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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

視覚障害者の歩行は周囲の者が配慮

2016年08月17日 | 思索と考え
 一昨日からマスコミニュースで報じられていますが、東京メトロの銀座線青山一丁目駅で、盲導犬とともに歩いていた視覚障害の方が、軌道内に転落し、入ってきた電車にひかれ死亡した、というなんとも痛ましい事故がありました。
NHKニュース:視覚障害の男性が転落して死亡 駅員が注意直後に転落か (動画あり)

 事実関係は上の文章の通りで、発生日時は8月15日の午後6時前、青山一丁目駅のホームを線路に近いところを歩いていて、ホーム端から足を踏み外し、軌道内に転落したものです。
盲導犬を連れた方は、ホームの奥側で、視覚障害の方本人のみが落ち、盲導犬はそのまま残されていた、ということです。

 この青山一丁目駅は、戦前の開業でホームが狭く、見た目、ホームのど真ん中を柱がある感じ。
 そのため盲導犬は、この柱を避けるように歩いたら、結果的にホーム端に移ってしまい、軌道内に転落したかもしれない、ということだそうです。

 マスコミ各社の報道ぶりは、視覚障害者がホームから落ちて死亡、ホーム柵は無かった、という社会的な事象として報道していますが、私が思うには、青山一丁目駅なら電車発車直後なら兎も角、乗降人員も多い駅なので、ホームにはだれかしら人がいたはずです。
そこを盲導犬を連れた方がホームギリギリ端を歩かれていたなら、ひと声かけて注意できなかったものかと思います。
世の中、他人や他事には無関心な人が多いのでしょうね。
盲導犬を連れているのなら、視覚障害であることは一目瞭然ですが、普通にペット連れて歩いている、というように映らないのかもしれません。昨今のペットブームもありますし。

 報道では、駅員がマイクで注意したということですが、この注意は全くの空振りです。
視覚障害の方は、今自分がどの位置にいるのか、把握できない場合もあります。

 以前、ホームから落ちた視覚障害の方の話を伺ったことがありますが、ホーム端の点字ブロックの位置から、自分がどの位置にいるのかを判断しているそうで、展示ブロックを足の裏で認識したので、そのためホーム端から離れるように歩いたらそれが結果的に線路内に転落してしまった、ということだそうです。

 マスコミの報道ぶりは、ホーム柵の設置が進まない現状の方向にあり、これは少し違うと思います。
 たしかにホーム柵は有った方が良いのですが、それ以前に、世の中の方が他人に関心を持ち、視覚障害の方にはそれとなく心遣いをして差し上げる、そんな社会が大切だと考えます。

 先日も地下鉄金山駅構内で、白杖の方が方向を定まららずに歩いておられるので、ひと声かけました。「エスカレータ」と言いますので、「JR・名鉄の方ですか」で、「もう少し左、ハイそこ真っ過ぐでエスカレータ」と誘導しました。
私も名鉄の金山駅へ行くので一緒に行っても良かったのですが、不必要なことをすると却って視覚障害の方は分からなくなるので、本人の想定ルートの通り、エスカレータの位置を誘導したに留めました。
それに私も杖携行で、杖を持たないはカバンをかけていますので、白杖の方が掴まるところがありませんし。

 それと視覚障害の方は、腕を引っ張ったりしてはいけません。同行する場合は、同行する方の腕を掴んでもらうようにします。
 その前に、視覚障害の方は、白杖、盲導犬などで直ぐに分かるものですので、日ごろから他人様に心配りの関心を持つことですね。耳にイヤホンをさして音楽の世界に閉じこもったり、スマホをいじったりと、他人には関心が無いような人間はどうかと思います。

便利なものは何かと不都合

2016年08月14日 | 思索と考え
 過日、CBCラジオ、北野誠ズバリ!で話題にしていましたが、昨今の子どもに限らず大人でも、缶詰を缶切りで開けることができない人が増えているそうです。
 その話題から派生し、瓶詰飲料の栓抜きが使えない人(子)が多いとか、これまで当然と思われている生活道具が使えないとの常識が通じない、という話題がありました。

 話題の中では、「最近の缶詰は、プルタブが着いているので、缶切りを使うことが無いので、缶切りが使えなくても当然ですね。」で、「私たちが火打石使えと言われれば使えないし・・・。」で、このコーナーを締めくくっていました。

