薬屋のおやじのボヤキ

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24節気の健康と食養:処暑から白露まで

2018年08月22日 | 24節気の健康と食養

 24節気の健康と食養:処暑から白露まで

 立秋の次にやってくる24節気が白露で、毎年8月23日頃(2018年は8月23日)になります。「処」とは、身を隠す、終えるという意味と「次」という意味があります。よって、処暑とは、「暑さもその身を隠そうとし、秋の気配を感じるが、秋でありながら残暑もあり、その暑さが夏に次ぐ」という意味になります。

 8月15日のお盆から1週間が過ぎただけですから、“ひところに比べて早朝は涼しくなった”と感ずるものの、まだまだ残暑厳しい日も訪れます。でも、空気がますます乾いてきますので幾分過ごしやすくなったのを実感できます。

 「大暑から立秋まで」、「立秋から処暑まで」の記事でも書きましたが、まだまだ暑い日が多いですから、注意点を再々掲します。
 
昼間、暑い盛りに、体の芯を冷やしてくれるスイカがとてもおいしく感じます。でも、冷蔵庫で冷やし過ぎたスイカの食べ過ぎは「冷たい物中毒」の恐れがあり、要注意です。
 そして、快適な冷房も長時間あたると、体が冷えすぎてしまい、様々なトラブルが発生します。その対応策は、前々回の「夏至から小暑」の記事で書きました正しい入浴法や、前回の「小暑から大暑」記事で書きました貼るカイロの利用があります。参考になさってください。(引用ここまで)

 ホットな情報を一つ紹介します。
 「暑い時期はお湯を飲むべし:漢方医学の本場、中国人たちが教えてくれています」
 こう題して、2017.8.25発行の当店「生涯現役新聞」で記事にしました。中国人、特に女性は、日本人のように冷たい水や氷入りの水は飲まず、お湯しか飲まないという習慣が身についているというものです。これは理にかなったもので、臨床実験も紹介しています。冷蔵庫で冷やしたペットボトルのミネラルウオーターは必ずポットで熱くして飲みましょう。

 まだまだ残暑厳しい日もありますから、食事が淡白なものになりがちで、スタミナを付けたいです。野菜では立秋以降が旬となるカボチャ、そして今では年中出回っていますが枝豆が栄養価が高いですから、大いに食していただきたいです。
 海産物で、そろそろ旬になる魚、秋刀魚(サンマ)が出回り始めます。ここ何年か不漁続きでしたが、さて今年どうなるでしょうか。豊漁を期待したいです。
 小生が子供の頃は秋になれば魚といえばサンマでした。毎年豊漁続きで、安くて美味しい。これからの時期、脂が乗っておいしくなってくるサンマです。よく焼いて脂を切って食べる、というのがサンマの食べ方です。
 青背の魚の脂が体にいいからと、脂を切ってしまってはもったいないと考えるのは間違いです。他の油、霜降り牛など四足の脂、てんぷら油などを、昨今はあまりにも摂り過ぎているから、オイルバランスが崩れているのでして、これらをうんと減らし、サンマの脂も切るべきなのです。なんせ現代は戦前の約20倍もの油脂を取っているのですからね。

 ここで、小生が行っている、こだわりのサンマの食べ方を紹介しましょう。
 焼いたサンマをキッチングペーパーを敷いた皿に載せ、少しでも脂を吸わせます。箸で背と腹の境を少し開いて醤油を注します。最初に食べるのは、サンマの腹の部分です。はらわたがけっこううまい。腹周りの小骨、周りの肉もはらわたと一緒に口に放り込み、よく噛んで食べます。なお、消化にいいように大根おろしをたっぷり用意しておき、サンマと大根おろしを交互に口に運びます。
 はらわたが嫌いな方であっても、肝は小さいですが、少なくともこれだけは食べていただきたいものです。はらわた、特に肝はミネラルたっぷりですからね。
 また、サンマの骨は冷凍保存しておき、まとめてフライパンで炒って酒の肴にする、これもけっこううまいです。食べないのは頭と尻尾だけ。
 食べられる所は全部食べるという「一物全体」、なるべくそうしてほしいものです。

