薬屋のおやじのボヤキ

公的健康情報にはあまりにも嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。

晦日詣、初詣のお祈り:「請求書付きの要求」ではなく、「ただひたすらに神様に感謝」

2010年12月31日 | 心に安らぎを

晦日詣、初詣のお祈り:「請求書付きの要求」ではなく、「ただひたすらに神様に感謝」

 晦日詣は、通常、今年1年の無事に感謝してお祈りします。
 ところで、「お祈り」は、自分の希望を叶(かな)えてもらいたいという意味で使っていますが、そもそもの意味は全く違います。
 語源は、「意宣(いの)り」で、神様の言葉を指し、神様の意を祝うことであって、「神様の仰せのままに生きていきます」というのが、祈りの本質です。
 ですから、柏手(かしわで)を打って、手を合わせたら、ただひたすらに神様に感謝し、心の中で、「ありがとうございます」と、繰り返し唱えるのが、本筋です。
 大昔の人たちは、皆そうしていたのです。
 神様に対して、希望を要求することなく、こうした「祈り」をしていると、いつしか神様が味方してくれるようになるようですよ。

 初詣に神社へ行くと、たいてい神様に何かお願い事をし、お賽銭を投げます。
 これは、請求書付きの要求としか思えない。
 キリスト教徒の外国人は、そう言います。大変恥ずかしい行為ですね。
 そもそも、「願い」の語源は、「ねぎらい」で、「ありがとうございました」という意味です。
 そして、「祈り」も、「神様の仰せのままに生きていきます」という意味ですから、「願い」も「祈り」も、神様がしてくださっていることに対して、ただただ感謝するというのが本質です。
 ですから、初詣したら、ただひたすら「ありがとうございます」と、心の中で繰り返し唱えるえるのが、本筋ということになります。
 神様に対して、何も請求しない「願い」と「祈り」をしていると、いつしか神様が味方をしてくれるようになるようですよ。

 このように小林正観さんがおっしゃっておられるのですが、旅先で神社にお参りするときには5円玉、晦日には50円玉、初詣となると思い切って500円玉を投げ、「この不景気から救ってくれ! 今年は儲けさせてくれ!」と、つい請求してしまう自分がいます。
 これでは、無駄銭になってしまうことになりますが、そのようなことしか頭に浮かばないようでは、残念ながら、神様はいつまで経っても、小生に味方してくれないでしょうね。

コメント

今月の笑い話ベスト5 <チャイナ版>(12月)

2010年12月31日 | 笑い話&回文物語

<笑話 389> 適切な比喩

 女友達は、不思議そうに男友達に聞きます:
 「女友達をたくさん持っている男は羨ましがられるのに、男友達をたくさん持っている女はなぜ軽蔑されるの?」

 男友達は、ため息まじりに答えます:
 「たくさんの錠前を開けることのできる鍵は、万能鍵(マスターキー)と、呼ばれるのさ! だけど、多くの鍵で開けることのできる錠前は、問題があり、と言われるのさ。」

 

<笑話 401> あなたの好きにしていいわ

 甲がBMWを運転してきました。
 乙: 兄貴、そのBMW、どうしたんだ?

 甲: ちょっと前にバーで美女に会ってさあ。そしたら、その夜、彼女は自分が運転する BMWで俺を山のてっぺんに連れて行ってよぉ。
 着ている物を脱いで、俺に言ったんだ:
 「あなたの好きにしていいわ、って。」

 それで、俺は彼女のBMWに乗ってきたんだ。

 乙は、しばらく考えてから言いました:
 兄貴、それが正解だぜ。彼女の着物は兄貴には着られねえからなぁ。

 

<笑話 390> なぐさめ

夜中に、気が気でない様子で娘が母親に電話してきました:
「お母さん! 彼がまだ帰ってこないの。きっと女ができたんだわ!」

ると、お母さんは、小さな声で慰めました:
「お前は、ほんとにバカな子ねぇ。どうしていつも悪い方にばかり考えるの。
 もしかしたら交通事故かもしれないじゃないの!」

 

<笑話 400> お芝居に出演

ある日、Aちゃんは、とても喜んで家に帰ってきて、お母さんに言いました。
「わたし、学校でお芝居に出ることになったんだ!」

お母さんは、それを聞いて非常に喜びました。
Aちゃんは、興奮して言いました。
「さあ、練習しなくっちゃ!」

しばらくして、母親はAちゃんがずっと床に横たわってじっとしているのに気付きました。

お母さん:「お前はどんな芝居の練習をしているの? どうしてずっと寝たままなの?」

Aちゃん:「わたし、いま、ちゃんと練習しているのよ!」

お母さん:「じゃ、お前はどんな役をやるの?」

Aちゃん:「行き倒れの人なの。」

 

<笑話 409> 長寿の秘訣

テレビ局が「科学探訪」という番組で、長寿村の老人を取材し、長寿の秘訣を聞きました。

ひとりの老人がうれしそうに答えました:
「そりゃ、つまり、タバコを吸うことじゃのう。」

記者が不審がると、老人はうれしそうに説明しました:
「新鮮な肉を長く保存しようと思ったら、煙でいぶすじゃろうが。」


 以上、私の友人が毎日ブログで紹介している中国の小話の中で、12月掲載の中から私が面白いと思ったものを挙げてみました。
 興味がある方は、アメーバブログ「一日一笑 おもしろ情報館」(左のブックマークの中から選んでクリック)へどうぞ。
 笑いで健康が得られる上に、中国文化の勉強にもなりますよ。

コメント (1)

笑い話<チャイナ版>(過去編その1)

2010年12月30日 | 笑い話&回文物語

 一日一笑:おもしろ情報館のチャイナ版笑い話を毎月5つ紹介することにしていますが、過去に大変面白いものがありましたので、それを幾つかご紹介しましょう。

<ダマス>
 国家が国家をダマスのを、「外交」と呼びます。
 政府が庶民をダマスのを、「政策」と呼びます。
 庶民が政府をダマスのを、「犯罪」と呼びます。
 指導者が庶民をダマスのを、「公約」と呼びます。
 庶民が指導者をダマスのを、「騒動」と呼びます。
 指導者が指導者をダマスのを、「取引」と呼びます。
 庶民が庶民をダマスのを、「商売」と呼びます。
 父母が子供をダマスのを、「教育」と呼びます。
 子供が父母をダマスのを、「ちょろまかし」と呼びます。
 男が女をダマスのを、「ちょっかい」と呼びます。
 女が男をダマスのを、「誘惑」と呼びます。
 男女が相互にダマスのを、「愛情」と呼びます。
 「ダマし、ダマされ、この世はまわる?!」

<結婚の前と後>
 結婚前、一組の恋人が次のような会話をしました。
 男:やった! 待っていた日がついにやってきた。待ちきれなかったよ!
 女:後悔しないかしら?
 男:絶対!そんなこと考えるなよ。
 女:私を愛している?
 男:もちろんさ!
 女:私を裏切るようなことはある?
 男:できるわけがない! どうしてそんなことを考えるんだい?
 女:すぐに口づけしてくれる?
 男:もちろんさ!
 女:私を殴ることがある?
 男:永遠にできっこないよ!
 女:あなたを信じられるの?
 そして結婚。
 1年後の両人の会話は、一番下の行から順次上の行へ読み進めてください。
 結婚の前と後とで相反する結論、悲哀に満ちた現実があります!

