日本工業大学のあるまち・宮代町。「学生と町の人が協力して宮代町を活気あふれる楽しいまちにしていければ・・・」と、日本工業大学学生環境推進委員会の学生が中心となって、まちおこし・地域づくりに取り組み、その第一弾として7月3日、宮代町役場横のスキップ広場で「第1回節福祭(せつふくさい)」を開催する。
節福祭は企画・立案・実施計画などすべてを学生たちが行い、新しい視点と若い力が結集したイベントとなる見通し。このイベントを企画した日本工業大学の籾山さんは「町の人と学生が一緒になって交流することで、お互いの関係がさらに深まっていければと思って実施することとした。今年は7月と10月の2回程度を予定しているが、基本的には季節ごとに開催して、みんなが幸せな気持ちになれればということで『節福祭』と名づけた」としている。
「第1回節福祭」は7月3日午前10時から宮代町役場横のスキップ広場で行なわれ、「遊んで! 学んで! お買い物!」の企画がたくさん。
身近な竹を使った「竹の遊び場」や共栄大学の『かいしゃごっこ』による「羽根つきJAPAN」、埼玉県東部を中心にドラム教室を展開する音気楽工房の河野さんによる太鼓を手作りして叩こうという「つくろう!たたこう!」など、ユニークな企画。
さらには、「第9回 全日本 学生フォーミュラ大会」に参戦する日本工業大学チームのブースや新しい村の「新鮮野菜の販売」、大学通り商店街による飲食コーナーなども。中でも、夏といえばソーメンでしょうということで「流しソーメン」を楽しむイベント(有料300円)も用意されている。
会場では、フリーマーケットや宮代町のまちづくりネットワーク「やりたいゾゥ」の活動報告・展示会なども予定されており、主催者では「フリーマーケットへの出店や「やりたいゾゥ」のPRとパフォーマンスなど参加を希望したい人はどんどん申し出て欲しい」と呼びかけている。
学生たちのこうした動きに共催の宮代町も「学生たちの決断や行動の早さ、実行力に敬服している。学生たちの宮代町を思う心に町民が応えることで、まちおこし・地域づくりは進展していくものと思う。学生たちの気持ちと行動を大切にし、育てあっていけるように宮代町としても取り組んでいきたい」としている。