 これを聞いて、こんな話を思い出しました。
 幼稚園だったか、小学校だったか、昨今は4月の新学期からしばらくの間、トイレの水を流さない子が大変多いそうで、その流さない子は、家のトイレは自動で水が流れるらしく、使用後に水を流すことを知らなかったらしい。
 最近のトイレは、自動で水が流れる機種があるそうですが、そんなのが一般家庭にまであるんですね。へぇ~と思いました。

 こういう便利な機能の道具は、子どものうちから便利な機能は使わせるべきではないと考えます。
 根本的な作法・躾ができません。トイレの水は流す、至極当たり前なことが出来ないのは問題です。

 私が携帯電話をあまり好きではなく、よってスマホも使わないのは、費用がかかるのもありますが、携帯電話は会話のマナーができません。
 携帯電話同士のやりとりだと、直接相手が出ます。ここに相手を呼び出すまでの、公共的な会話が無いままです。
 従来の固定電話(「固定」と言う表現もおかしなものですが)だと、家族のだれが出るか分かりません。
 そのために、話したい相手に変わってもらうために、社会的な会話がなされます。
 そういうところで、言葉のやり取りが育ちますし、家族の方もかけてきた相手の話しぶりで、どんな感じの方なのかが分かるってものです。
 なので、携帯電話は、社会的な会話、ひいては公共の場にふさわしい会話が育ちにくくなります。

 便利なものは、不都合なところもあるものです。

 最後に一つ鉄道ネタ。国鉄の急行型車両は、四人分のボックスシートでした。窓の小テーブル下に、栓抜きが取り付けられていました。こういうこと、今は知っている人少ないだろうな。

真の識字率

2016年08月13日 | 思索と考え
 日本の識字率は、限りなく100%に近いという資料があります。逆に言えば文盲率は限りなく0%ということですが、正直これ疑いたくなる光景をちょくちょく見かけます。
 先日、名鉄一宮のバス乗り場と鉄道の駅を結ぶ通路にある缶飲料自販機で。
 自販機の隣には、空き缶・空きペットボトルを捨てる投入口がありますが、通路を駅から来た若者がこの穴に缶・ペットボトル以外のごみを無理やりに捨てようとしています。
 投入口には、「缶・ペットボトル」と表記してあるのに。
 その若者は文字が読めないのかもしれません。
 いえ、日本の識字率はほぼ1005なので、この若者は漢字テストを受ければ、必ず正確に読むと思います。
 しかし、文字はただ試験合格のためにあるのではなく、意思を伝達する情報手段の一つとして存在します。
 その意思を伝達する図形、すなわち文字は、その語彙に沿った法則で文章を成り立たせ、正しい情報として得ることになります。
 そこまで正しく理解出来てこそ文字の識字率だと思うのですが。
 そうなると、日本の識字率は結構下がりそうです。
 
 ごみ箱で、燃えるゴミ・プラスチックと分別表記してあるのに、混ぜて同じ投入口から入れたり、禁煙表記があるのに喫煙したり、道路交通の場では制限が30km/hとあるのに、それを上回る速度で走行したり、全~部、字が読めない人たちだと思います。いえ、「文字」は読めてもその意味を解することが出来ない、結果的に文盲の方です。

 こういうのは、マナーの範疇に入るとされますが、なんのための文字情報なのかを今一度、考えたいところです。


 一つ、日本の習慣でいやらしいことを書いてみます。引越しされると、転居案内が出されますね。その文面によくある「お近くにお越しの節は、どうぞお寄りください」。
 さらに文面ではないですが、何方かがお出かけされると、「お土産は要らないよ~」と言われれば、それは逆の意味と捉えられて、「お土産買って来い」というような習慣があるそうです。
 前者の、転居通知、後者のお土産不要、実は・・・、とも、逆の意味合いを記した、或いは述べた文章です。
 こういう、言葉を言葉通りに捉えられない、日本のおかしな習慣が、缶・ペットボトルの表記が見えず(読めず)普通のゴミを捨てる行為につながるのだろうか・・・。

『前』はなかなか分からないものだが

2016年07月29日 | 思索と考え
 今日はちょっと重い内容です。26日の朝6時のNHKニュースで、出来事を知りましたが、神奈川県相模原市の障碍者施設で、元職員による凄惨ともいえる殺人事件がおこりました。
 朝から心痛な出来事で、重い一日でしたが、その事件の事はここでは触れません。

 この事件のU容疑者は、何でもおかしな文章を衆議院議長に送ったとかで、その内容から精神異常との疑いで、措置入院させたということです。
 措置入院とは、精神疾患で自傷・他傷の恐れがある者を都道府県知事の命令によって、しかるべき医療施設に強制入院させるものです。
 しかし、事件を起こした、ということはまだ回復せずに退院させてしまった、ということです。