<いいお仕事をしてね>
 局長は携帯電話の番号簿で、彼女のことを「市長」と設定しています。
 彼女から電話がかかって、妻がそれを見たときは、いつも
 「早く来て、市長さんから電話よ!」と言います。
 局長は、電話で話した後、「市長に呼ばれた、出かけなきゃ」
 家の門を出るとき、妻が後から声をかけます。
 「いいお仕事をしてね!」

<不衛生なことを言ってはいけない>
 ハエの母子が食事をしていました。
 子供ハエが、眉間にシワを寄せて、母ハエに聞きました。
 「お母さん、どうして僕たちは、毎日ウンコの上に乗っかって食べるの?
 ウンコは汚いんだよ!」
 母ハエが言いました。
 「ご飯を食べているときに、そんな不衛生なことを言ってはいけません!」

コメント

笑い話<チャイナ版>(過去編その2)

2010年12月29日 | 笑い話&回文物語

場所:東京の某日本料理店、寿司屋のカウンター
人物:台湾からの旅行客A、B、CおよびAの妻
情景:4人は日本語が分からないけれど、指さして注文し、腹が一杯になりました。

勘定の時、どう言えばいいか分かりません。
台湾客A:英語で試してみました。「Bill please!](ビル プリーズ)
オヤジ:「へい、ビール一丁!」
結果:ビールが1びん出てきました。

台湾客B:俺に換われ、「ハウ マッチ?」
オヤジ:「へい、はーまーち!」
結果:またもやハマチ4人前が出てきました。

台湾客C:俺に換われ。日本語で「いくら?」ってのは、こう言うんだよ。
       「いーくーら、いーくーら?」
オヤジ:「へい、イクラ!」
結果:またもやイクラが4人前出てきました。

ひどく怒って、つい一声、言ってしまいました。「XXラオブー」
(あまりにも汚い言葉なので、訳せません。悪しからず)
オヤジ:「へい、カニ ダブル!」
結果:またしてもカニが2人前出てきました。

台湾客Aの妻:「ああ!なんて融通がきかないの(ハン・マン・シー)!」
          (台湾の言葉で、「バカ、分からず屋」)
オヤジ:「へい、ハマスイ!(ハマグリの吸い物)」
結果:またもや蛤汁が4椀出てきました。

台湾客Aが怒って言いました。「サン・バー!(これも翻訳禁止表現)」
オヤジ:「へい、サンマ!」
結果:またもやサンマが4匹出されました。

ついに請求書が回って来ました。すごい高額!
台湾客C:「サッケ!」(台湾式発音で、「安くしろ」という意味)
オヤジ:「へい、シャケ!」
結果:またもや鮭4人前が出されました。
台湾客C:「ノー、ノー、ノー!」
オヤジ:「ノーシャケ、サーケ(酒)?」
台湾客C:「イエス、サッケ、サッケ!」
結果:またしても清酒4本が出されました。

聞くところによると、この4人は未だに日本で食べ続けていて、帰ってきていないそうです。

コメント

笑い話<チャイナ版>(過去編その3)

2010年12月28日 | 笑い話&回文物語

<話し合いの結果>

 猟師が大きな熊に向かって、まさに戦おうとしていました。

 熊は、甘い言葉で猟師に話しかけました:
 「戦いより話し合いの方が良いのではありませんか?
  あなたの欲しい物は何ですか?」

 猟師は、銃をかたわらに置いて言いました:
 「私は熊の毛皮が欲しいのだ」

 熊は言いました:
 「それは難しい問題ではありません。腰を下ろして話し合いましょう」

 しばらくの後、熊はふくらんだお腹を叩きながら、帰り道々、言いました:
 「見て、我々は両者ともに満足しました。
  私はお腹がいっぱいだし、彼は毛皮のコートを着られました」

 

<心優しく、愛くるしい妻>

 昨晩、カニを煮ました。
 鍋が沸騰した後、私は一匹ずつお湯に入れました。
 カニは生きていたので、鍋の中で暴れます。

 妻は私の後に隠れています。

 私は妻に慰めの言葉をかけました。
 「いいよ、いいよ。私達は残酷過ぎるかな?」

 すると、妻は言いました。
 「ええー! ちゃんと塩入れた?」

 

<ゴミ出し>

 ある男が、夫の不在に乗じて、その女性の家に行き、ふしだらなことをしていました。
 図らずも、予定より早く夫が帰って来ました。玄関の呼び鈴が押されて、男は慌てふためきましたが、女性は沈着冷静に、こう言いました。

 「慌てる必要はないわ。早く着物を着て!」

 そして、彼女は、台所に行き、ゴミの入った袋を持って玄関に行き、ドアを開いて、夫に言いました。

 「ねえ、あなた、家に入る前に、このゴミ袋を捨ててきてよ。」

 彼女の夫がゴミを捨てて帰ってくる間に、くだんの男は着物を着て、なんなく家の外に出られました。
 この男は、家に帰る道々、“彼女は何て聡明なんだろう”と感心するばかりでした。

 家に帰り着いて、男が玄関の呼び鈴を押すと、男の妻がゴミ袋を手に提げて、ドアを開けて言いました。

 「ねえ、あなた、家に入る前に、このゴミ袋を捨ててきてくださらない?」

コメント

鬱(うつ)病は、現代経済病。現れ方が景気変動と類似。変わらないのは、実に立派な方が患うこと。

2010年12月27日 | 心の病から脱却

鬱(うつ)病は、現代経済病。現れ方が景気変動と類似。変わらないのは、実に立派な方が患うこと。
(最新更新 2017.4.25)

 鬱病が注目されて久しい昨今ですが、一昔前は、鬱病より躁鬱(そううつ)病の方が有名でした。躁の状態と鬱の状態が繰り返し交互に訪れるという病気です。
 でも、昨今は、鬱の状態しか訪れない鬱病しか現れない。
 病気が、世の中の景気変動と似ていて、少々気味が悪いですね。
 なお、躁とは、「快活、壮快、元気!」など、気分晴れ晴れ状態を言います。
 小生の場合は、これが延々と持続していますから、「躁病」にかかっているのではないか・・・? ギクッ! でも、鬱の状態が現れないのであれば、「躁病」という病気は存在しないとのこと。ホッと一安心。

