雨が降って、波乱の決着が目立った土曜日の競馬。中山なんか霧で向正面がまともにテレビでも映ってなかった。昨日は何かと忙しく馬券を買わなかったが、結局は正解だった。今日は天候は回復。馬場がどこまで乾くかがポイントか。
【京都11R:日経新春杯】
◎②エルノヴァ
○④アドマイヤフジ
▲⑤インティライミ
△⑥トウカイトリック
×①マーブルチーフ
×⑧ストラタジェム
トップハンデが56.5キロ。最軽量が51キロ。GⅡ戦としては、頭数もさることながら、メンバー的にもややお寒い印象。インティライミの復帰戦ということで多少は注目されているが、それを除けば…という組み合わせ。実績的に考えればインティライミが断然の存在なのは確か。ダービーでディープインパクトに真っ向勝負を挑んで敗れはしたが、この馬の実力も相当のものとの印象を与えた。その後は爪に不安が出たということで、秋シーズンを棒に振ったが、新春にようやく復帰と相成った。一時は復帰も危ぶまれたとかの報道を見る限り、状態は相当深刻だったのだろう。そこからの復帰ということを考えると、実力は認めても割り引いた評価が必要。4歳馬世代の評価の低さについては、これから結果が出て行く段階。そのことはあまり考えていない。調教の動きも全体の時計は、昨年春の絶好調時と変わらないが、今週は上がりもかかりバタバタになっていた。あれをみても、ここを使ってが本音かも。▲評価が妥当。
本命にしたのはエルノヴァ。牝馬ながら、牡馬との戦いは苦にしないし、長距離戦は得意な舞台。前走も3600mという長丁場で、GⅠ馬のデルタブルースを最後まで苦しめた。昨年春も目黒記念4着などの好走歴多数。1着に比べ2着の回数が倍の11回もあるのは、勝ち味の遅さもあるかもしれない。有馬記念を除外されてここはわかっていたローテーションもあり、調教も動いている。年末あたりから不振だった厩舎にとってここが起爆剤となるか。藤沢-武豊Jのコンビはよほどの勝負でもない限り実現しない。ここで使ってきたということは勝負がかりか。
順調度からいえばアドマイヤフジも見劣りはしない。京都新聞杯3着、ダービー4着といずれもインティライミの後塵を拝しているが、実力的には着順ほど見劣りしない素質は持っているように思える。前走で1600万を卒業し、晴れてオープンに戻ってきた。決め手はなかなか鋭いだけに、末が活きる流れに持ち込めるかがポイントか。調教の動きも上に書いた2頭よりよかったように思えた。陣営が京都の下り坂をしきりに不安視しているのが気掛かり。前走勝っているから問題ないように思えるのだが…。
トウカイトリックも地道に実力をつけてきた。前走は完全に展開のアヤ。ただ、それでも前に詰め寄った内容は評価できる。2走前には福島の荒れた内目をただ1頭突っ込んできて連対を果たした。その前は重馬場を克服している。2000mの方がいいのは確かかもしれないが、この距離も勝っており不安視することはない。アドマイヤフジに比べて1キロ軽い斤量も有利。馬場状態を問わないだけに、回復が遅れればそれだけチャンスも広がる。
マーブルチーフは京都コースとの相性がいい。前走は完全に距離不足。2年連続2着しているレースだけに、距離延長、この舞台で真価発揮できる。昨日のような馬場状態ではダメだが、今日は晴れておりもう少し回復する。多少遅れても2走前のアルゼンチン共和国杯も雨が降っており、それで2着なのだから心配は要らないか。
昨年3着のストラタジェムはようやく1000万を卒業。勝ち味に遅かったが、連勝して今は勢いに乗っている。状態面もだいぶ良化してきた。ただ、勝鞍は坂のある阪神コースに集中していて、京都では2着はあるが、勝ってはいない。時計が少しかかるようならばチャンスはある。メンバーレベルも昨年とあまり変わらないだけに、昨年くらい走れるはずではあるが。
【中山11R:京成杯】
◎⑤ジャリスコライト
○⑦ニシノアンサー
▲④ネヴァプション
△⑪ディープウイング
×①マイネルグロリアス
×③シベリアンヒート
