『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

古い壁土から一輪ざし

2009-09-23 15:16:04 | Weblog
150年前の壁の赤土で、手造りの壺



(150年前の赤土から出来た一輪ざしです。この深みのあるなんとも言えない赤土の色そしてホタルの淡い光を文様にした図柄が一段と映えます。古民家から出る廃材は色んなものに使えるのです。)



 先日たのんでいた壷が出来上がりました。150年以上前の赤土で一輪ざしをつくって頂いたのですが、本当に見事な色の壺に焼きあがりました。




 古民家再生工事をするにあたっては、耐震補強工事や間取りの変更工事、断熱保温工事、内装工事、設備工事、外構工事と行っていく訳ですが、その時に古い壁の解体や、屋根の葺き替え工事場戸を行う際、廃材が多く出てきます。



(泰山窯のこの一輪ざしを作った川村様です。香南市香我美町にお店はあります。)




 その廃材、たとえば、古い瓦、屋根壁の赤土、壁の中の竹、古い建具、古い板など、ほとんどのものが再生可能なのです。中でも多く出る赤土の利用方法も独特な風合いや色を表すので、新しいものにはないものが出来上がるのです。


(先日完成した朝倉の古民家再生物件T様邸の外観です。多くの見学者が訪れて古民家の素晴らしさを知って頂きました。)



 いま、地球自体が、大きな病にかかっています。その1つが、地球温暖化であり、エネルギー問題です。そして、日本にあっては、高齢化問題です。



 こうした大問題を抱えている訳ですが、これらを解決する方途はいまだに見つかっていないのが実情です。各国試行錯誤を繰り返しているのです。


 こうした諸問題に大きな解決の突破口を開いていくのが、木材を使う木造の古民家再生事業だと自負しております。単なる家づくりではなく、地域づくりであり、歴史伝統を受け継ぎ、地域の活性化や町おこしにも繋がって行きます。そしてそれがそのまま経験と生活の知識豊富なお年寄りが大切にされる社会っづくりにもなります。そして、最高最大のCO2削減と省エネにつながって行くのです。



(古民家再生物件で、野市町西佐古の物件です。完成と同時にすぐに売却されました。古民家再生物件は、大人気なのです。)



 今地球規模で、新たな時代を迎えているのです。
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