 さて、この鬱病。20代と中年に多い病気で、その年代の方の50人に1人がそのようだとか。これは、これらの年代に、ストレスが大きくのしかかっているからに違いありません。
 ストレスを発散すれば良いのですが、発散の方法を考えることが、またストレスになり、ストレスは溜まる一方です。
 どうしたら良いでしょうか。鬱病になる性格というものがあります。

 几帳面、完璧主義、責任感が強い、頑張る、気遣いする、正義感が強い、そして善人などなど、いいことずくめの立派な偉い方ばかりです。

 適当に、いい加減に、かつ、無責任で、横着な性格であれば、絶対に鬱病にならないのです。小生は、そういう人間なのか? もし、そうだとすると、はた迷惑もいいとこで、客離れし、店は潰れていることでしょう。でも、店はちゃんと存続している。
 「そのうち、何とかなるだろう。」と、楽天的になって、自分で出来る範囲内で、余力を残して生きていくというのが、正解のようでして、小生は、どうやら、そのようにして暮らしているようです。だから、躁だけがやってきて鬱が逃げていく。
 ここまでくれば、もうお分かりですね。

 鬱病のあなた、あなたは偉い! 能力以上に仕事をこなし、能力以上に気配りをし、毎日毎日休みなく頑張り通したのです。実に立派な方です。
 そのあなたは、頑張りすぎて「元気パワー」が底をついてしまったから、最近、鬱症状が出ているだけで、静養している今、「元気パワー」の充電が静かに始まっているのです

 しかし、立派なあなたは、「元気パワー」が少しでも充電できたら、「元気パワー」を他人のために直ぐに使いたくなる癖があります。
 使っちゃ、ダメ! 少し貯めた「元気パワー」は、他人におすそ分けできるほどに大きく膨らむまで、使いたくても我慢して、皆に内緒で自分のためにしまっておきましょう。
 そのためには、自分だけがこっそり楽しめる何かを見つけると良いです。
 見つからなければ、内緒でお教えしましょう。

 うつ病の治療法は「トイレ掃除」が一番!
 毎回、ティッシュで便器を擦るだけで楽しくなります。
 これが楽しくなったら、ティッシュ・ホルダーを磨いたり、手洗い場を磨いたり、どんどん綺麗にしたくなります。
 この「楽しさ」が「元気パワー」を生むのです。
 たったこれだけのことを毎日何度も繰り返すだけで、鬱病が完治した実例がいくらでもありますから、保証付きの治療法です。
 これによって、あれよあれよという間に、「元気パワー」がフル充電!

 でも、「あれよあれよ」という時間は、頑張るあなたには、1週間や半月と思われるでしょうが、いい加減な楽天家の物差しでは、それは一瞬のことを言いまして、「あれよあれよ」とは、半年程度と思ってください。
 まもなく1年があっという間に終わるのですから、半年なんて実に短いものです。
 何にしても、あせりは禁物です。「1日も早く鬱病を治さなくては」という責任感、あなたには、この責任感が強すぎるのです。
 
一休み、一休み。

 そうそう、トンチで有名な一休さんの口癖が「一休み、一休み。」ですよね。
 テレビ・アニメで皆さんご存知の、その一休禅師のお言葉に、

 世の中は 食うて糞して 寝て起きて さてその後は 死ぬるばかりよ

というものがあります。
 “糞(くそ)して”とは、あまりに下品すぎるかもしれませんが、この言葉を何度も口ずさんでいると、自然と肩の力が抜け、糞度胸(くそどきょう)が付いてきて、きっと何も心配しなくても良い気分になってくることでしょう。
 なお、“くそ”に抵抗のある方は、“ウンチ”に置き換えて口ずさんでくださいね。

(2016.4.19追記)
 
鬱病の方は部屋に閉じこもりがちです。早起きし家の外に出て朝日を浴びたり、日中も時々お日様の光の下へ出ると気分転換になってよいです。そればかりか、素晴らしい恵がお日様から授けられます。
 鬱病の方は、脳内のセロトニンという平常心や客観性を養う物質が何らかの原因で不足し、それによって不安感や落ち込みが増強されるとのことです。また、自律神経の調節にもセロトニンは一役買っており、鬱病の方は自律神経失調症と診断されもします。
 この重要なセロトニン
を増やしてくれるのが太陽光線なのです。セロトニンを作るのは脳の中心部にある松果体で、目から太陽光をキャッチすることで働きが高まります。よって、努めてお日様の下へ出るとよいのです。特に朝日を浴びるのが一番です。
 ぜひ早起きして朝日を浴びてください。そして、散歩し、すれ違う人に“おはようございます”と挨拶すれば、相手はニコニコッとして“おはようございます”と返事してくれます。これだけのことで、鬱病のあなたの心がパーッと晴れ上がりますよ。
 なお、最初は自分からすすんで挨拶することはできないでしょうが、早朝散歩しておられる方は、目と目が合えば“おはようございます”と挨拶してくれますので、勇気を出して“おはようございます”と返事しましょう。でも、なかには“おはようございます”の挨拶をなさらない方に出くわすことがありますが、その方もきっと鬱病を患っておられることでしょうから気になさらないことです。“ああ、お仲間がいたんだ”と捉えてください。

 

参考記事:当店発行の生涯現役新聞(裏面)瓦版のボヤキ(2017.4.25)
 「難しい漢字を覚えた!」と題して、という字の書き方の覚え方を紹介しました。けっこう面白いですよ。ご覧になってください。これで、あなたの鬱病も吹っ飛ぶかも。
 キーワードは「リンカーンはアメリカンコーヒーを3倍飲む」です。

(下の画像をクリック。もう一度クリック。これで大きな字になります。)

 

コメント

景気と健康に大きな相関あり。〇〇が回らねば悪くなる一方ですからね。

2010年12月24日 | 生活習慣病一般

景気と健康に大きな相関あり。〇〇が回らねば悪くなる一方ですからね。
(最新更新 2013.12.21)

 景気は金回りで、健康は酸素が回るかどうかで、決まります。
 100年に1回と言われる大不況から、大企業は立ち直ったやに見えますが、製造業においては、中小下請け企業は切り捨てられ、仕事が回って来ず、つまり、金が回らなくなって、廃業・倒産に追い込まれています。そして、消費は低迷し、日本経済は萎縮し、硬直する一方です。
 GDP(国内総生産)がわずかずつ増えており、そのようなことはないと、政府は言うのですが、国民の高い貯蓄率に支えられて、国債の乱発という財政出動で金回りを作り出し、体面を取り繕っているだけで、これも限界が見えてきました。
 こうして、日本経済は厳冬期に入り、硬直してしまって、金回りを良くする有効な施策を打たねば、やがてご臨終を迎えるのは必至でしょう。

