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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

文化のみち百花百草チェロとピアノの演奏会

2015年10月03日 | 音楽
 本日は、東区の百花百草で、チェロとピアノの演奏会があり拝聴してきました。ピアノは、いつもお世話になっている平山晶子さん、チェロは山田真吾さんによる演奏。

 今日の演奏会は急きょ決まったもので、平山さんからも急なお知らせと案内のメールを頂きました。
 演奏曲目も数日前に決まったそうで、急ごしらえ。

 今回は特にテーマは無さそうに伺っていました。強いて言えば気楽な演奏会。演奏の合間に入れるお話もマイク無しで、軽い会話のよう。

 曲目です。頂いたパンフレットをそのままスキャンしました。


 最初のエルガー愛の挨拶は有名な曲ですね。挨拶というように最初に演奏されることが多いです。
しかしこの曲、かつてよく聞いていたABCラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」の中のコーナー、夫婦間などのいざこざをぼやきがてら手紙にする「ぼやきレター」のテーマ曲がこれで、コーナーの切り出しが「ああ言えばこう言う」のフレーズが思い出され、どうしても可笑しくなってきます。
曲を聞くと思いだす、完全にパブロフの犬状態。

 その愛の挨拶のチェロ演奏は初めて聴きました。チェロの低音が魅力の愛の挨拶。

 三番目のシベリウスの樅の木(もみのき)。モミの木は針葉樹。雪が深々と降る中、モミの木の緑の葉が見える、そんな北欧の光景を連想するこの曲。
 暖炉の赤々とした炎で暖かい、という光景を想像します。
 結構お気に入りの曲です。これからの季節にぴったり。

 サンサーンスの白鳥は、有名な曲ですね。動物の謝肉祭の中の曲。この曲は小学校の時、給食の時間に架かっていた曲で、もう反射ですね。
 さきほどの愛の挨拶と同様、白鳥を聞くと、給食を反射的に連想します。
 小学校給食の白鳥も、チェロのソリストによる演奏だったような記憶です。
 演奏の前のお話では、ピアノの伴奏が湖の漣(さざなみ)を表し、チェロが白鳥の羽ばたきを表すそうです。

 百花百草のホールで開かれたこの演奏会。
 最前列に座りましたので、チェロの方のすぐ目の前。緊張しますわ。
 チェロの弦が振動する様子も見えます。

 演奏前に撮影しました。こういう位置で拝聴しました。


 折角の絵画が切れていますので、演奏終了後にもう一枚。
 ピアノの蓋が閉まっているのは、最後の曲ではチェロの音量と合わせるために蓋を下ろしたものです。


 ピアノの平山さん、チェロの山田真吾さんの演奏を背中で呼吸を見て合わせているのですね。
 座った席はちょうど重なって、平山akoさんは直接は見えなかったのですが、動きで分かりました。
 呼吸で合わせるところ、これがライブです。

 今回は、チェロの低音の魅力が十二分に描かれた演奏会だったと思います。
 会場自体も、クラシック演奏ホールではないので、気楽に拝聴できました。

 演奏会前に庭を散策した際に、百花百草のホール。


 百花百草の正門。


 御挨拶。


 母屋の玄関。この向うにホールがあります。

夏の名残のロマンス

2015年09月19日 | 音楽
 本日は、名古屋市中区の宗次ホールランチタイムコンサート「夏の名残のロマンス」の題名で演奏会があり、拝聴してまいりました。
いつもお世話になっている、ピアノの平山晶子さんと、ソプラノの内田久仁子さんの演奏会です。

 夏の名残ということで、夏はエネルギーの開く季節。それが秋になりエネルギーが減少すると、人の心のエネルギーも減る、そこに恋を抱いた女性の心のありかが・・・という感じを歌ったものかという感想です。

チラシ。手に入りませんでしたので、平山晶子さんブログから拝借しました。


 会場で頂いた、パンフレット。


 曲目です。パンフレットのスキャナ画像で失礼します。

お約束のアンコールは、庭の千草。

 久しぶりに聞く、ソプラノの声。
ほぼ目の前で、魂が揺さぶられるような声。
やっぱり人の声は最高の楽器ですね。

 曲目のうち、亜麻色の髪の乙女と、ショパンのノクターン8番はピアノソロです。
いずれもよく存じ上げている曲で、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女は、今日の演奏会の主題が女性の心だと推察しますので、それにちなんだ曲ですね。
ショパンの即ターン8番は、異名を「貴婦人のノクターン」とも呼びますが、ショパンののノクターン全てに言えますが、秋が深まった頃の季節感を連想させます。
人の心の移ろいを、秋、という季節観に載せたのかな。akoさんすみません、勝手に想像しました。


