別立てブログ「薬屋のおやじの“一日一楽”&“2日前”の日記」で投稿した記事で、健康をテーマにしたものは、このブログで再掲することにします。
中部大学の武田邦彦教授のブログ(音声)を毎日のように見ているのだが、先日、2回にわたって福岡県久山町の疫学調査解析に関し、奥山治美名古屋市大名誉教授の著の紹介があった。その内容は“日本国政府の正しい栄養指導”による「糖尿病の高発生」と「くも膜下出血の大発生」というもの。
久山町研究については聞いたことがあるが、その詳細は知らない小生。武田教授のブログによると、九州大学が乗り出して生活習慣病予防を積極的にすすめた、その結果がとんでもないことになっているようである。
そこで、研究主体の九州大学研究室のサイトを覗いてみたら、糖尿病の高発生は診断基準の相違によるものであり、決して高くないとの弁明があった。くも膜下出血の大発生に関しては、その事実のグラフが示されているだけでコメントは見つからず。
はてさて何が本当なのか。奥山教授の著書を買って読んでみるしかない。ネット注文した、その本「日本人は絶滅危惧民族ー誤った脂質栄養が拍車ー」が今日届いた。奥山教授はどういう人物かというと日本脂質栄養学会の初代会長であり、この学会の主要メンバーは個性的な方が多い。つまりアンチ政府の御仁たちだ。
「利益相反行為」という言葉がある。ウイキペディアによれば「ある行為により、一方の利益になると同時に、他方への不利益になる行為。他人の利益を図るべき立場にありながら、自己の利益を図る行為が典型的な例」とある。健康に関する 日本国政府の施策やそれをサポートする学者たちは、利益相反行為を行うのが常だ。官僚なり学者は自分たちの利益だけを求めて施策を打ち、国民をあざむき、国民に不利益(健康を害する)を被らせる。これがあまりに多い日本である。
本書に面白い断り書きがあった。本書は奥山教授が編著者で、その下に何人かの主著者がいる。その一覧表の下に「利益相反開示 主著者は、開示すべき利益相反(COL)はないと言明した。」と書かれているのである。
こうまで書かれていると、この本は一応信用が置けるな、ということになる。
さて、気になる久山町研究に関してであるが、ざっと見たところ、糖尿病については短い言葉で断定しているだけであり、くも膜下出血については単なる事実を言うにとどまっている。これじゃあ、いただけない。もっとも他の章に何か関連したことが書いてあるかもしれないから、全部読まないといかんが。
ついでに、もう一つ文句が言いたい。本書はB5サイズの横書きで読みやすいが、たったの126ページしかないのに2500円(税別)もする。こんなに高い本だから、もうちょっと細かい解説を入れ込んでほしいものだ。アンチ政府の学者たちは政府ににらまれて科研費(科学研究費補助金)がもらえないから食っていけず、本の出版による印税が頼りだから、こういうことになるんであろうが。
ついでだから、もう一つ、ついでに言わせてもらおう。小生が学生だった頃は教授の下には毎年経常費(自由研究費)としてドバっと金が来たものだが、近年はそれがわずかな金額となり、金が掛かる研究は1件審査で国から補助を受ける仕組みとなっている。こうなると、国の方針に反する研究は絶対させてもらえないのだ。加えて、実利が出る研究が優先され、地味な基礎研究は採択されにくくなっており、大学のそもそも論からすると大学研究は危機的な状態にある。
だいぶ横道にそれてしまったが、久しぶりに本を買い、食の見識を新たにすることができそうで、そのポイントなるものがつかめたら、メインブログ「薬屋の…」に新規投稿することとしよう。久しぶりに頭がしゃきっとして、良き脳トレとなりますわ。
一日でいろいろあった出来事の中から、毎日“一楽”を探しだして、翌日にSo-netブログで投稿してきました。これを始めたのは2012年8月29日ですから、もう7年も経ちました。我ながら、よくもまあ続けられてきたものだと感心しています。
単に自分だけのものの日記なら、途中で棒を折っていたかもしれませんが、こうした日記の効能が大きいからと、皆さんに知ってもらおうという意味合いが大きかったですから、今日まで続けてこられました。
さて、小生の一日一楽日記は、たいていその日の夕方に概ね仕上げ、翌朝に校正して投稿するのですが、昨日は書く暇がなく、今日やっと手が空いたのは午前10時すぎ。そこで、昨日の出来事を振り返り、今回はこれを取り上げようと、お題を決め、管理ページを開こうとするも、ただいまメンテナンス中との表示が出て、投稿できず。
そういえば、10月1日からブログ名をSSブログと改め、午前10時から午後6時まで長時間メンテナンスを行うという案内がメールで来ていたのを思い出しました。
こうなると、昨日の日記を投稿するのはちょっと難しくなってきました。滅多にないことですが、1日お休みにするか。迷ったあげく、この「薬屋の…」ブログとも関わりがあることだから、休まず、このブログに書いておこう、ということにしました。
お題は「ネコブセンチュウ対抗植物、コブトリソウに花が咲く」
畑でサツマイモを幾畝か栽培しているのだが、連作を始めたところネコブセンチュウの被害がだんだんひどくなった。芋の表面に齧ったような跡がつき、早めに食べればそうたいしたことはないが、保存しておくと全体が凍みたような状態となり、まずくて食べられなくなる。
そこで、ネコブセンチュウを退治してくれる植物はないかとネット検索してみたら、けっこう効きそうな植物が見つかった。幾種類かあったが、背が高いものが多く、これでは隣畝のサツマイモや他の野菜が陰となるから、一番背の低そうなコブトリソウを栽培することとした。
春に種を買い、サツマイモを1畝休耕とし、6月に種蒔きした。きれいに発芽し、どんどん背が伸びる。8月に一度、上部を草刈機で刈り取り背を低くしたものの、再び背が伸び、9月にも上部を刈った。
9月に刈ったとき、花芽ができかけており何やしら実ができそうな様子だった。でも刈ってしまったから、無理だろうと思っていた。
ところが、である。今日、畑へ行ったら、コブトリソウもしぶとく子孫を残そうとしているのであろう、黄色い花があちこちで咲き始めていた。へえ~、こんなきれいな花が咲くのか。
(写真を載せるといいのですが、カメラを持っていかなかったし、面倒だから省略)
これから先、しばらく花見をし、種ができる前に(ひょっとして種がこぼれて来年一人生えがひどくなると後作のサツマイモが減収になるおそれがあるかもしれないから)根元から刈り取ることにしよう。
そして、コブトリソウの残骸はその場に被せ置き、草抑えにして、来年の6月にサツマイモを栽培しようと考えている。来秋のサツマイモはネコブセンチュウ被害がうーんと軽減することを祈って。
それにしてもコブトリソウの花はきれいだ。ずっとそのままにしておこうか。一人生えしたら、それはそのとき考えればいいじゃないか。
という“一日一楽”でした。
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