 経済は、このように金回りで決まるのに対して、人の健康は、酸素の回り具合で決まります。人は、ご臨終ともなると、たとえ心臓がまだ動いていても、呼吸が止まり、酸素が全く回らなくなり、全身の筋肉が少しずつ硬くなって、やがて死後硬直を迎えるのです。
 生きているうちにも、硬直は始まっています。
 まず、筋肉に十分な酸素が供給されないと、筋肉は硬くなります。力仕事をした翌日は筋肉が硬くなって痛いです。これは、筋肉に十分な酸素が供給されなかったことによって、乳酸が発生して硬直したからです。(2013.12.21訂正:下線は誤り。筋肉にできた微細な傷が原因のようです。)

 また、中高年に多い腰痛は、その80%が、酸素供給不足による筋肉の硬直が原因していると言われています。
 でも、これは、日頃使っていない筋肉を適切に動かす体操によって、改善が可能です。
 次に、動脈硬化です。これは血管の硬直です。歳とともに血管の硬直が進んでいきます。これは避けることができません。いずれは極度に硬直し、ご臨終となり、全身硬直に至るのです。
 でも、血管の硬直が実年齢以上に進むと、たいていは内臓はまだ元気を保っているのですが、循環器系の病気が発生し、心臓病、脳梗塞、そしてボケで苦しむことになります。
 これは、部分的な動脈硬化によって、心臓の血管が詰まったり、脳の大小の血管が詰ることによるものです。血管が詰れば、酸素が供給されなくなりますから、当然にして大きな障害が発生するのです。
 部分的な動脈硬化を防止するには、どうしたら良いでしょうか。
 これは、たいてい
飽食が原因しています。飽食によって、余った栄養を血管壁に貯蔵している状態を作り出しているのです。
 これを改善するには、血管壁に貯蔵された栄養を食べ尽くすしかありません。絶食するなり、腹八分の食生活を持続しつつ、毎日、かなりの運動をするしかありません。
 しかし、運動というものは、口では言えても、実行はきわめて困難です。ここは、美食・飽食生活を捨てて、質素な食生活にするしかなさそうです。

 しかし・・・またまた「しかし」ですが・・・そのような食生活に切り替えると、どうなるでしょうか。動脈硬化の進行を防ぐことができ、あなたの健康は改善され、元気を取り戻すことができましょう。しかし、贅沢な食事をしなくなるのですから、世の中の金回りが悪くなり、日本経済がより硬直し、あなたの身に降りかかってきて、苦しむことになります。
 難しい選択を迫られることになってしまいますね。

コメント

笑える川柳ベスト10

2010年12月22日 | 笑い話&回文物語

 川柳ベスト10は、毎年5月に発表される第一生命の「サラリーマン川柳」が有名ですが、これらや日本笑い学会の隠岐和之さんが選定されたものを中心に、古くからあるものを含めて、小生が選んだ「笑える川柳ベスト10」を発表しましょう。
 笑い転げて、「笑う門に健康来たる」を招いてください。

やせてやる!! コレ食べてから やせてやる!!  (栗饅頭之命<みこと>

デジカメの エサはなんだと 孫に聞く (浦島太郎)

ドットコム どこが混むのと 聞く上司  (ネット不安)

アレどこだ? アレをコレする あのアレだ!  (読み人知らず)

(とも)白髪 誓った二人 禿げと染め  (作者不明

ローバは一日にして成らず 女の一生モウバアサン  (作者不明
ローバ(老婆)はローマ、モウバアサン(もう婆さん)は小説「女の一生」の著者モーパ
ッサンにかけたダジャレ。

忍ぶれど 顔に出でにけり わが歳は しわの増えしと 人のいうまで (作者不明
元歌は、百人一首にある平兼盛の作、
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
で、本歌取りした狂歌。本歌に負けない人気がある。

この世から 孫ができたら さようなら
この頃は ひ孫ができても 生きたがる  (隠岐和之)

あの世へは 落ちこぼれずに みんな行く  (畑中陽子)

健康のため 生き過ぎに注意しましょう  (作者不明
1989年までタバコに警告表示された「吸い過ぎ」をもじった、意味深長なパロディー。

どうでしたか。面白かったら、2号前の小生のブログ(12月17日)の小話も読んでください。きっと笑えますよ。

コメント

科学が明かす笑いと健康:NK細胞(免疫細胞)が活性化される?

2010年12月21日 | ストレス解消法・笑い学実践講座

科学が明かす笑いと健康:NK細胞(免疫細胞)が活性化される?

 笑うことによってNK細胞(白血球の一種、免疫細胞)が活性化したり、増えたりすることは、幾つかの研究で報告されているのですが、それを否定する調査結果も出ています。
 笑いがNK細胞に好影響をもたらすというのは、果たして本当かどうか。
 これを本格的に調査された結果が、「笑い学研究no.9」(日本笑い学会2002年)に掲載されていますので、その要旨を紹介しましょう。
 21名の被験者に、2本のビデオ(コミカルなものとドキュメンタリー)を、別の日に見せ、ビデオを見る前後に、NK細胞の活性を検査するための採血とPOMSというアンケート方式の心理検査を行い、比較検証を行ったものです。

 NK細胞の活性は、コミカルなビデオの場合、平均で26%から28%へと、2ポイント上がったのに対して、ドキュメンタリーの場合は、逆に2ポイント下がりました。確かな有意差が認められ、笑うとNK細胞が活性化されることが実証されました。
(私の感想では、たいした上がりようではなく、期待はずれなのですが。)
 なお、心理検査で、興味深いことが分かりました。緊張感など6つの気分の尺度を測定するもので、笑う・笑わないで、大きな差が出るのは、「疲労感」であるということです。
 笑うと、疲労が取れるという、新発見があったのです。
 そして、個々のデータを詳細に解析すると、別のことが分かってきました。
(1) ネガティブな感情が強い人ほど、笑いがあっても、NK細胞の活性は上がりにくい。
(2) 笑いの量とNK細胞の活性との間には、あまり相関がない。
(3) 面白いと思ったかどうかということに関していうと、面白いと思った人は、コミカルなビデオを見る前も後も、NK細胞の活性は相対的に高い。