 中国では、処暑に内臓を取り去ったアヒルを丸ごと野菜と煮込んで食べる風習があります。季節の変化が感じられる時期でもあり、秋の臓器である「肺」を潤し、血を補い、熱を取り去り、弱った脾(胃)を元気にするのが、アヒルとされていることによるものです。また、鴨(カモ)の肉を処暑に食べるという風習もあるようです。なお、漢方五行論では、秋の肉は鶏となっていますから、同じ鳥類のアヒルなり鴨がいいということになりましょう。
 これでもって
滋養をつけ、夏バテを防止しようという意味もあります。
 前回も書きましたが、「夏負け」と「
夏バテ」の違いについて、もう一度説明しておきましょう。暑さ真っ盛りの時期に体調を崩すのが「夏負け=暑気当たり」で、涼しくなってから体がおかしくなるのを「夏バテ」といい、対処の仕方が大きく違います。
 詳しくは、「何でも“夏バテ”にされては困りもの。暑気当たり=“夏負け”とは区別して対処しましょう。」をご覧ください。

 また、前回にも書きましたが、立秋以降しばらくすれば朝の涼しさを感ずるようになり、体は秋モードに急速に変化してきています。
 秋は、五臓では肺の季節。肺が活動的になります。その肺が好む味が辛味です。詳しくは、「立秋は秋の入り、五味を上手に秋食に取り入れましょう。まずは辛味が重要です。」をご覧ください。
 立秋の頃から本格的に収穫できるようになっているのがピーマンやシシトウで、昔はけっこう辛いものが混じっていました。最近はシシトウの一部にそうしたものが若干ある程度になってしまい、少々残念ですが、辛味のある野菜を大いに食していただきたいです。
 なければ意識的に唐辛子を振っていただきたいですし、この時期、熱いカレーライスを食べるのもいいです。汗をかくほどに熱いカレーライスは、冷えた胃を温めてくれますから、初秋の料理としては効果的です。なお、季節は秋ですから、先ほど言いましたようにチキンカレーがおすすめです。

 果物では、梨が旬となり、出回り始めます。梨の食味は寒性で、体を冷やしますから、食べすぎには注意したいですが、体を潤してくれますから、この時期の食後のフルーツに梨は最適でしょう。
 また、イチジクが旬となり、出回り始めます。イチジクにはポリフェノールが多く、活性酸素を消してくれ、様々な生活習慣病の予防になります。また、女性ホルモン様成分を含むことから更年期障害にいいですし、食物繊維は不溶性と水溶性の両方ともたっぷり含まれ便秘にいいです。一言で申せば「女性保健薬、それはイチジク」なのです。


 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 夏野菜も、この時期になると多くが終盤となり、終ったものも多いです。
 キュウリは足が短いですが第1弾が思いのほか長く収穫できたものの、もう終わりました。期待していた第2弾は初めて栽培した品種で、初生りは苦味がきつくて食べられず、よって放置し、先日処分しました。最後の望みの第3弾は樹勢は立派なものですが、実がなかなかつかず、いつになったら
収穫できましょうや、といった状態。
 普通の紫ナスはカラカラ天気がために水不足で生育が止まり、生った実もなかなか大きくならず、カチンカチンになり、ずっと収穫できませんでしたが、これから秋ナスとしてどれだけか収穫できるでしょう。うちのメインは白ナスで、紫ナス同様な傾向が少々あるも、何とか収穫できており、23日以降の台風の雨で実の膨らみが加速することを期待しています。

 
ピーマンは順調に成育し、これから収穫がピークとなります。
 十六豆(十六ササゲ)は第1弾が復活し多収穫できていますし、小休止の第2弾もこれから復活することでしょう。
 猛暑にもかかわらず
オクラは順調で、ゴーヤも何とか収穫できています。
 枝豆は第1、2弾の収穫が終わり、間もなく第3弾を収穫することになります。
 カボチャは不作で、収穫済みですが、保存食糧として備蓄しています。
 薬味として、大きく生長した青シソがありますし、ミョウガが取れ続けています。
 夏ニンジンは不作でしたが、まだ半分残っています。夏大根は第1弾が腐りはじめ、第2弾、第3弾ともに異常な猛暑がために全滅しました。
 夏キャベツは第1弾が終わり、第2弾、第3弾はずっと先になりそうです。

 次回は、「白露」(9月7、8日頃)の健康と食養です。

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