mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

四条通一車線化で祇園祭の鉾建てはどうなるのだろうか

2012年07月03日 | 京都

 今年も祇園祭が始まりました。1日の吉符入りに続き、2日のくじ取り式が行われ、今年の巡行で長刀鉾に続く山壱番は郭巨山(かっきょやま)となりました。

 その長刀鉾。山鉾を持つ町は烏丸通よりに西に建てられますが、長刀鉾と保昌山の二つは烏丸通より東に建てられます。長刀鉾は四条通烏丸東入の長刀鉾町。交通量の多い四条通、四条烏丸交差点東側の東行き車道に建てられます。

 また京都市は四条通の烏丸から川端までの間約1.1kmで、車道を片側1車線にし、その分を歩道拡幅と沿道への荷物積み下ろしスペースにすると発表しています。その時にもふと思った事を、ここで改めて書いてみます。

 長刀鉾。前記の通り四条通に建ちます。鉾建ては7月10日でこの日から鉾が完全に解体される18日まで、第一車線(歩道寄り車線)が通れなくなります。四条通を一車線化すると、この長刀鉾はどうなるのでしょうか。一車線にしたら通れなくなるを理由に鉾建てを止める事は絶対にありません。京都は現在の政策と伝統がぶつかると、伝統の方を優先する不文律があります。

 多分四条烏丸と四条河原町の交差点手前は、右折レーンを設けて計三車線にするのではないかと思いますけど、それでも長刀鉾は四条烏丸交差点の東側で交差点を抜けた後。完全に一車線化対象です。そのあたりどのような構想なのか、一寸気になっています。

 グーグル・ストリートビューから。長刀鉾が建つ位置のビュー。


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  路面上に鉾を建てる時に用いる杭を入れる部分が見えます。ここに長刀鉾が建ちます。歩道屋根がここだけ変わっています。また場所がもろ四条烏丸停留所で、7月10日~7月18日の間はここを停車するバスは全て通過扱いになります。

 京都新聞のリンクがまだ残っていました。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120120000154

 

 ところでくじ取り式で、山鉾巡行の順番が決まりました。2年後に復活する鉾の巡行を前に今年から唐櫃の巡行となる大船鉾(おおふねぼこ・大舩鉾・凱旋船鉾)は後祭(あとのまつり)の最終。つまり巡行全体のしんがりです。そして大船鉾の巡行で後祭で順番が少し変わり、前祭の最後に引き続いて橋弁慶山。そして北観音山。山が三基続いて、南観音山。山が三基続いて、大船鉾。

 大船鉾は鉾はまだ巡行しないものの、囃子方は巡行しますので、十分賑やかになりましょう。2年後が楽しみです。