 こうしたことから、NK細胞の活性は、笑いの量とは関係なくて、面白いものを見たときに、面白いと感じられるという「心のゆとり」や「ユーモアを解する能力」そして「楽しい気分を持てるかどうか」ということに関係があることが分かりました
 つまり、「いつもニコニコ楽しそうな人」は、NK細胞の活性が高い状態で維持され、健康でいられるということです。

 じゃあ、作り笑いをすることは意味のない、あるいは逆効果になるかといえば、そうでもなさそうです。
 別の方の研究では、作り笑いすることによって、楽しい気分になり、これによって、NK細胞の活性が高まるという結果が出ています。
 もうひとつ、運動した後や、好きなことに熱中している間は、NK細胞の活性が高まることが分かっています。
 寒空の中で、皆揃って、わいわいがやがやと、楽しそうにグランドゴルフに興じておられるお年寄りたち。皆さん、生き生き元気です。笑い・運動・熱中のトリプル効果で、きっと NK細胞の活性が大きく高まっているからでしょうね。
 こうしたお年寄りたちを、「遊んでばかりいやがって・・・」と、若いもんが苦虫を潰した顔で眺めていては、NK細胞の活性は低下するばかりでしょうから、ここは作り笑いしなきゃいかんでしょうな。

 硬い話ばかりでは面白くありませんから、最後に、海外ジョークを一つご披露しましょう。(開高健著「食卓は笑う」より ブラジル人のジョークの抜粋要旨)
<何人かが食事中に、ブラジル人の混血が話題になった後、一人が話し始めた>
 中年過ぎのよれよれの夫婦に、突如として子供ができた。夫婦ともにビックリするやら、うろたえるやら。赤ん坊の顔はそれらしいけれど、髪の毛だけは何と赤いのである。
 夫婦ともに髪は黒いので、早速論争が始まった。三代前まで遡っても、双方ともに黒髪である。いよいよ困惑して医者に相談を持ち込むと、遺伝学的には説明のしようがないが、とりあえず性生活を聞かせてもらいましょうということになった。
 「1週間に2度ぐらいは?」
 「ご冗談を」
 「では1か月に1度ぐらいは?」
 「とてもとても」
 「3か月に1度?」
 「しんどいです」
 「じゃあ、年に2度は?」
 「有るか無しかですなぁ」
 やがて、医者は顔を上げ、目を輝かせて“ワカッタ!”と叫ぶ。
 「サビです。赤サビです。あなたの赤サビが出たんです!」
 

コメント

笑う門に「健康」来たる。小話を4つほどお楽しみください。

2010年12月17日 | ストレス解消法・笑い学実践講座

笑う門に「健康」来たる。小話を4つほどお楽しみください。

 笑う門には福来たる、と申しますが、一緒に「健康」も来てくれます。
 これ、本当の話です。科学的にも立証されています。
 腹の底から笑うと、白血球の一種であるNK(ナチュラルキラー)細胞が一気に活性化され、免疫力がアップするのです。そして、絶えず笑顔を絶やさない人や度々大笑いする人はNK細胞が増えているのです。
 このNK細胞は、ウイルスや病原菌を殺したり、癌(がん)細胞を破壊したりしてくれる頼もしい免疫細胞で、主として腸壁で誕生します。
 
腹の底から笑うと、腸が揺り動かされますから、そうなるのかもしれませんね。
 いずれにしましても、笑いの効能は、ばかにならないものでして、「日本笑い学会」の副会長の昇幹夫医師は、癌の治療に「笑い」を取り入れ、たいそう効果をあげておられます。
 そうは言っても、「私には作り笑いしか出来ないし、腹を抱えて笑うなんて経験したことがない。」という方もおみえでしょう。
 笑いも訓練によって、少しずつ上手になります。
 面白い出来事に遭遇したら、少々大げさに笑ってください。
 その訓練になればと、小話をいくつか次に挙げます。
 「笑い転げよう!」と、意識して、ゆっくり読んでくださいね。

 国語の時間に、先生が「擬音(ぎおん)語をあげてみよ。」と、私に言った。
 「そうどすえー」と自信を持って答えた。
 これぞ、祇園(ぎおん)言葉!

 別の時間に、先生が、「どんより」を使った文章を作れと言った。
 私は、迷わず「うどんより、ソバが好きだ。」と、答えた。

 家族そろっての夕食時、何かの拍子で怒った父が
 「誰のお陰でメシが食えると思ってんだ!」と、言おうとして
 「誰のためにメシを食ってんだ!」と、怒鳴ってしまった。
 私も姉も、「自分のためだよ。」と、素直に答えた。

 父親が、男にフラれて落ち込んでいる娘を慰めようと
 「おまえ、人間は顔じゃないぞ。」と、言うべきところを
 「おまえの顔は人間じゃないぞ。」と、言ってしまった。

 どうでしたか。笑えるでしょう。2日前のブログ「笑う門には福来たる」の中にも、同様な小話を2つ入れていますので、読んでみてください。

コメント

笑う門には福来る。何もかも笑い飛ばすアメリカインディアン・ラコタ族を見習いましょう。

2010年12月15日 | ストレス解消法・笑い学実践講座

笑う門には福来る。何もかも笑い飛ばすアメリカインディアン・ラコタ族を見習いましょう。

 アメリカインディアンは、悲しいときこそ笑いを忘れない。
 笑っている場合ではない。だから笑う。疲れたら笑う。困ったら笑う。苦しみも笑いで吹き飛ばす。如何なる場合でも、明るく笑って、ほくそ笑んだり苦笑いしない。
 
アメリカインディアンの世界、特にラコタ族の間では、笑いは、人生や社会を円滑にする神聖な行為として尊重されています。
 ここで、小話を二つ。

 インディアンが缶詰を買いに行ったが、字が読めないから、缶詰の絵で品定め。
 鶏の絵、豆の絵・・・太った子犬の絵の缶詰を見つけ、大喜びで買ってきた。
 そして、「何とうまい子犬の肉だ。」と、ドックフードをたいらげてしまった。

 亀と蛙(かえる)が池の真ん中の大きな岩でくつろいでいると、雨が降り出した。
 いち早く気付いた亀は、蛙に
「お、雨だ。急がないと濡れちまうぜ。」と声をかけた。
 蛙は、「そうだな。雨宿りしなきゃ。」と、あわてて、亀と一緒に池に飛び込んだ。

 どうですか。小生は思わず吹き出してしまいました。アメリカインディアンにとって、軽口、冗談、おふざけは、人の健康と健全な社会維持に欠かせない「くすり」なのです。
 また、ラコタ族の世界には聖なる道化師「ヘヨカ」がいて、祭りで寸劇を見せてくれます。
 歩いて行ったら、水溜りに差し掛かった「ヘヨカ」。
 大げさに水をおびえて見せ、覚悟の末に、頭から飛び込んで泳いで渡ろうとする。
 飛び越えれば済む水溜りを大海のように見立てて大騒ぎする。
 
