宮代NOW(出来事編)

埼玉県宮代町及び周辺のもろもろ情報

「桜には負けられません」? ノウルシ 宮代町の散歩道

2016年03月26日 22時22分38秒 | 宮代ニュース


ソメイヨシノと競い合うように野に咲く花・ノウルシが花開き始めた。



絶滅危惧種なので、埼玉県内には保護されたり、人が立ち入らないようにしているところもあるようだが、宮代町のそれはまさに自然児。



散歩道のわきに群生し、中には事情を知らない散歩の人の犠牲となるものもある。
それでも毎年群生地を少しずつ広げているように思われる。
土地の条件が合えば、野の花は子孫を増やせる。



その条件を人間が変えなければいいだけのことである。
ところが、保護の名のもとに妙に手を入れたり、条件に合わない場所に移動したり、なかには「見せる」ために無理を強いたり・・・。



この風景がこれからも続くことを願う。

カラスよどこに行った スズメノエンドウ 宮代町の散歩道

2016年03月25日 20時40分58秒 | 宮代ニュース


昨日紹介したコバナキジムシロは、花びらが萼片より小さいというなんとも省エネな小さな花であった。
本日紹介するスズメノエンドウは花全体としては非常に小さく、野のどこにでもある草という割には花をじっくりと見たことがないという人も多いんではないだろうか。
花は小さいが、コバナキジムシロのように手抜き(?)はしておらず、エンドウ豆の花を小さく小さくした精巧なミニ版の花である。



花全体が小さいのだから、ここまで精巧に作らなくてもと思うほど、念入りに作られている。脱帽である。



だが、こんなに正道を歩いているのに、人間、いや植物学者らのなんとも冷たいこと。
スズメノエンドウという名は、カラスノエンドウに対して小さな花であるところからつけられたもの。
カラスとスズメほどに大きさが違うといった意味であろう。余談だが、カラスとスズメの中間というものも存在して(カ)ラスと(ス)ズメの間(マ)といことでカスマグサという



ところが最近、植物学者の間ではカラスノエンドウという名前ではなくヤハズエンドウという名前を使うのが主流らしいのだ。
カラスノエンドウの名がなければスズメノエンドウの名はどうなる。カスマグサは???



どういった理由があるのかはわからないが、なんとも不思議な世界である。

美しいだけが花じゃない コバナキジムシロ 宮代町の散歩道

2016年03月24日 21時17分38秒 | 宮代ニュース


桜の美しさが目を引く時期になってきたが、田の畔を見ると健気に咲く花も多い。



虫を呼んだり、風に乗せるために工夫したりと、花たちは子孫を残すためにいろいろな策をめぐらす。



閉鎖花のように花が開かずに種を作るものもあるが、大体は綺麗に見せたり着飾ったり・・・。
でも、中には必要最小限のものでおまけ小さくして済まそうというものもある。
その代表格の一つが、このコバナキジムシロ。



農耕雑草の嫌われ者(帰化植物)である。



他の花たちが大切にする花びらを「なくてもいいんだが、まあ付けとくか」といった感じで、小さいことこの上ない。虫眼鏡で見ないとよく見えないほど。
これでも、嫌われ雑草となっているのだからその繁殖力は強いと言わざるを得ない。



花びらが綺麗でも実を結ばない花、花びらをけっちっても繁殖力旺盛な花。花の世界は人間の常識を超えたところにあるのかもしれない。

悩ましきタンポポ ウスジロカントウタンポポ?! 宮代町の散歩道

2016年03月23日 20時26分16秒 | 宮代ニュース


桜の開花を確認しようと、上ばかり向いて散歩している間に、野はタンポポやオオジシバリなど黄色い花がにぎやかになってきていた。



タンポポといえば、黄色い花。シロバナタンポポもあるにはあるが、どことなくタンポポとは違う存在のように扱ってしまう。



それほど黄色が強烈ともいえるのだが・・・・。



宮代町の野にはなんとも中途半端なタンポポが存在する。



花の外側は白く(ウスジロ)で中央部はタンポポの黄色。葉っぱはむろんタンポポ。



シロバナタンポポも外は白くて中心部は黄色。でも、シロバナタンポポは総苞片が若干暴れるのに対して、このタンポポは在来タンポポのように反り返らない。



東北地方にはオクウスギタンポポというのがあるらしい(宮代NOWは未見)が、ネット検索などで見ると若干違うような・・・・。





ということで、勝手にウスジロカントウタンポポと呼んでいるが、さてさて・・・・。





ウスジロカントウタンポポの氏素性は全く不明。悩ましきタンポポの世界である。






宮代町のソメイヨシノ開花宣言状態に 昨年より4日早く 宮代町の散歩道

2016年03月22日 21時45分04秒 | 宮代ニュース



宮代町のソメイヨシノは22日、開花宣言状態となった。





公式に開花宣言を行う機関がないため、宮代NOWが独自観察して開花状態を確認したもの。





この開花は、昨年より4日早く、暖冬の影響が開花にも見られたものと思われる。





なお、宮代NOWが観察した2008年からの宮代町のソメイヨシノの開花は次の通り。





2008年 3月25日、
2009年 3月20日、



2010年 3月21日、
2011年 3月30日、



2012年 4月01日、
2013年 3月18日、



2014年 3月26日、
2015年 3月26日、



2016年 3月22日。