薬屋のおやじのボヤキ

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24節気の健康と食養:秋分から寒露まで

2018年09月23日 | 24節気の健康と食養

24節気の健康と食養:秋分から寒露まで

 白露の次にやってくる24節気が秋分で、毎年9月23日頃(2018年は9月23日)。これより夜が昼より長くなる(厳密には異なりますが)のですから、秋も本番となります。「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。過ごしやすい季節の到来です。
 
でも、朝晩は肌寒く感じ、風邪を引きやすくなってきますから、用心なさってください。
 (秋の彼岸:秋分の日を中日(ちゅうにち、おちゅうにち)といい、その前後3日間、計7日を言います。)

 さて、前回(白露)で申しましたが、朝晩の涼しさを感ずると同時に、体のけだるさを感ずるようになることがあります。これが本来の「夏バテ」です。その対処の仕方は、「何でも“夏バテ”にされては困りもの。暑気当たり=“夏負け”とは区別して対処しましょう。」で詳細に記しましたが、ミネラル不足が原因であることが多いです。
 ミネラルの補給には、まずもって緑黄色野菜や小魚を丸ごといただくということが重要です。前回紹介しました秋刀魚(サンマ)が旬の真っ只中となり、新鮮なものならミネラルたっぷりのはらわたも美味しく食べられます。しかし、ここ数年前から、中国、台湾、韓国の超大型漁船が日本の排他的経済水域外側の公海でゴッソリとサンマを捕獲してしまったり、海流の変化があったりして、三陸沖へ戻ってくる十分な大きさがあって脂が乗ったサンマが随分と減ってきています。サンマがだんだん高級魚になって、庶民の口に入りにくくなり、まことに残念なことです。
 サンマのほかに、秋はイワシが旬になっています。脂の乗ったイワシの丸干しを焼いて、脂を切って、丸ごと全部食べるのがベストです。ミネラル補給にとてもいいです。なお、青背の魚の脂(オメガ3)が体にいいからといって、残さず脂を全部摂るのは考えものです。油脂の摂取はバランスが重要で、高レベルでバランスを取るのではなく、低レベル(少ない摂取量)でバランスを取りたいものです。
 野菜を多く摂ってミネラル不足を解消するのが一番ですが、市場に出回る野菜は昔に比べてミネラルが随分と減っていますから、不十分になりがちです。夏バテした方は総合ミネラル剤で不足分を充足させる必要がありましょう。

 夏バテせず、あるいは夏バテが解消すると、本格的な涼しさの訪れとともに食欲が出てきます。食欲の秋の到来です。馬肥ゆる秋です。
 四季がある地域に住む動物は、冬の食糧不足と寒さ対策のために、この時期に限って飽食します。ヒトも同じ動物ですから、秋に飽食したくなる体質になっており、大いに食欲の秋を満喫していいのではないでしょうか。
 ただし、冬になったら、そして夏も、腹八分かそれ以下にすべきですが。
 参考までに、飽食して太ったら、その後はダイエットして、一時的に痩せると健康にとてもいいです。それはどうしてか。「
冬ヤセ、夏ヤセで毒だし!おすすめします1日断食の繰り返し」をご覧ください。

 気象は、秋雨前線が(今年は随分と長く居座っていますが)終わり、カラッとした大陸の空気が入り込むことが恒常化し、空気は乾いてきます。秋の臓器は肺で、肺は乾燥を嫌います。肺に潤いを与えてあげねばなりません。それには、食が大いに関係します。もっとも重要なのが「辛味」で、これが肺を潤してくれます。詳しくは、「立秋は秋の入り、五味を上手に秋食に取り入れましょう。まずは辛味が重要です。」をご覧ください。
 この時期、露地物のピーマンやシシトウの収穫がピークとなり、ピリッと辛いピーマンやシシトウが求められるのですが、すっかり品種改良されてしまい、これら皆、辛くないものばかりになりましたから、残念です。食卓に乗った料理には、唐辛子なり胡椒を気持ち多めに振りたいものです。また、これから旬となるショウガが採れはじめます。
 そして、秋はカレーライスの季節です。この時期、辛いカレーライスがますますおいしく感じられます。でも、過ぎたるは及ばざるが如しでして、激辛は度が過ぎて、逆に肺を痛めつけることになりますから、ほどほどになさってください。

 果物では、梨が終りかけ、ブドウはマスカット系が旬となり、イチジクが今しばらく続いています。食味は梨が寒性で食べ過ぎると体を冷やしますが、ブドウとイチジクは平性で、さほど体を冷やすものではないです。食欲の秋ですから、食後に何かこうした旬の果物を少々いただきたいものです。
 これからの時期、体を冷やす(寒性の食べ物)ことで有名なのが「秋ナス」です
。“秋ナスは嫁に食わすな”ということわざがあります。2説ありますが、ここは、姑が秋ナスの調理を嫁に任せて諭した言葉、“もうじき、お腹に子が宿るじゃろうよ。秋ナスは体を冷やしてしまうから、子にさわる。食べるのは遠慮しときなされ。”ということにしておきましょう。
 詳しくは、秋ナスと秋サバは嫁に食わすな!をご覧ください。

 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 夏野菜は、もうほとんどが終わり、残すは白ナスとピーマンだけです。
 白ナスは寒露の頃まで収穫が続きそうです。
 ピーマンはとても足が長く、夏秋野菜と言え、11月半ばまで収穫が続きます。
 薬味となるミョウガ、青シソ、三つ葉はいつでも収獲可能ですし、ニラもまだ採れます。

 
これから旬となる秋冬ニンジンの収穫が間もなく始まります。
 9月に種蒔きした大根の選り葉が順次収穫できるようになります。
 果物では今年はイチジク(ダルマティー)1本だけですが、鳥に全部突かれてしまい、無収穫となり、残念です。

 次回は、「寒露」(10月8日頃)の健康と食養です。


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