いつもお世話になっている、ピアノの平山晶子さん演奏会です。
年末ということで、歌(ソプラノ)とピアノ演奏で12か月を彩る演奏会。
ソプラノ:内田公仁子さん ピアノ:平山晶子さん

(画像を右上にする方法をまだ存じ上げないので、とりあえずこの形で失礼します)
曲目
・1月 グリーグ イプセン劇詩 劇音楽「ペールギュント」より“ソルヴェイグの歌”
・2月 ビゼー ラマティーヌ作詩・恋の歌
・3月 メンデルスゾーン 春の歌 (ピアノソロ)
・4月 中田喜直・曲 加藤周一・作詩 さくら横ちょう
・5月 橋本国彦・曲 西条八十・作詩 お菓子と娘
・6月 フレデリック・ショパン 24の前奏曲・作品28-15雨だれ(ピアノソロ)
・7月 オッフェンバック オペラ「ホフマン物語」より“ホフマンの舟歌”
・8月 ガーシュイン オペラ「ポーギーとベス」より“サマータイム”
・9月 アイルランド民謡 夏の名残のバラ(庭の千草)
・10月 多忠亮 竹久夢二・作詩 宵待草
・11月 レハール オペレッタ「ジュディッタ」より“熱き口づけを”
・12月 お楽しみ シューベルのアベマリア
中区宗次ホールにて 午前11時半始まり
最初の曲、グリーグ イプセン劇詩 劇音楽「ペールギュント」より“ソルヴェイグの歌”はどこかで聴いた音ことのある曲だな。
頂いたプログラムから丸写しですけど、12月のところは「~お楽しみ~」とあるだけで、曲名は書いてありませんでした。
でも12月ですよん。まるわかり。なにかクリスマス関連の曲を持ってくるに違いないと。
今回も最前列の席に座りました。ソプラノの内田さんとよく目が合いそうな位置。なのですが、実際には正面は却って目線が合うことは無かったと思います。
演奏が始まる前の平山さん、一瞬目がきらりと光り、怖いぐらいの気迫。以前に弊ブログで書いた、音楽職人・演奏職人を思い出しました。
その平山さんのお言葉で、6月にもってきたショパンの雨だれ前奏曲、プログラムを完成させた後分かったことは、この雨だれ前奏曲は10月に作曲されたものだとのこと。しまった!と思ったのも時は遅し・・・だそうです。
私は、一ショパンファンとして、6月の曲にしてもいいと思います。ショパンが体調を悪くして(結核)スペインのマジョルカ島で静養していた時に作曲した前奏曲集の一曲です。
地中海性気候で、たまたま秋の長雨の時期だったと思うので、日本の梅雨とは特徴は似ていますよね。十分梅雨の時期を彩る曲として合っていると思います。
さて、ソプラノの曲で、ホフマンの舟歌は私の大の好み。しかし訳詩を見るとまぁなんと凄い意味なんですね。カルメンのハバネラもそうですし、私の好きな曲は、あえて意味を知らない方が健全かもしれない。(笑)
そしてプログラムは進み、11月のオペレッタ・熱き口づけを、を演奏したところで、本日のプログラムは終了、宣言が出ました。あれ12月は?とここでお約束のアンコール。アンコールで12月の曲と言う、なんとも奇妙な演奏会。
アンコールが予めプログラムに入れられるのは、お約束とは言えども、不思議な感じでした。12月はクリスマスで、アベマリア。いくつかあるアベマリアの曲でもシューベルトのエレンの歌第三番と呼ばれているアベマリア。これ大好きなんです。多分歌えると思います。でもまだ体重とお腹の肉(筋肉)が戻っていないので無理だろうな。
音楽で彩られた一年を、1時間の演奏で、無事終えました。その後は、食事も頂かずに名古屋能楽堂へ。能楽堂はまた明日書きます。