『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

インターネットの脅威

2008-03-02 16:11:17 | Weblog
『うちの家を、あんな感じに直せるろうか?』


 先日、突然に、大阪から電話がかかってきた。内容は、「〇〇市に家がある、『リフォームをしたい』と思って、地元の工務店に頼みかけていたが、その会社のホームページを見よって、お宅の会社のホームページを見た。リフォームの画面で、最初に出てくる様に、家をあんな感じに直せるろうか?」『幾ら係るだろうか?』「〇〇〇万円ぐらいで出来るやったらお願いしたいが・・・。」



 県内、県外を問わず、最近良くこんな電話をいただきます。
先日の東京でのコンテストでの受賞『TH大賞リフォーム部門地域最優秀賞』の影響かもわかりませんが・・・。

 
  


ビフォー、アフターの『この写真』を見て、電話をいただいたようです。
リフォーム前は、古い瓦が割れ、数箇所で雨が漏っていました。


これが内部の、『リフォーム前』の姿です。



そして、『リフォーム後』です。当然、耐震診断、そして、補強工事も行っています。





 又、「もう壊さんと遺憾がやけんど、新築する言うたら、〇〇〇万は、係るろう。」とか、「一回家を見てもらえんろうか?」など、リサイクル、『リフォームへの関心』は、日に日に高まりつつあるようです。



 そのような声をいただくと、私は、すぐにそのお家を見せていただくようにしています。内部外部の状況、床下、屋根裏の木の傷み具合など、目視をさせて頂くと、おおよその、その家の『リフォーム後の姿』が見えてきます。


 リフォームをすると、ほとんどのお家が、皆さんびっくりされるほど、素晴らしく変身します。私自身も、予想以上に変わるのに、毎回、大変に驚かされています。



 今社会は、経済的にはなんとなく低迷し続けていますが、CO2削減など、環境にも配慮し古来の木造住宅の『技術伝統の素晴らしさ』は、今大きく見直されつつあります。私にとっては、本当にうれしいことです。



 以前にも、お話しましたが、私の尊敬する住宅建築における師匠で、小原二郎先生(千葉工業大学常任理事、農学博士)は、このように語っています。

小原二郎先生からは、何回もお便りのお返事をいただきましたが、91歳の喜寿で、ますます現役で、かくしゃくとされ、本当に謙虚な『男の品格』を、漂わせている先生です。


『木は人間くさい材料!』



「木は人間くさい材料です。今、1400年経った法隆寺の古い柱と、新しい桧の柱と、どちらが強いかと聞かれたら、『それは新しいほうさ』と答えるに違いありません。けれどもその答えは正しくありません。
 なぜなら木は切り倒されてから、200年から300年までの間は、強さや剛性がじわじわと増し2~3割も上昇し、その時期を過ぎて後、緩やかに下降し始めますが、その下がりカーブのところに法隆寺材が位置していて、新材よりもなお 1割くらいも強いからです。」と『小原二郎先生』は言っています。



 『人間工学研究』の第一人者小原二郎先生の言葉のように、古いお家の、木は決して悪く、弱くなったり、使えなくなるというものではなく、むしろ、硬く強くなり、強く生きる又『癒しのエネルギー』を私たちに与えてくれるのです。

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2 コメント

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リフォーム (Nちゃん)
2008-03-03 14:05:28
太郎丸のリフォーム前の家を知っている私としては、かなりの驚きです!あの古家が・・・ はっきり言って目が点です。特に洋室!昭和初期を彷彿とさせる懐かしい感じのお部屋に仕上がってますね。茶黒と白のコントラストが素晴らしいです
肋骨の件ご心配して頂いてありがとうございます。でも折れてはなく3本ヒビが入っただけですんでますので、入院はしていません。まだ多少痛みますが、大丈夫です!
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Nちゃん、ありがとう。 (ガンさん)
2008-03-04 12:13:32
体大した事無くて、安心しました。お大事にしてくださいね。
又、大変にお褒め戴いて有難うございます。それぞれの古いお家変身への可能性には、私も本当に、驚いています。ですから、いつも、古いお家のリフォームには、ウキウキ、ワクワクなんですよ~。
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