その間抜け振りを見て、皆が大笑いする。
 ラコタ族の世界で、これほどまでに笑いの文化が発達したのには、訳があります。白人のアメリカ大陸への侵略により、まずは、白人が持ち込んだ病原菌により伝染病が蔓延して多くの原住民が死に、次に、土地が奪われて、抵抗すれば殺されました。
 その後は、同化政策で、伝統行事を行うことも、自分たちの言葉を話すことも禁止され、住む土地は、痩せた荒地の居住区。白人文化になじめず、ろくな仕事にも就けない。こうした厳しい苦難の連続に耐えてこられたのは、笑いの精神があったからだと、ラコタ族の指導者は述懐しています。

 現在の日本にあっては、豊かな物質文明を享受しているものの、先行き不透明感が強くて、重だるく息苦しい社会になって来ています。精神的ストレスもたまってしまいます。
 こうした閉塞感が強い中で、一番必要なのは、やはり「笑い」でしょう。
 都合の良いことに、これが一番簡単に手に入る「くすり」です。
 ありがたいことにタダですしね。おまけに、この「くすり」は、どれだけ多用しても一切の副作用がありませんから安心です。
 ただし、急に始めると、アゴが外れる危険がありますから、少しずつ馴らし運転されることをおすすめします。
 お急ぎの方は、今直ぐアゴを大きく動かす準備体操をなさってください。
 そして、これを毎日、朝昼晩に10回ずつ行う。
 これで準備万端、怠りなし。
 明るい新年、平成23年にするために、早速、皆で「大笑い」を始めましょう。

 ウワッハッハァー!
 痛っ! アゴの筋肉がつった!

 副作用緊急情報発信!
 笑う前に、筋肉のマッサージをお忘れなく!

コメント

血管も大掃除しませんか。動脈硬化を予防し、高血圧も解消。

2010年12月15日 | 高血圧

血管も大掃除しませんか。動脈硬化を予防し、高血圧も解消。
(最新更新 2023.2.19)

 年に1回の大掃除の時期が来ました。
 1年経つのは早いものですね。もう師走になり、やらねばならぬ年1回の大掃除。
 でも、年1回だけともなると、普段は特別に支障がないですから、やってもやらなくても同じだと横着になり、手を抜くことが往々にしてあります。
 例えば換気扇の油落とし。
 でも、これをしなくても、ちゃんと羽が回ります。
 しかし、何年も掃除しないと、油がどんどん溜まって固まり、回る勢いが悪くなります。
 
でも、一気に勢いが落ちるわけではありませんから、これになかなか気付かないです。炊事場に長く煙が立ちこめ、いつまでも煙が充満するようになって、初めて気付くのです。こうなってしまった後では、いくら換気扇を掃除しても、十分な勢いは戻りません。
 もう買い換えるしかないです。

 人間の体も同様です。血管の大掃除を怠ると、血管壁にコレステロールや中性脂肪がこべり付いて固まり、血液が十分に流れなくなります。動脈硬化です。当然に血圧も上がってきていて、高血圧と診断されます。
 これも、換気扇の油と同様に、少しずつ進行します。動脈硬化は、加齢も原因しますが、飽食と運動不足が最大の原因です。毎日、腹八分で十分に運動すれば、毎日、血管壁が掃除されて、このようなことにはならないのですが、今日のような高度文明社会にあっては、なかなかできたものではありません。

 そこで、頼りになるのが、血管を大掃除してくれる丹参(たんじん)を主剤とする漢方新薬。強よ~い助っ人になります。この漢方新薬はすぐれものです。
 なんせ、中国の医学界挙げて開発に取り組んだものですから。なぜ、そうしたかというと、毛沢東主席が重い心臓病(たぶん冠状動脈の詰まりで手術不能の状態)にあり、彼が早々に死んでしまっては内政混乱を招きかねないから、何が何でも延命させねばならないという切羽詰った事情があったからです。そして、今までにない漢方新薬が開発され、毛沢東は随分と長く生きました。当時処方されたものは注射液でしたが、その後、一般に使いやすいよう改良され、飲み薬が誕生しました。
 年に1回、この丹参を主剤とする漢方新薬を飲み、これで血管を大掃除すれば、あなたの血管は、真新しい換気扇と同様に、いつまでも能力を十分に発揮するでしょう。
 換気扇のように買い換えができない血管ですから、日頃のお手入れを怠りなく。

 しかし、だれも動脈硬化の進行に気付くことはなく、「最近はスタミナが落ちたわ。これは年のせいだ。」と、片付けられてしまいますから弱ったもんです。

(2014.4.18追記)
 油が随分と巻いて血流が細くなっているような動脈硬化が進んだ血管の場合ですと、年に1回の大掃除では、とてもおっつきません。毛沢東のように、とまでは申しませんが、当分の間は毎日「丹参製剤」をお飲みになることをおすすめします。
 なお、丹参製剤は高血圧には即効性があるようですし、毎日1か月飲むと数値が20前後低下することが臨床実験で明らかになっています。
 参考までに、現在、中国から輸入されたり、日本国内で製造されているものを列記しておきます。品名は皆、異なりますが、内容成分の処方量は全く同じです。
 イスクラ産業 冠元顆粒
 小太郎漢方 環元清血飲
 クラシエ薬品 冠心逐瘀丹
 八ッ目製薬  冠源活血丸
 JPS製薬  冠源活血丸(製造元は八ッ目製薬)
 救心製薬  冠心調血飲 

コメント (7)

鍋の季節が到来!鍋はなごむ。何人もなじむ。仲間になれる。

2010年12月07日 | 心に安らぎを

鍋の季節が到来!鍋はなごむ。何人もなじむ。仲間になれる。

 寄せ鍋や昔むかしの人思ふ 山口青邨 
 湯気が立つ中で人の心を暖め、気心を通わせてくれる鍋の季節がやってきました。
 2、30年前、「越前ガニ」を食べに親睦会で若狭湾へ出かけました。一緒に行った同僚のツラが思い出されます。一生忘れられん! 悪いことは?
 一度行った民宿の「カニすき」の味が忘れられず、親睦会の幹事になったとき、その民宿へ皆を引率。
 宴会が始まり、幹事の役目で、皆に酒を注いで回り、合間を見て、浜ゆでしたデカイ「越前ガニ」をつまみ、また、酒を注いで回る。 
 直ぐに「カニすき」が始まり、「このカニすき、うまい、うまい。安くて、ええ民宿知っとるなあ、三宅は。」と、皆、パクパク食べよる。
 話が弾んで、2時間も経ってから、幹事としての役割が一段落し、「さあ、俺もカニすきを食うか。」 ギョッ! 鍋がカニみそでドロドロ! 煮詰まっとる!
 カニみそは、甲羅ごと鍋に浮かべて湯煎し、熱くなったら甲羅に入り込んだ煮汁をそっと鍋にあけ、甲羅を手に取って食べるものだ。食べたら、熱燗を注いで飲むと、なお良し。
ところが、誰もこれを知らんようだ。
 「こんな煮詰まったもんは、食えれんわ! ばかめ!」と、あいなってしまい、残念ながら好物のカニすきにありつけませんでした。
 でも、あの頃の仲間は最高に良かったです。皆で、みそ鍋をつついたり、ふぐ鍋を囲んだこともあります。

