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宮代NOW(出来事編)

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アライグマなどの獣害対策用電気柵「白落くん」を普及へ 埼玉県春日部農林センター

2009年10月17日 13時38分32秒 | 宮代ニュース
ハクビシンやアライグマなどによる農作物被害が拡大しているが、埼玉県春日部農林センターはこのほど、埼玉県農林総合研究センターが開発した、獣害対策用の電気柵「白落くん」を春日部市内牧の折原果樹園に展示用設置を行い、同種の被害に悩む農家に研修会等を通じて普及推進を図っていく考えである。



ハクビシンやアライグマ対策の電気柵は地面近くに数本のワイヤーを設置する方法が一般的だが、草に触れて漏電したり柵の下をくぐりぬけ侵入するものがあるなど問題点も多い。こうした中で埼玉県農林総合研究センターは、ハクビシンやアライグマの登りたがる性質と侵入するため自ら穴を掘ることはないという習性を利用して、棚の周囲に裾を埋めた防風網を設置することで登らせて感電させることで撃退する電気柵「白落くん」を開発した。



「白落くん」の設置費用は200m程度で、7万円~11万円前後と見られるが、資材はほとんどが農業用として使用されているもので、廃材等を利用すればさらに安くなる見通し。



このほど折原果樹園に設置した展示用電気柵は、約10aの柿畑を囲み、アライグマやハクビシンの侵入を防止している。



ハクビシンやアライグマは、春日部市や宮代町周辺の特産物である梨や葡萄など甘い果樹を好物とする。



被害にあった農家では、木に粘着版をつけて防御したり



箱わななどを設置したりしているが、被害は少なくない。



こうした中で、撃退効果が期待できる「白落くん」が注目されているもの。



埼玉県では「白落くんのような対応を行いながら、今後、個体管理を含めた根本的な対策も必要です。最近は一般家庭から出される生ゴミを餌とする個体も確認されています。このように、人の生活により作り出してしまったハクビシンやアライグマが安心して生活や子育てが出来る現在の生活環境を地域や関係機関が連携して改善していくことも求められる」としている。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お世話になります (折原果樹園)
2009-10-18 03:43:30
ご紹介頂き、誠にありがとうございます。昨日の取材と手早い記事連載に、驚きと感謝であります。

撮りためていただいた季節の旬の果物被害状況を上手に掲載していただき、ありがとうございます。一枚の写真がいろいろなことを語りかけてくれます。

お世話になりました。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

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ありがとうございます (管理人)
2009-10-19 14:11:51
折原様 ありがとうございます。
つたない記事にコメントいただきましていたみいります。

また、取材の折には、ありがとうございました。
さらに、ブログに紹介していただきまして、重ねてお礼申し上げます。
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