ブログ始めてもう4年と4ヶ月になります。昨今は“kisomitake”で検索するとこのブログがトップに出たり、検索ワードの後に「kisomitake」を付けると、このブログ記事がヒットします。
記事数も1500を超えて、自分でも何を書いたのか忘れてしまったりします。そんな時便利なのが、この「~ kisomitake」をつける方法。OCNではブログ内記事検索は用意されていないので、以前書いた自分の記事を探す時に、「~ kisomitake」や単に「~ mitake」で検索したりします。
前置きはこのくらいで、今日にちなみ七夕の記事を探してみました。そうしたらあらら、ランの館や一宮の本町商店街での七夕まつりはありますけど、七夕そのものの薀蓄記事はまだ書いてなかったのですね。今日はこれにします。
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私の七夕初体験は、保育園の時。誕生月が今月で誕生祝と七夕さまのお祝いを同時にしていました。保母さんが織姫と彦星の話をして、天の川を隔てて分けられてしまったものの、一年に一回だけ会う事を許されたという、よくある話を覚えています。そして晴れていれば空を見上げて織姫と彦星が無事に逢えるよう祈りましょう、と話されました。
「晴れていれば」が気になりますね。以来ン十年。晴れの印象が少ないですし、統計上でも晴れる確率は20%程度だそうです。その数字以上に雨の確率でもあり、これ当たり前ですね。日本では梅雨の真っ只中です。
7月7日の七夕は、あくまで旧暦の当時のこと。これを約1ヶ月ほど早い新暦に当てはめれば、季節現象にズレが出るのは当たり前で、今年の旧暦7月7日は8月24日になります。えらく遅いですね。今年は旧暦で閏3月があったので、以降は随分遅くなっています。
ただ日本では七夕を旧暦で行う地域は随分少ないようです。新暦か、あるいは一ヶ月遅らせて擬似的に旧暦に近づけた「月遅れ」の七夕のどちらかが殆どなようです。これは本来の七夕の持つ、祭祀の意味合いが薄れているからなのでしょうか。
ここまで漢字で「七夕」と書いて、読みを書きませんでしたが、漢字の「七夕」は本来は「しちせき」と読みます。中国伝来の五節句の一つ、「七夕節句」です。そして前記の織姫伝説も中国からのものです。
そして五節句が入る前の日本ではこの時期、先祖祭祀の時期。先祖の霊を祀るための精霊棚を造り始めます。この精霊棚を「たなばた(棚機)」といい、ここに布を捧げていました。その際の布を織る女性を「たなばたつめ」といい、漢字をあてはめ「棚機ツ女」。これが七夕節句と融合して、漢字で七夕と書いて「たなばた」と読むようになりました。
なので日本では七夕は本来は先祖を祀る祖先祭だったのですが、先祖祭祀の面は盂蘭盆会と融合して、星祭りや星に願いをかける意味が大きい祭りになって今に至っているようです。
旧暦の7月7日は、必ず半月(上限の月)。夜中には月は完全に沈み、満天の夜空が包み込んでくれました。今年2012年は夜中近づくと右側が欠けた月が上がってきます。
そして本日は二十四節気の小暑です。