鬱(うつ)病は、現代経済病。現れ方が景気変動と類似。変わらないのは、実に立派な方が患うこと。
(最新更新 2017.4.25)
鬱病が注目されて久しい昨今ですが、一昔前は、鬱病より躁鬱(そううつ)病の方が有名でした。躁の状態と鬱の状態が繰り返し交互に訪れるという病気です。
でも、昨今は、鬱の状態しか訪れない鬱病しか現れない。
病気が、世の中の景気変動と似ていて、少々気味が悪いですね。
なお、躁とは、「快活、壮快、元気!」など、気分晴れ晴れ状態を言います。
小生の場合は、これが延々と持続していますから、「躁病」にかかっているのではないか・・・? ギクッ! でも、鬱の状態が現れないのであれば、「躁病」という病気は存在しないとのこと。ホッと一安心。
さて、この鬱病。20代と中年に多い病気で、その年代の方の50人に1人がそのようだとか。これは、これらの年代に、ストレスが大きくのしかかっているからに違いありません。
ストレスを発散すれば良いのですが、発散の方法を考えることが、またストレスになり、ストレスは溜まる一方です。
どうしたら良いでしょうか。鬱病になる性格というものがあります。
几帳面、完璧主義、責任感が強い、頑張る、気遣いする、正義感が強い、そして善人などなど、いいことずくめの立派な偉い方ばかりです。
適当に、いい加減に、かつ、無責任で、横着な性格であれば、絶対に鬱病にならないのです。小生は、そういう人間なのか? もし、そうだとすると、はた迷惑もいいとこで、客離れし、店は潰れていることでしょう。でも、店はちゃんと存続している。
「そのうち、何とかなるだろう。」と、楽天的になって、自分で出来る範囲内で、余力を残して生きていくというのが、正解のようでして、小生は、どうやら、そのようにして暮らしているようです。だから、躁だけがやってきて鬱が逃げていく。
ここまでくれば、もうお分かりですね。
鬱病のあなた、あなたは偉い! 能力以上に仕事をこなし、能力以上に気配りをし、毎日毎日休みなく頑張り通したのです。実に立派な方です。
そのあなたは、頑張りすぎて「元気パワー」が底をついてしまったから、最近、鬱症状が出ているだけで、静養している今、「元気パワー」の充電が静かに始まっているのです。
しかし、立派なあなたは、「元気パワー」が少しでも充電できたら、「元気パワー」を他人のために直ぐに使いたくなる癖があります。
使っちゃ、ダメ! 少し貯めた「元気パワー」は、他人におすそ分けできるほどに大きく膨らむまで、使いたくても我慢して、皆に内緒で自分のためにしまっておきましょう。
そのためには、自分だけがこっそり楽しめる何かを見つけると良いです。
見つからなければ、内緒でお教えしましょう。
うつ病の治療法は「トイレ掃除」が一番!
毎回、ティッシュで便器を擦るだけで楽しくなります。
これが楽しくなったら、ティッシュ・ホルダーを磨いたり、手洗い場を磨いたり、どんどん綺麗にしたくなります。
この「楽しさ」が「元気パワー」を生むのです。
たったこれだけのことを毎日何度も繰り返すだけで、鬱病が完治した実例がいくらでもありますから、保証付きの治療法です。
これによって、あれよあれよという間に、「元気パワー」がフル充電!
でも、「あれよあれよ」という時間は、頑張るあなたには、1週間や半月と思われるでしょうが、いい加減な楽天家の物差しでは、それは一瞬のことを言いまして、「あれよあれよ」とは、半年程度と思ってください。
まもなく1年があっという間に終わるのですから、半年なんて実に短いものです。
何にしても、あせりは禁物です。「1日も早く鬱病を治さなくては」という責任感、あなたには、この責任感が強すぎるのです。
一休み、一休み。
そうそう、トンチで有名な一休さんの口癖が「一休み、一休み。」ですよね。
テレビ・アニメで皆さんご存知の、その一休禅師のお言葉に、
世の中は 食うて糞して 寝て起きて さてその後は 死ぬるばかりよ
というものがあります。
“糞(くそ)して”とは、あまりに下品すぎるかもしれませんが、この言葉を何度も口ずさんでいると、自然と肩の力が抜け、糞度胸(くそどきょう)が付いてきて、きっと何も心配しなくても良い気分になってくることでしょう。
なお、“くそ”に抵抗のある方は、“ウンチ”に置き換えて口ずさんでくださいね。
(2016.4.19追記)
鬱病の方は部屋に閉じこもりがちです。早起きし家の外に出て朝日を浴びたり、日中も時々お日様の光の下へ出ると気分転換になってよいです。そればかりか、素晴らしい恵がお日様から授けられます。
鬱病の方は、脳内のセロトニンという平常心や客観性を養う物質が何らかの原因で不足し、それによって不安感や落ち込みが増強されるとのことです。また、自律神経の調節にもセロトニンは一役買っており、鬱病の方は自律神経失調症と診断されもします。
この重要なセロトニンを増やしてくれるのが太陽光線なのです。セロトニンを作るのは脳の中心部にある松果体で、目から太陽光をキャッチすることで働きが高まります。よって、努めてお日様の下へ出るとよいのです。特に朝日を浴びるのが一番です。
ぜひ早起きして朝日を浴びてください。そして、散歩し、すれ違う人に“おはようございます”と挨拶すれば、相手はニコニコッとして“おはようございます”と返事してくれます。これだけのことで、鬱病のあなたの心がパーッと晴れ上がりますよ。
なお、最初は自分からすすんで挨拶することはできないでしょうが、早朝散歩しておられる方は、目と目が合えば“おはようございます”と挨拶してくれますので、勇気を出して“おはようございます”と返事しましょう。でも、なかには“おはようございます”の挨拶をなさらない方に出くわすことがありますが、その方もきっと鬱病を患っておられることでしょうから気になさらないことです。“ああ、お仲間がいたんだ”と捉えてください。
参考記事:当店発行の生涯現役新聞(裏面)瓦版のボヤキ(2017.4.25)
「難しい漢字を覚えた!」と題して、鬱という字の書き方の覚え方を紹介しました。けっこう面白いですよ。ご覧になってください。これで、あなたの鬱病も吹っ飛ぶかも。
キーワードは「リンカーンはアメリカンコーヒーを3倍飲む」です。
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