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初春に「白虎」が舞いの競演 東武動物公園

2010年01月02日 16時11分12秒 | 宮代ニュース
初春の2日、東武動物公園ホワイトタイガー舎前で岩手県釜石市に伝わる伝統芸能「釜石虎舞」が披露され、「寅年」のスタートを寿いだ。同釜石虎舞は明日3日も行われる。



ホワイトタイガーが人気の東武動物公園では「寅年」にちなんで、「ホワイトタイガー」と「虎舞」の競演を企画したもの。



虎舞は、三陸沿岸を中心に数多く受け継がれており、釜石市では数種の虎舞が市の無形文化財として指定されている。



虎舞の起源には諸説があり、釜石虎舞保存連合会によると「800年ほど前、鎮西八郎為朝の三男で陸奥の国を領有していた閉伊頼基が、将卒たちの士気を鼓舞するため、虎のぬいぐるみを身にまとって踊ったことが始まりとも伝えられる」



踊りは「矢車」(虎の遊ぶさまを表現したもので、虎舞と共にお囃子の太鼓のばち捌きも見もの)、



はね虎(手負いの虎が荒れ狂うさまを表現したもので、勇壮な踊りが見もの)、笹ばみ(繁殖期の虎が笹にかみつくさまを表現したもので、舞のクライマックス)の3つからなっている。



ホワイトタイガーのいる、キャットワールドの前で披露された勇壮な舞いに来園者も盛んな拍手を送っていた、



一方、「虎舞」に負けじと、東武動物公園の主「ホワイトタイガー」も来園者の後ろで「白虎の舞」を披露して記念撮影に協力。



盛んに飛び跳ねたり木に上ったりと新春の舞いを披露していた。



虎の舞を楽しんだ後、来園者には「餅つき体験」と「つきたての餅」が振る舞われた。