薬屋のおやじのボヤキ

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24節気の健康と食養:立秋から処暑まで

2018年08月07日 | 24節気の健康と食養

 24節気の健康と食養:立秋から処暑まで

 大暑の次にやってくる24節気が立秋で、毎年8月7日頃(2018年は8月7日)になります。立秋の日は夏至の日に比べて約1時間も日が短くなります。
 でも、立秋の日の気温は概ねピークにあり、岐阜の平年値は次のとおりです。
 平均気温  ピーク(8月1~7日)28.3度  8月8日から28.2度
 最高気温  ピーク(8月4~5日)33.4度  8月6日から33.3度
 最低気温  ピーク(7月31日~8月10日)24.6度  8月11日から24.5度 

 これでは、とても秋が来たという感じはしないのですが、梅雨はとっくに過ぎ、地面が乾いて湿気が減り、湿度がけっこう低くなりますから、蒸し暑さからは随分と開放されます。
 
とは言うものの、今年は梅雨明けが例年より早く、その後はまれに見る猛暑が延々と続き、炎暑の連続といった状態となって、夏真っ盛り。少々うんざりします。
 でも、毎年確実に言えるのは、日が昇るのが夏至に比べて約30分遅くなりますから、早起きの人には“そろそろ秋が来るか”と感じられることでしょう。
 立秋から1週間後のお盆(8月15日)の岐阜の最低気温は立秋と同じですが、多くの人が“一頃に比べて早朝は涼しくなった”と感ずるのは、こうしたことからでしょう。
 そうは言っても、日中は猛暑日を記録することが度々あり、暑さ真っ盛りで、立秋以降の挨拶言葉は“残暑お見舞い申し上げます”となりますが、お盆までは真夏と捉えたほうがいいでしょうね。

 「大暑から立秋まで」の記事で書きましたが、立秋以降もしばらくは暑さ真っ盛りの状況にありますから、その時期の注意点を再掲します。
 
昼間、暑い盛りに、体の芯を冷やしてくれるスイカがとてもおいしく感じます。でも、冷蔵庫で冷やし過ぎたスイカの食べ過ぎは「冷たい物中毒」の恐れがあり、要注意です。
 そして、快適な冷房も長時間あたると、体が冷えすぎてしまい、様々なトラブルが発生します。その対応策は、前々回の「夏至から小暑」の記事で書きました正しい入浴法や、前回の「小暑から大暑」記事で書きました貼るカイロの利用があります。参考になさってください。(引用ここまで)

 梅雨後半から立秋過ぎしばらくの間までは蒸し暑さや猛暑で食事が淡白なものになりがちです。よって、スタミナが切れてきます。これも「大暑から立秋まで」で書きましたが、滋養が付く鰻や肉類を時折食べたいものです。

 中国や韓国では、概ね「土用の丑」と同じ頃、その前後10日の日の3回を「三伏」といい、肉料理で滋養をつける習慣があります。3回目の「三伏」は立秋の頃となり、中国では立秋には「とろ火でよく煮込んだ肉や骨付き肉を食べるがよい」とされています。これでもって滋養をつけ、夏バテを防止しようというものです。また、暑い盛りに熱い物を食べるのは、冷えた胃腸を元気にすること、汗をかいて老廃物を排出すること、といった面でも大事なこととされています。
(注)「三伏」とは、正確には次のようになります。夏至から数えて3番目の庚(かのえ)の日から「初伏」が始まり、夏至から4番目の庚の日から「中伏」が始まる。そして、立秋以後の最初の庚の日から「末伏」が始まり、初伏、中伏、末伏の総称が「三伏」となる。初伏と末伏はそれぞれ10日間と日数が決まっているが、中伏の日数は年によって異なる。夏至から立秋までの間に、庚の日が4回ある場合、中伏は10日間、5回ある場合は20日間となり、「三伏」の期間は年によって30日間となったり40日間となったりする。

