
ソメイヨシノと競い合うように野に咲く花・ノウルシが花開き始めた。

絶滅危惧種なので、埼玉県内には保護されたり、人が立ち入らないようにしているところもあるようだが、宮代町のそれはまさに自然児。

散歩道のわきに群生し、中には事情を知らない散歩の人の犠牲となるものもある。
それでも毎年群生地を少しずつ広げているように思われる。
土地の条件が合えば、野の花は子孫を増やせる。

その条件を人間が変えなければいいだけのことである。
ところが、保護の名のもとに妙に手を入れたり、条件に合わない場所に移動したり、なかには「見せる」ために無理を強いたり・・・。

この風景がこれからも続くことを願う。