オープンを勝っている馬が2頭だけ。未勝利を勝ちあがってきてのすぐ馬も多い。例年に比べるとレベル的には低調な一戦。前走GIの朝日杯FSで1番人気に推されたジャリスコライトにとっては相手に恵まれた。ここは絶対に負けられない戦いとなった。その朝日杯はいつものようなハイペースではなく、スローに流れたことで、この馬にもチャンスはあったのだが、やや太かったのか、それとも初の1600mの流れに戸惑ったのか、それともやや掛かったことが敗因か。それにしても最後に止まってしまったのは??がつくが、3着ということは評価しなければならない。距離延長は歓迎材料。ニシノアンサーが作るペースなら、ハイペースになることはない。スローで上がり勝負になれば、このメンバーでは右に出るものはいない。賞金稼ぎには絶好。
この舞台でオープン勝ちを収めたニシノアンサーが対抗。前走は7頭立てと相手関係に恵まれた面が大きい。時計そのものは上がりもかかっており、当日の馬場状態を考えても評価は出来ないが、2走前の葉牡丹賞の内容が良かった。勝ち時計は2分を切っており、ハイレベルな一戦。そのレースで逃げてペースを作ったのがこの馬。あの時計で走れればここでもジャリスコライトを逆転できる可能性を秘めてはいる。ペース一つだけに、スンナリした流れになれば。
ネヴァプションの前走は内にササるなど、まだまだ若さ見せた一戦。気性面での成長が必要だが、一戦ごとに着実に進歩していっているのは確か。距離経験も豊富。連闘になるが、それほど気にする必要はないか。追い比べの展開になれば浮上の余地あり。
ディープウイングは札幌で未勝利を勝って以来。2戦目で負けた相手が、GⅠで2着して、ジャリスコライトに先着したスーパーホーネット。そこを物差しにして考えれば、この馬もここで通用して不思議ではない。追いきりの本数もそれなりにこなしているし、今週は古馬にあわせて先着するなど動きもいい。あとは休み明けで走れるかだけも態勢は整っただけに、不気味な存在。
マイネルグロリアスはここ2戦がやや脆いが、ハナに拘らない競馬ができるようになってきた。内目で上手く流れに乗れれば大駆けも。シベリアンヒートは3角過ぎから脚を使って、やや捲る競馬をしたが、最後は脚が上がってしまった。もう少しじっくり乗れば切れる脚は持っている。折り合いを上手くつけていけば連対圏も。
人気blogランキングへ ←ぜひクリックを
【京都11R:日経新春杯】
◎②エルノヴァ
○④アドマイヤフジ
▲⑤インティライミ
△⑥トウカイトリック
×①マーブルチーフ
×⑧ストラタジェム
トップハンデが56.5キロ。最軽量が51キロ。GⅡ戦としては、頭数もさることながら、メンバー的にもややお寒い印象。インティライミの復帰戦ということで多少は注目されているが、それを除けば…という組み合わせ。実績的に考えればインティライミが断然の存在なのは確か。ダービーでディープインパクトに真っ向勝負を挑んで敗れはしたが、この馬の実力も相当のものとの印象を与えた。その後は爪に不安が出たということで、秋シーズンを棒に振ったが、新春にようやく復帰と相成った。一時は復帰も危ぶまれたとかの報道を見る限り、状態は相当深刻だったのだろう。そこからの復帰ということを考えると、実力は認めても割り引いた評価が必要。4歳馬世代の評価の低さについては、これから結果が出て行く段階。そのことはあまり考えていない。調教の動きも全体の時計は、昨年春の絶好調時と変わらないが、今週は上がりもかかりバタバタになっていた。あれをみても、ここを使ってが本音かも。▲評価が妥当。
本命にしたのはエルノヴァ。牝馬ながら、牡馬との戦いは苦にしないし、長距離戦は得意な舞台。前走も3600mという長丁場で、GⅠ馬のデルタブルースを最後まで苦しめた。昨年春も目黒記念4着などの好走歴多数。1着に比べ2着の回数が倍の11回もあるのは、勝ち味の遅さもあるかもしれない。有馬記念を除外されてここはわかっていたローテーションもあり、調教も動いている。年末あたりから不振だった厩舎にとってここが起爆剤となるか。藤沢-武豊Jのコンビはよほどの勝負でもない限り実現しない。ここで使ってきたということは勝負がかりか。