 演奏会のテーマが女性の心ですので、未婚の私ではこれ以上、言及できません。
一つ言えることは、女性は大切にしなければならないことです。
いえ、初めてそう思ったのではなく、「改めて」です。
能の葵上を観た時もそう思いますね。後妻打ち(うわなりうち)なんぞされた日には、たまったものではないですね。
それどころか、女性の心を乱すと、それは回り回って、社会全体の乱れにつながるような気がします。

 えらい壮大な話になってしまいましたが、演奏会の大きな感想です。

 演奏会終了後に座った位置から写しました。
最前席で近いので、カメラのズームレンズ、一番ワイドにしても、端から端が入りませんでした。

美しく華麗なピアノトリオ

2015年06月13日 | 音楽
 本日、名古屋市中区の宗次ホールで、題名の通りの演奏会があり、拝聴してきました。
いつもお世話になっている、ピアノの平山晶子さん演奏会です。

 美しく華麗なピアノトリオ。

 トリオで、ピアノ:平山晶子さん、ヴァイオリン:小泉悠さん、チェロ:山田真吾さん


すみません、いまだにこのgooブログ、画像を右側に寄せる方法を存じませんので、ベタ張りで失礼します。

曲目
・チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形メドレー」
・ヴェートーヴァン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調作品11「街の歌」より、第2楽章「アダージョ」
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009より、ブーレ
・ショパン:幻想即興曲 作品66
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品22
・ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調作品8より 第1楽章 アレグロ・コン・フォーコ

・アンコール エルガー:愛の挨拶
午前11時半始まり

 全体の感想。チェロの美しさ、良さが存分に発揮された演奏でした。チェロの低音の魅力。

 最初の曲、くるみ割り人形メドレーは、くるみ割り人形に出てくるいろんな曲を少しずつ演奏するもの。
基本はオーケストラ編成での曲ですが、それをピアノとのトリオで演奏。
最後は花のワルツでした。

 三番目のバッハの無伴奏チェロは、チェロの独奏。
 四番目のショパン幻想即興曲は、当然ながらピアノの独奏
 ツィゴイネルワイゼンはピアノとヴァイオリンで演奏。この曲は吉本新喜劇で、桑原和夫おばあちゃんが赤いスポットライトを浴びて「神様~!」との時のBGM。
 曲の合間には、少しずつ解説があり、ショパンは全部で何曲書いたのでしょうね~とお話されました。
私もシカとは知りませんが、作品番号から類推すると、150曲ぐらいは書いたのかな~なんて思いました。
こういうのは、数え方次第で変わりますので、恐らく「何曲」とは言えないと思います。
全部を演奏すると、半日程度で演奏できてしまうと言いますので、小品が多いですね。

 そんなショパン、ピアノの詩人と言われる通り、自身もピアノ奏者で、生涯の作曲は殆どがピアノ曲。
ヴァイオリンの小林雄さん、ショパンの曲を演奏する機会が無いとお話され、ピアノ協奏曲など、オーケストラの一員としてが演奏できる機会とお話されました。

 最後の曲はショパンのピアノ三重奏曲。今回の編成にぴったりな曲ですね。
ショパンのピアノ大好きな私としては、協奏曲や三重奏曲はあまり聞く機会が無く、この作品8も、家にあるフランス輸入品のCD集にありますが、一度だけ聞いた記憶がありました。
つまり、そう何度も聞いていませんので、ショパンにしては私にはちょっと新鮮な感じでした。
なんか、この曲はそれぞれの楽器の持ち味を存分に出す「バトル」みたいな演奏。

 アンコールの紹介では、「バトルをやってしまいましたので、最後は仲良く愛の挨拶」とチェロの山田さん。
 いい曲ですね。思わず、ほっぺたがほっこり。
 ただこの曲、ABCラジオの「上沼恵美子のこころ晴天」で、「ああ言えばこう言う」という嫁と舅のバトルのお便り紹介コーナーで流される曲なので、ついそのことを思い出し、おかしくなってしまいます。

 今回のトリオ、チーム名を付けられたそうで、「erde」(エルデ)。ドイツ語で大地という意味だそうです。これはプログラムには書かれておらず、急遽、名付けたそうです。そのいきさつのお話が楽しい。