 ごむ。人もじむ。間にれる。づくし。「」は、良しの「」なのです。

 さて、この鍋文化。日本独特のもののようですが、ニューヨークでも、鍋料理は大人気とか。デリシャスでヘルシー! でも、おかしな食べ方です。皆でテーブルを囲んでいますが、銘々が「一人鍋」で食べている。
 あまりの水臭さ! なぜ、大鍋を囲んで、皆でつつかんのかいな。
 欧米人には、「きたない、不衛生」という観念があるようです。どんな黴菌(ばいきん)でも、鍋で完全に熱湯消毒されて、コロリなのですけどね。
 ホッペにチュッされる方が、よっぽど不衛生。唇に口の中の黴菌がいっぱい付いている。「唇を頬に擦り付けられるなんぞ、たまったものじゃねえ。病気が移る!」と、考えるのは、小生だけか。文化の違いとは、恐ろしいものですね。

 何と言っても、鍋料理は、家族団らんの場づくりに最高のものです。もっとも、家族皆が揃わないことには始まりませんが。
 鍋は、食べるのに随分と時間がかかり、よって、団らんがウーンと長く続きます。
 そして、その主役は鍋奉行。一家の亭主がその役目を演ずるのが慣わしです。日頃、料理をしない男が取り仕切るのです。とても、テレビを見ている余裕はありません。
 でも、亭主の存在感ここにありと自己満足。子供たちからも尊敬される?
 何にしても、一つの鍋を皆でつつくことにより、家族の絆が深まります。
 ここで、選手交代。鍋が終わったら、奥方が、その煮汁で雑炊づくり。
 雑炊が出来上がるまでの間、亭主が「どうだ、うまかっただろ。」と、鍋奉行の腕自慢。
 「でも、準備したのは母ちゃんだよ。」と、子供たちに一本取られる。
 「参った。参った。」と、笑っているうちに雑炊の出来上がり。
 雑炊は、煮汁の旨味で美味しい上に、食材から溶け出した栄養分まで丸ごと全部いただけるから、好都合です。
 何よりも、雑炊までフルに食べることにより、家族団らんの時間が、また一段と長くなります。

 ところが、この鍋文化、どんどん廃れています。鍋用の魚や魚すきセットが年々売れなくなってきたと、スーパーの経営者がおっしゃっています。
 魚離れで、すき焼きばかりになったわけでもなさそうです。
 夕食ぐらいタップリと時間をかけたって良さそうなものを。
 でも、世の中、余りにも忙しい社会になって、家族が揃わない・・・
 家庭崩壊の恐れが・・・
 この冬は、毎日とは言いませんが、週に1回は、鍋を囲むようにしたいものですね。

コメント (1)

インフルエンザ対策は免疫力強化しかありません。そこで冬の食養生。それは牡蠣鍋。

2010年12月05日 | 風邪・インフルエンザ・コロナ

インフルエンザ対策は免疫力強化しかありません。そこで冬の食養生。それは牡蠣鍋。 
(最新更新 2012.12.1)

 インフルエンザがどれだけ流行しても、ケロッとしている方がいくらでもおみえです。
 インフルエンザは空気感染ですから、ウイルスをいっぱい吸い込んでいるはずなのですが、発症しないのです。例えば、子供が発症し、添い寝している母親のように。
 これは、免疫力が強いからとしか言いようがありません。
 では、免疫力を高めるには、どうしたらよいでしょうか。
 方法は、2通りあります。

 まずは、ウイルスが体内に侵入して増殖したときにウイルスをやっつけてくれるT細胞とB細胞(どちらも白血球の一種で、免疫細胞と言います)の生産態勢の強化です。
 これは、胸腺(きょうせん)という器官が担っていますが、ミネラルのうち亜鉛とセレンが十分に摂取されていないと、T細胞とB細胞が質・量ともに生産が不完全になって、発症することが多くなり、また、なかなか治りません。
 なお、B細胞は、ウイルスの抗体を作り、その抗体をウイルスにくっつけて、増殖を阻止するものです。
 ワクチンは、弱いウイルスをわざと体内に入れてやり、B細胞にそのウイルスの抗体の作り方をあらかじめ記憶させておき、本物のウイルスが侵入したときに、直ぐに抗体を生産できるようにしたものです。
 予防効果は、1回のワクチン接種で80%、2回で90%程度と言われていますが完璧ではありませんから、安心はできません。
(追記:この%で予防効果が出るのは、ウイルスの型の予想と実際がドンピシャリいったときだけのようで、たいていはどれだけか外れますので、たいした予防効果は期待できないようです。)
 やはり、基本となるのは、胸腺を元気にしてやることしかなく、亜鉛やセレンといったミネラルをしっかりと補給して、免疫細胞の生産態勢をしっかりさせることです。

 もう一つの方法が、ウイルスを水際で封じるための免疫力の強化です。
 どんなウイルスでもパクパク食べてくれるマクロファージ(白血球の一種で、これも免疫細胞です)の増産態勢の整備と機能強化です。
 これをやってくれるのが、腸内善玉菌です。腸内免疫とも呼ばれます。
 腸内善玉菌がうまく働いてくれれば、腸壁にいるマクロファージが鍛えられてパワーアップします。そのマクロファージは、体内のパトロールもしますから、ウイルスがどこかで侵入しようとすると、そこへ直ぐに駆けつけて、水際で全滅させることができるのです。
 ですから、腸内免疫を高めることが、真っ先に非常に重要なことになるのです。

 ここに紹介しました3種類の免疫細胞を強化するには、どうしたらよいでしょうか。
 一番のおすすめは、ネギたっぷりの牡蠣(かき)鍋です。
 ネギはセレンを多く含みますし、牡蠣には亜鉛が多いです。そして、鍋物は野菜を多く食べることになりますから腸内環境が改善されます。
 加えて、鍋物を食べますと、体の芯が温くまります。体温が高くなると、免疫力全般が高まりますから、何かと好都合です。
(追記:鍋物の効能は他にもあります。→ 鍋の季節が到来!鍋はなごむ…