順調度からいえばアドマイヤフジも見劣りはしない。京都新聞杯3着、ダービー4着といずれもインティライミの後塵を拝しているが、実力的には着順ほど見劣りしない素質は持っているように思える。前走で1600万を卒業し、晴れてオープンに戻ってきた。決め手はなかなか鋭いだけに、末が活きる流れに持ち込めるかがポイントか。調教の動きも上に書いた2頭よりよかったように思えた。陣営が京都の下り坂をしきりに不安視しているのが気掛かり。前走勝っているから問題ないように思えるのだが…。
トウカイトリックも地道に実力をつけてきた。前走は完全に展開のアヤ。ただ、それでも前に詰め寄った内容は評価できる。2走前には福島の荒れた内目をただ1頭突っ込んできて連対を果たした。その前は重馬場を克服している。2000mの方がいいのは確かかもしれないが、この距離も勝っており不安視することはない。アドマイヤフジに比べて1キロ軽い斤量も有利。馬場状態を問わないだけに、回復が遅れればそれだけチャンスも広がる。
マーブルチーフは京都コースとの相性がいい。前走は完全に距離不足。2年連続2着しているレースだけに、距離延長、この舞台で真価発揮できる。昨日のような馬場状態ではダメだが、今日は晴れておりもう少し回復する。多少遅れても2走前のアルゼンチン共和国杯も雨が降っており、それで2着なのだから心配は要らないか。
昨年3着のストラタジェムはようやく1000万を卒業。勝ち味に遅かったが、連勝して今は勢いに乗っている。状態面もだいぶ良化してきた。ただ、勝鞍は坂のある阪神コースに集中していて、京都では2着はあるが、勝ってはいない。時計が少しかかるようならばチャンスはある。メンバーレベルも昨年とあまり変わらないだけに、昨年くらい走れるはずではあるが。
【中山11R:京成杯】
◎⑤ジャリスコライト
○⑦ニシノアンサー
▲④ネヴァプション
△⑪ディープウイング
×①マイネルグロリアス
×③シベリアンヒート
オープンを勝っている馬が2頭だけ。未勝利を勝ちあがってきてのすぐ馬も多い。例年に比べるとレベル的には低調な一戦。前走GIの朝日杯FSで1番人気に推されたジャリスコライトにとっては相手に恵まれた。ここは絶対に負けられない戦いとなった。その朝日杯はいつものようなハイペースではなく、スローに流れたことで、この馬にもチャンスはあったのだが、やや太かったのか、それとも初の1600mの流れに戸惑ったのか、それともやや掛かったことが敗因か。それにしても最後に止まってしまったのは??がつくが、3着ということは評価しなければならない。距離延長は歓迎材料。ニシノアンサーが作るペースなら、ハイペースになることはない。スローで上がり勝負になれば、このメンバーでは右に出るものはいない。賞金稼ぎには絶好。
この舞台でオープン勝ちを収めたニシノアンサーが対抗。前走は7頭立てと相手関係に恵まれた面が大きい。時計そのものは上がりもかかっており、当日の馬場状態を考えても評価は出来ないが、2走前の葉牡丹賞の内容が良かった。勝ち時計は2分を切っており、ハイレベルな一戦。そのレースで逃げてペースを作ったのがこの馬。あの時計で走れればここでもジャリスコライトを逆転できる可能性を秘めてはいる。ペース一つだけに、スンナリした流れになれば。
ネヴァプションの前走は内にササるなど、まだまだ若さ見せた一戦。気性面での成長が必要だが、一戦ごとに着実に進歩していっているのは確か。距離経験も豊富。連闘になるが、それほど気にする必要はないか。追い比べの展開になれば浮上の余地あり。
ディープウイングは札幌で未勝利を勝って以来。2戦目で負けた相手が、GⅠで2着して、ジャリスコライトに先着したスーパーホーネット。そこを物差しにして考えれば、この馬もここで通用して不思議ではない。追いきりの本数もそれなりにこなしているし、今週は古馬にあわせて先着するなど動きもいい。あとは休み明けで走れるかだけも態勢は整っただけに、不気味な存在。
マイネルグロリアスはここ2戦がやや脆いが、ハナに拘らない競馬ができるようになってきた。内目で上手く流れに乗れれば大駆けも。シベリアンヒートは3角過ぎから脚を使って、やや捲る競馬をしたが、最後は脚が上がってしまった。もう少しじっくり乗れば切れる脚は持っている。折り合いを上手くつけていけば連対圏も。
人気blogランキングへ ←ぜひクリックを