 ここで、「夏負け」と「夏バテ」の違いについて説明しておきましょう。暑さ真っ盛りの時期に体調を崩すのが「夏負け=暑気当たり」で、涼しくなってから体がおかしくなるのを「夏バテ」といい、対処の仕方が大きく違います。詳しくは、「何でも“夏バテ”にされては困りもの。暑気当たり=“夏負け”とは区別して対処しましょう。」をご覧ください。

 さて、先にも書きましたが立秋以降しばらくすれば朝の涼しさを感ずるようになります。そうなると、体は秋モードに急速に変化していきます。
 秋は、五臓では肺の季節。肺が活動的になります。その肺が好む味が辛味です。詳しくは、「立秋は秋の入り、五味を上手に秋食に取り入れましょう。辛味が重要です。」をご覧ください。
 立秋の頃から本格的に収穫できるようになるのがピーマンやシシトウで、昔はけっこう辛いものが混じっていました。最近はシシトウの一部にそうしたものが若干ある程度になってしまい、少々残念ですが、辛味があるから初秋からの野菜である、と言えるのが本来のピーマンやシシトウです。
 もう一つ、立秋の頃に収穫のピークとなるのがカボチャで、収穫後1週間か10日置くと甘味も増して美味しくなり、この時期にふさわしい野菜です。漢方では、カボチャは「陰陽にかたよらず両者を補益する平補の食品」とされ、体に熱がこもるでもなく、冷やしもしないという、この時期に胃腸にやさしい食品で、栄養価も高く、滋養も付きますから、大いにお召し上がりください。
 他にこの時期に収穫が本格化するものにオクラがあります。オクラに特有のネバネバ物質はペクチンとムチン。胃腸の粘膜を保護し、消化を促し、便秘を解消するといった効果があります。この時期、「冷たい物中毒」で荒れた胃腸
粘膜の修復に効果的でしょう。
(2018.8.9追記:ムチンにはこのような効果はないとも言われています。)

 果物では、ぶどうが旬となります。漢方では、ブドウは「血を補い、気を補う作用がある。性は平(体を温めも冷やしもしない)」とあり、これからの時期に最適です。
 また、桃が旬となります。漢方では、桃は「体を潤し、胃腸を整え、血を巡らし、老廃物を排泄する」とあり、性は微温(体を少々温める)で、冷え症の女性には最適な果物となります。

 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 キュウリは足が短く、例年なら第1弾はとっくに終っているのですが、今年はまだまだ収穫でいており助かっています。というのは、第2弾が珍品種であったがために生りが非常に悪いからです。でも、今節後半には第3弾が生りはじめましょう。
 ナス(白ナス・紫ナス)やピーマンそしてオクラは足が長く、順調に収穫が続きます。ただし、7月25日以降、雨らしい雨がなく、畑が乾ききっていますから、いまいち生りが悪いです。
 トマトは例年立秋には終わりますが、昨年同様、今年も種蒔きを冷床で行ったため、出遅れており、今がピーク後半といったところです。なお、接木苗をゴールデンウイーク過ぎに定植したものは間もなく終了です。
 十六豆(十六ササゲ)第1弾はいったん終りましたが、直ぐに復活し、今、盛んに生りはじめました。遅植えの第2弾が今、ピークとなりました。
 ゴーヤは、既に
収穫できるようになりましたが、やせた土壌で無肥料栽培していますから、小さなものしか収穫できません。
 カボチャも無肥料がたたって大幅な収穫減となりましたが、そろそろ全部を収穫し、長期保存します。

 また、薬味として、大きく生長した青シソがありますし、ミョウガが取れはじめます。
 今年2年目のチマサンチュ(韓国では焼き肉にこれを巻いて食べることで有名)は、柿の木の木陰での栽培で、まだ収穫可能です。
 ニラを少々栽培しており、いつでも刈り取って料理に使うことができます。
 時期外れですが、夏大根と夏キャベツそして夏ニンジンが収穫できますが、どれも今年はいまいちです。
 果物はメロンがあります。毎年失敗続きでしたが、今年はまれに見る好成績で、今しばらく収穫できます。