 ところで、インフルエンザにしろ、風邪(かぜ)にしろ、引いたときに、寒気がしたり発熱したりするのは、なぜでしょうか。それは、免疫系統の指令により、体温を高く保つことによって免疫力をアップさせようとしているからです。
 意識を失うような高熱の場合には、解熱剤が必要になることもありましょうが、「風邪? 早めのパ*ロン(解熱剤がしっかり入っています)」という、薬を直ぐに飲ませるコマーシャルは、風邪を長引かせるだけで、大いなる間違いなのですが、どうして厚生労働省はこれを容認しているのでしょうねえ・・・ 「1に睡眠、2にス*ナ」でなきゃいかんのです。
 それから、もう一つ。インフルエンザの初期には「タミフル」が効くとのことで、日本では盛んに投薬されていますが、いかがなものか。世界中の「タミフル」の7割が日本で消費されているというのですから、これは、いかにも使い過ぎでしょうね。たいして効かないですし、いたずらに副作用を増やしているだけではないでしょうか。

関連記事
2012.12.1 インフルエンザは単なる風邪の一種ですから、むやみに医者の薬を飲んではなりません
2010.12.4 風邪に抗生物質って必要(その1)(その2)

コメント

風邪に抗生物質って必要?

2010年12月04日 | 風邪・インフルエンザ・コロナ

邪に抗生物質って必要?
(最新更新 2018.4.28)

(その1) ウイルスには無力なんですが…

 多剤耐性菌(MRSA)が問題になって久しいです。各種の抗生物質(飲む殺菌剤)に耐性ができてしまった「黄色ブドウ球菌」のことを言います。
 そもそも、この菌は、誰もが皮膚や粘膜に持っている細菌です。ケガしたときに、黄色くジュクジュクに膿む原因となる細菌で、免疫力が低下しているときには、そうなりますし、免疫力が極端に落ちた人の体内に侵入して、人を死に至らしめることがあります。
 病院のように、殺菌に殺菌を繰り返していると、わずかに生き残る菌が出てきて、その菌が耐性を付けて広がってしまうのです。そこで、別の殺菌剤を使うようになり、それにも耐性を付けた菌が広まるという悪循環が繰り返されて、どの殺菌剤も効かなくなるという、恐ろしい状態が病院内で生じてしまうのです。
 今日、病院内で生まれたMRSAが市中に広まるのが心配されています。その昔、結核菌に抗生物質ペニシリンが非常に良く効いたために多用された結果、今ではペニシリンに耐性を付けた結核菌が市中に広まってしまっているのと同様な恐れがあるのです。

 さて、風邪(かぜ)を引いたら、症状を抑える薬と一緒に抗生物質が処方されることが多いですよね。これは、二次感染を予防する、つまり細菌を殺すためですが、風邪を引いたからといって、肺炎や中耳炎になるのはまれで、予防のために抗生物質を飲むのは、あまりにも行き過ぎています。
 こうした処方を続けていると、そのうち、肺炎などを引き起こす菌にも耐性ができてしまって、抗生物質が効かなくなってしまうのでは。恐ろしいことです。(2011年12月12日追記:マイコプラズマ肺炎菌に劇的に効いていたクラリスロマイシンが効かなくなりました。)
 加えて、風邪の原因はウイルスがほとんどで、ウイルスには抗生物質は無力です。そればかりか、腸内善玉菌も病原菌も似たような細菌ですから、抗生物質は、腸内善玉菌にもダメージを与えます。
 腸内善玉菌は、免疫力を強化する働きが大きいですから、その活力が落ちれば、治る風邪も治らなくなってしまうのですがねえ
・・

 

(その2) 小児には投与しないことになったのですが…

 

 風邪(かぜ)の90%はウイルスが原因で、冬場となると、ほぼ100%ウイルスが原因します。
 ウイルスは遺伝子だけで出来ていますから、遺伝子を殺す薬を用いれば退治できますが、併せてヒトの細胞の遺伝子も殺してしまいますから、ヒト本体も死んでしまいます。
 ですから、ウイルスを直接退治する薬は、基本的には存在しないのです。

 

 その点、細菌は、ヒトにはない細胞壁を持っていますから、細胞壁を合成する酵素を阻害する毒を飲めば、細菌は退治され、ヒトに悪影響を及ぼすことは基本的にありません。この毒を抗生物質と言います。ペニシリンやメチシリンがそうです。
 ところで、細菌も様々で、はじめからこれらの細胞壁合成阻害抗生物質が効きにくい細菌もいて、その場合には、細菌に特有のタンパク質合成を阻害する毒、例えばストレプトマイシンなどの抗生物質が使われます。
 これにも効かない細菌もいて、細胞膜合成や代謝を阻害する抗生物質が使われます。
 このように、細菌によって、毒への感受性が違い、抗生物質が使い分けられるのです。
 なお、抗生物質は、何と言っても毒ですから、ヒトによっては非常に重い副作用が出ることがあります。
 この抗生物質が、数年前までは肺炎や中耳炎への感染防止のために風邪薬と一緒に処方されることが多かったのですが、大小様々な副作用を伴うことがあり、また、耐性菌を作り出し、肺炎や中耳炎が治らなくなる恐れが出てきましたから、予防的に抗生物質を使うことは止めようという動きが出てきました。
 2003年に日本呼吸器学会が大人向けに、2004年に日本小児呼吸器疾患学会・日本小児感染症学会が小児向けに、こうしたガイドラインを作りました。
 これにより、どれだけか抗生物質が処方されることは減ったのですが、まだまだ頻繁に処方されるお医者さんもみえます。

 

 風邪を引いたときに抗生物質を飲んではいけない理由は、他にもあります。
 ここに挙げました各学会では言っていないようですが、腸内善玉菌も細菌の1種であり、細菌に特有の細胞壁を持っていますし、細菌に特有のタンパク質を合成しています。
 ですから、抗生物質を飲むと、ヒト本体への副作用とは桁違いに大きく、腸内善玉菌にダメージを与えてしまうのです。
 風邪を引いたときに、それを治すのは、ヒト本体が持っている免疫力しかなく、この免疫力は、腸内善玉菌の活力がアップすることによって、高められます。
 ですから、免疫力を下げる方向に働く抗生物質は絶対に飲んではならないのです。
 ヒトと緊密な共生関係にある腸内善玉菌ですから、風邪の治療には、腸内善玉菌の活力をアップさせる措置を優先してもらいたいものです。
 もっとも、高熱が長く続き、二次感染している可能性が出てきた場合は、原因となる細菌に最も適した抗生物質を処方してもらわねばなりませんが。

コメント