まして直線の急坂の阪神のコース。血統的に見たギリギリな気もするが、そこはペリエJの手腕に期待するか。中京で見せたスピードから短距離路線なら十分なのだが…。キンシャサノキセキが負かしたアドマイヤカリブに負けているだけに、そのあたりが。
ロジックは前走のレース内容が案外。スローペースを2番手で追走できていたのだから、抜け出す、あるいは2着は確保しなくてはいけないレースだったが、直線は伸びずに3着。後方にも差を詰められていた。距離なのか、発汗するほどにイレ込んでいたためか。今回少しリフレッシュを図ったことで、真価を問われる一戦。調教の動きももう少しという面はあるが、走れる態勢にはある。距離もマイルなら持つと思うだけに。当レースとの相性のいい武豊Jの騎乗も魅力。
イースターは前走は完全に展開に泣いた。それに道中でやや折り合いを欠いたのが応えていた。今回は先行馬が揃ったためスローにはなりにくい。ならば折り合いもつくはず。末脚は強烈なものを持っているだけに、展開が向けばチャンスは十分。ただ、この馬の場合ベストは1400mの気がしてならないが。重賞戦での距離克服も課題。
ゴウゴウキリシマは前走は展開も嵌ったことはあったが、時計も速かっただけに内容的にも評価できる。血統やレース振りをみてもかなり渋い馬。ただ、レースセンスはかなりある馬と見る。今回も中間熱心に乗り込まれており、デキに関しては申し分なし。この枠だけに行くか。ただ、他にも先行馬がいるだけに、乗り方がポイントになりそう。
レッドバースピンは未勝利を勝つまでには時間を要したが、勝ってしまったあとは連勝。前走は距離面での課題もあったが、後方から追い込んでの勝利、1600mにもメドは立った。あとは今回芝に戻るのがどうかだけ。ダート向きかもしれないが、芝は全く走らないわけではない。勢いがあるだけに穴ならこの馬。
デンシャミチはGⅠでは荷が重かった。今回も楽な相手ではないが、実績なら№1。調教本数は足りないのは確かだが、動きそのものは決して悪くなかった。一概に軽視できることも出来ず押さえには。
【中山11R:内外タイムス杯】
◎⑨スーパーチャンス
○①ジンクライシス
▲⑥カオリノーブル
△⑬イブロン
×⑫リスティアダーリン
×⑧タイキヴァンベール
×⑯タヤスターゲット
なかなか難しいメンバー構成だが、ここは最近の順調さからスーパーチャンスが勝利に一番近いか。前走は特注馬に取り上げた馬。直線も外かよく追い込んでいた。ここ2走のレース内容から見て勝利の回ってくる順番ももう間近なはず。自在のレスが出来るだけに、展開面に左右されることもない。初めての中山になるがこなせるはず。
ジンクライシスも実力だけなら準オープンにいる馬ではない。持っている素質は確かも、それを活かせない。使いたいレースがあると除外されるなど不運な面もある。前走の大敗は解せないが、調教の動きは良くなってきただけに、中山コースに替わっての見直しも出来るか。
カオリノーブルは楽に先行できるかがポイント。2走前は1000m通過が61秒を切るかどうかのペース、それでは潰れて当然。今回のメンバーでは単騎逃げが見込める。それならば前走のようにソコソコ走れる。得意の中山1800mでの巻き返しも十分可能。イブロンも中山ダートは初めてで、距離も初。前走の内容を見る限り、ダートの方が切れが活かせる。今回は昇級戦になるが、苦にする馬ではないし、突破できる力は秘めている。ただ、急坂の中山1800mという条件はピンとこない。走ってしまうかもしれないが、危険な面も秘めている。左回りがベストな気がするのも。ただ、鞍上は怖い内田博Jというのが不気味。
リスティアダーリンは1000万条件を連勝しての昇級戦。中山開催を待っていただけに調整も順調。ダートでは大崩がなく、堅実さでは1番か。この条件も連勝中で時計を詰められればチャンスも。タイキヴァンベールは展開次第の面はあるが、前走のレースを見る限りようやく復調してきたか。間隔は開いたが乗り込みはされている。タヤスターゲットは東京2100mがベスト条件は確かだが、中山1800mも案外走れている。前走は折り合いを欠いての惨敗だけに仕方がない面はある。まともに走れればこのクラスでもやれる馬。穴馬ならば。
人気blogランキングへ ←ぜひクリックを