 今回のこのトリオエルデ、別の機会で演奏会を行えば、演奏よりも、トークの方が多くなってしまいそう。
それはそれで楽しいですけど。

 ピアノとヴァイオリンとチェロのトリオ。
 肩が張らず、気軽に聴け、また今回は個人的にチェロの魅力が存分に感じた演奏会でした。
 最初のくるみ割り人形メドレーでそう感じました。


 関係ないけど、チェロというと、秋も深まり初冬ともいえる頃、外は木枯らしが吹きまくり、とても寒い。
しかし、部屋の中はストーブ(暖炉?)の火が赤々と暖かい。
木枯らしの音とともに、チェロの演奏曲が聞こえる、という場面を想像します。

平山晶子さんピアノリサイタル

2015年03月08日 | 音楽
 本日は、以前に弊ブログでPRした、いつもお世話になっているピアニストの平山晶子さん、ピアノリサイタルがあり、拝聴してまいりました。
初めてのソロリサイタルということで、以前伺ったお話では、どこからかリサイタルの話があり、やってみることにした、とお話頂きましたが、今回のリサイタル主催者はテレビ愛知、協賛でトヨタホームとのこと。
最初に、司会の女性が現れ、若手演奏家を応援する演奏会をやってますと話され、「ああ、akoさん言われていたのはこのことなのだな」と理解した次第。

曲目です。
・メンデルスゾーン 無言歌集より
        op.19-1 「甘い思い出」
        op.53-3 「胸騒ぎ」
        op.62-6 「春の歌」
・ドビュッシー ベルガマスク組曲より
        第一曲 「プレリュード」
        第三曲 「月の光」
・ベートーヴェン ピアノソナタ8番 ハ短調 op.13悲愴
【休憩】
・ショパン ノクターン op.27-2
・ショパン バラード1番ト短調 op.23
・リスト 超絶技巧練習曲 第1曲 ハ長調「前奏曲」
・リスト 3つの演奏会用練習曲より 第3曲 変ニ長調「ため息」
・リスト バガニーニによる大練習曲より 第3曲 嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」

・アンコール ショパン ノクターン2番変ホ長調op.9-2

 名古屋市中区 中部電力電気文化会館ザコンサートホール 午後2時始まり



 今回の曲は全て知っている曲ばかり。曲目順は演奏家さんからのメッセージだそうですが、私にはどういうメッセージなのか、しっかりとは読み取れませんでした。
ただ平山さんが以前に話しておられた、リストのラカンパネッラ、そしてアンコールのショパンのノクターン2番は、何となくわかりました。

 平山さん、これまでの室内楽では、いざピアノ演奏が始まると職人のような厳しい表情になられると書きました。
それを評して「音楽職人」又は「演奏職人」。

 今回は、最前列の演奏する平山さんの真右に座ったので、表情を伺うことはできませんでしたが、恐らくは厳しい職人のような表情だったと思います。
 平山さんは、ピアノの先生の先生をされておられるそうで、その演奏技術には定評があります。

 休憩には、ワインの振る舞いがあり、白と赤、ちょっぴりですが、それぞれ頂きました。

 演奏が終わってから写しました。


 トヨタホームからのお花です。

平山晶子さんピアノリサイタル

2015年01月02日 | 音楽
 このブログで、よく演奏会に行き、お世話になっているピアニストの平山晶子さんが、今年3月に初めてのピアノリサイタルをされることになりました。
 勝手連として応援したく、ブログでPR。

チラシこちら。





平山晶子さんは、月一回ほど、FM一宮の番組、毎週金曜日深夜「蓮の花が咲く夜に」に出られており、前回の番組で、一番力を入れておられる演奏曲目は、リストのラ・カンパネラだそうです。
普段からお世話になっていますので、多くの方に来ていただきたく、ブログで勝手にPRさせて頂きました。
勝手でも一応掲載許可は頂きました。

演奏会日時及び場所。
2014年3月8日(日)14時始まり
伏見の電気文化会館コンサートホール
3000円
なんと休憩中にワインが頂けるそうです。

また平山晶子さんは、今月から毎週土曜日に、FM愛知で5分間のミニ番組を担当されることになったそうです。
「平山晶子モーニングクラシック」午前8時55分から。

明日、1月3日が第一回。
この時間はダラダラとNHKラジオ1を付けてますので、忘れずにFM愛知に合わせねばならない。
と自分に言い聞かせ。