 次回は、「処暑」(8月23日頃)の健康と食養です。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして! (ゆきの)
2017-08-14 08:51:21
夏のクーラーの使いすぎは体にも精神的にもダメージがありますね。
3年前の夏と今年も少し更年期障害?自律神経失調症ぎみでして色々症状があります。
桃はあまり冷えないんですね。大好きなのでよかったです。
あとは果物でリンゴなども冷え性に良いと聞きますが、他の果物は少しなら大丈夫ですか?
ゆきの様へ (薬屋のおやじ)
2017-08-14 09:17:01
リンゴは涼性ないし平性ですから、さほど体を冷やすものではないですが、ほどほどにしておきたいものです。
桃の場合も同様で、食べるとしても旬の時期に毎日1個としたいものです。
お願い(みと・あかつかカンファレンス)*メディア詐欺対策室;安倍晋三 首相案件(刑事・民事責任追及)【メディア詐欺;共謀罪通報対象】 (池田剛士)
2018-08-08 21:52:24
CC 日本放送協会(NHK); 警視庁; 東京地方検察庁; 消費者庁表示対策課食品表示対策室; 厚生労働省健康局健康課栄養指導室; 厚生労働省医薬・生活衛生局
BCC 首相官邸; 日本学術会議; 経済産業省 特許庁; 法務省; 外務省; 宮内庁



学術秘書
池田です。

記事の修正又は削除をお願いいたします。

修正又は削除が必要な記事の一覧、Googleキャッシュ検索の結果(site:blog.goo.ne.jp/miyakekazutoyo230910/ ムチン)も併せてご確認ください。
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修正の際のポイントは、3つあります。

(1)「ムチン」という言葉を使うこと自体が誤り。
(「植物」の話をしていて、「ムチン」について語ること自体ナンセンスです。)

(2)「ムチン」と関連付けて語られてきた、夏バテ解消、スタミナ食材、疲労回復といった健康効果も全く根拠なし。
(「健康効果」は、ヒトや動物から分泌される「ムチン」本来の働きから想像された話であって、食べてどうこうの話ではありません。)

(3)「ネバネバの正体は『ムチン』」も誤り。
(「ムチン」は「糖たんぱく質」といわれますが、「植物の『糖たんぱく質』」はネバネバしていません。)

「(日本国内だけで)植物の粘性物質をムチンと呼ぶことの根拠や起源」が判明いたしました。
(「『mucin』と『mucus』の混同」ないし「『mucus』の誤訳」、
「『mucin』と『mucilage』の混同」ないし「『mucilage』の誤訳」が誤報の原因でした。
つまり、動植物の粘性物質をムチンと呼ぶ「学説」は存在しません。
http://acsec.jp/mucin.html


“フィッシャーの呪い撲滅キャンペーン”へのご理解、ご協力をお願いいたします。
http://acsec.jp/maffgo.html

全国の都道府県庁、自治体の対応状況については、こちらでご確認いただけます。
http://acsec.jp/soumugo.html

※参考:
[1]平成の大獄(へいせいのたいごく)|改元の礼:
大戸屋ホールディングスらによる公益通報者 看護師 中西京子さん襲撃事件
http://heisei.nokyoko.jp/
[2]虎の門外の変|家来たちは、子どもを殺した。:
岡本薫明 財務事務次官らによる公益通報者 看護師 中西京子さんに対するパワーハラスメント
http://toranomon.nokyoko.jp/
[3]和とは愛 オフィシャルサイト|希望:
http://nokyoko.jp/#hope

では、
おやすみなさい。


この件に関するお問い合わせ先:
みと・あかつかカンファレンス事務局長
ラクトース研究班「いもいち2025」班長代理
有限会社学術秘書
本店営業部
池田剛士
〒311-4141
茨城県水戸市赤塚1-386-1-107
電話:029-254-7189
携帯:090-4134-7927
ムチンに関して池田剛士様へ (薬屋のおやじ)
2018-08-09 10:01:05
コメント有り難うございます。
とりあえずムチンの記述箇所には次のとおり断り書きを入れ込みました。
(2018.8.9追記:ムチンにはこのような効果はないとも言われています。)

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