クローンサクラが花開く 宮代町

宮代町の新しい村で、世界で初めて成功したクローン桜「太閤千代しだれ」が花開いている。



これは、サクラのクローン化に初めて成功した住友林業（本社：東京都千代田区丸の内１丁目８番１号）から、2007年11月に寄贈されたシダレザクラ「太閤千代しだれ」



「太閤千代しだれ」は、京都都・総本山醍醐寺の三宝院大玄関前のシダレザクラで、豊臣秀吉が“醍醐の花見”として盛大な花見をした桜の子孫と言われている。



また、日本画家の奥村土牛が作品「醍醐」に描いたことから通称「土牛の桜」と呼ばれている。



ただ、枯死の危険性もあったことから、住友林業と住友林業緑化では、クローン増殖技術をもとに復活に取り組み、2000年4月、「土牛の桜」のクローン苗の増殖に成功。2004年3月、研究所内での初めての開花を確認し、2004年11月境内へのクローン苗の移植を行った。



この技術の確立を記念して、同社から寄贈されたもので、このほど花開いたもの。