熱く燃えて、一層涼しく！
（絵金祭りのこの現実離れした、恐ろしいおどろおどろの祭典には、県外からの多くの方々が、観に来られています・・・・。また、多くの亡くなった霊たちも、頑張っている現実の人々を守るために集って来ている？と、言われています・・・・・。この写真の右上にも、ザンバラ髪の人？が映っています・・・・。！？）
今年もまた暑い夏がやってきました。
（左の一階が、リフォーム展示場で、おでんやビールを販売し、中では囲炉裏を再現した休息場となっています。右側が、焼きそばや怪談ものの映画を上映して、中が客席となっています・・・・。）
暑い夏といえば、この夏の始まりを告げる高知県香南市のかつての商業都市であった赤岡町の絵金祭りです・・・・・。明日7月16日（土）、17日（日）の二日間で、午後5時から~10時までです。
（日が暮れると、提灯の明かりに照らされた夜店が並び、一層絵金の『おどろの世界』が広がって、絵金の屏風絵や、絵馬の描かれた情景が、ろうそくのほのかな明かりで、甦っていくのです・・・・・。）
この絵金祭りの会場となっている、赤岡町の商店街の横町に、当社のリフォーム展示場があります。その隣の2階が私の自宅ですが、1階部分では、焼きそばや、おでんビールなどを、食べていただきながら涼しさを味わっていただくために、怪談映画を上映していますので、是非お立ち寄りくださいね～・・・・・。
（映画館入り口に掲げている即席の看板です・・・・。入場無料ですのでお気軽にお立ち寄りくださいね・・・・。上映映画は、『四谷怪談』、『牡丹灯籠』、その他です。）
リフォーム展示場には、昔懐かしい囲炉裏を復元していますので、お友達やご家族で、その良さを堪能して頂ければと思います・・・・・。
（囲炉裏のあるリフォーム展示場の店内です・・・・。休息場所にもなっていますので、お気軽にお使いくださいね～・・・・。要望があれば記念の写真も写しますので、係員に申し出てください・・・・・。もちろん、無料です。）
この絵金祭りは、幕末の激動と変化の時代を、狩野派の流れをくみながら、盗作という異端の絵師としてレッテルをはられ、波乱万丈の中を生き抜いた絵師金蔵の激しいまでの時代への憤りを、絵画に著わした作品を、一同に展示する1年に1回の催しです・・・・・。・・・・いろんな戦い方があるのですね～。
（こうした屏風絵が、旧道沿いのお店の軒先に飾られていきます・・・・。前に説明文とろうそくが、灯されています・・・・・。）
なぜこれほど多くの絵金の絵が、ここ赤岡の地にあるのか・・・・・。当時の赤岡の豪商たちは、商売の発展に合わせて、そのお店を邪悪から守る為に、そうした恐ろしい、おどろおどろの絵金の絵を店先に飾ったり、神社に奉納したといいます・・・・・。
（こうした絵は芝居絵を、著わしたもののようですが、他の絵師と違って極彩色をふんだんに使っての絵は、非常に珍しく、西洋の画家たちにも多大な影響を与えたようです・・・・・。ある意味では、時代の最先端・・いやそれ以上行き過ぎていたために、異端視されたのかもしれません・・・・。）
そうした絵金の絵を、夕方の5時ごろからの夕闇のなかで、ろうそくのほのかな明かりの中で見る、本物の絵金の絵の迫力を、是非ご堪能くださいね～。
（絵師金蔵は、権力によって思わぬ圧力をこうむり、不遇の余生を送らざる負えなくなった人物です・・・・。当時の国家権力に、絵画で持って戦いを挑んだその心意気と反骨精神が絵画の随所に描かれています・・・・・。当時の体制を見限っていたのでしょうか・・・・・。こうした心意気は、当時の庶民大衆にも伝わり、だんだんと広がり、徳川幕府の崩壊へとつながっていったようです・・・・。時代の変革には、坂本龍馬をはじめとする多くの方々や、絵師金蔵や、ジョン万次朗等、あらゆる立場の方々が、そうした立場の中で、新時代への大きな流れを創っていって、できあがって行ったのではないでしょうか・・・・。）
同じように現代も、いまだかつてない大きな変化と、激動の時代を迎えています・・・・・。世界が大きく変わろうとしているのです・・・・。新しい時代への大きな変化が起こりつつあるのです・・・・・・。絵師金蔵の叫びが、絵画の中から、きっと聞こえてくるのではないでしょうか・・・・・。そして、坂本龍馬やジョン万次郎の声もひょっとして、聞こえてくるかもしれません・・・・・・。
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