「学友門」が初めて新入生を迎える 日本工業大学で入学式

日本工業大学では2日、入学式が行われ、新入生は昨年完成した「学友門」をくぐって式場に向かった。「学友門」が新入生を迎えるのはこれが初めて、今年度の入学者はいわば「学友門入学１期生」となった。



2日はあいにくの雨だったが、学友門脇やＬＣセンター前のサクラも新入生を迎えて一斉に開花、喜びの微笑を浮かべていた。



柳澤章・学長は「これから４年間、思う存分さまざまなことにチャレンジして、青春を謳歌して欲しい。大学時代というのは社会に出るための準備ともいえるし、その前に残された最後の時間でもある。　諸君の旺盛な多岐にわたる好奇心に、「ものづくり」という切り口からとことん応えたいと考えているのが私たち日本工業大学だ。キャンパスを歩けば、諸君のものづくりスピリットを刺激する場所に遭遇することだろう」と、「キャンパスをとことん楽しみ、使いこなして欲しい」と語った。



また、大川陽康・理事長は「従来エンジニアは黙って、こつこつと仕事に取り組めばいいとの風潮が蔓延してきました。が、それは大きな間違い。つまりこれからは、自分なりの創意工夫や意見を積極的に打ち出せるコミュニケーション能力なくしては、立ちいきません。そして、そういう力を身につけるには、たとえばクラブ活動などに参加して、いわゆる「知・情・意」に裏打ちされた人間力を育むことが肝要です」と大学生活を「幅広い見識とコミュニケーション能力を育む場」として欲しいとした