 このような人物を外に出してしまっていいのか、だからこんな事件が起きた、という批判めいた論もあるようですが、私が弊ブログで書いてきた、ある出来事の「前」はその時点ではなかなか分からない、の例です。
 措置入院は、入院させる人物の人権を一時的に抑制させます。故に人権保護との兼ね合いもあり、軽々に行われるものではありません。
 でも今回の容疑者のように、「おそれ」がありながら外に出してしまった。

 このU容疑者は、おかしな手紙、おかしな言動から、危険な行為だという認識はあったようです。
 でもその時点では、このような凄惨な行動を起こす前であることは、分からないものです。
 「前」は、事が起こってから「前」が分かるもので、、「前」の瞬時は何かの「前」は分からないものです。
 何度か例に出している、西明石駅の寝台列車脱線事故も、機関助士が、機関士の酒酔状態から危険認識が働けば、緊急停止ができたはずですが、それでは緊急停止させた張本人として、後々職場からやいのやいの言われてしまいます。
 それを思い、緊急停止させなかったらしいですが、放っておけばもっと重大な惨事になるとは、その「前」の時点では、予言者でなければ分からないものです。

 細かい神経を研ぎ澄ませておき、感性を豊かにしておけば分かるものですが、難しいものです。

エスカレータでは歩行禁止に・緊急停止の実験

2016年07月20日 | 思索と考え
 ツイッターで知った情報からです。日テレ24ニュースで、エスカレータ搭乗中の緊急停止で、搭乗者がどうなるのか、の実例が行われた、ということです。
日テレ24ニュース:エスカレーター“片側歩行”今後はNGに?

 エスカレータでは、歩く人のために片側を開けるマナーが、事故を招く、ということで、しっかりベルトに掴まって乗らねばならない、で緊急停止した場合、乗ってる人がどのくらい前へつんのめるのか、の実験も行われた、というものです。
 全国で19日から、「立ち止まって乗ろう」の一斉キャンペーンをはじめた、とのことです。
 日ごろ、エスカレータ内を歩く人が、立ち止まって乗る人にぶつかったりするのは、どのくらい危険なのかで、エスカレータは今後「歩行禁止」にしたい、というものです。

 エスカレータが緊急停止したら、たとえ僅かな速度、30m/分であっても、それなりに質量のある物体が前進しますので、それが突然止まると、当然慣性の法則で前へつんのめります。
 これがエスカレータでは、当然踏み段が階段になっており、上りエスカレータではあれば、前の段に衝突、下りエスカレータであれば、足を踏み外し、そのまま転落、ということにつながります。

 英国で面白い実験が行われた、とのことで、進行速度が同じエスカレータ二基で、一方は両側とも立ち止まり、もう一方は片方を開け、急ぐ方は歩いてもらう、という実験。
 映像ではシュミレーション映像でしたが、片側立ちでは、1分間に81人に対し、両側とも立つ方は、1分間に113人運べた、というものでした。
 両側とも立つ方が、輸送効率が高く、混雑緩和につながる、という実験。意外な結果と伝えております。

 ・・・よって、危険防止でも混雑緩和でも、エスカレータは立ち止まって乗ろう、のキャンペーンだそうです。


 私、思うに、このエスカレータを歩く人は、道路交通事故と同じ因子だと考えますね。
 すなわち、歩く人は、当然な意識で歩きます。何の疑う心も無く。
 交通事故で、道路交通法を守らない人は、当然な意識で守りませんね。日ごろの速度超過の現実を見ていると、そうです。
 この「当然な意識」が往々にして、事故を呼ぶことになります。

 「エスカレータでは歩かないで」などという呼びかけ方よりは、命令調で「エスカレータは絶対に歩いたらアカン!」ぐらいの調子でやらねばいけないように思います。
 ニュースにある、輸送効率の比較で、歩く人のために片側を開ける、の方が少なかったのは、理屈が分かります。
 これはまさしく鉄ヲタゆえ分かるところです。
 感覚的には、歩いた方が早く向こうまでたどり着き、結果多くの人が乗れるであろうと思いがちですが、鉄道の列車ダイヤ、朝ラッシュ時は最大の人を運ばねばなりませんので、沢山の列車回数を確保することになります。そのための手法が「平行ダイヤ」。平行ダイヤ、というものは、各列車の速度を一定にし、列車運行図表(列車ダイヤ)のスジ(列車を表す線)が平行になるような、列車設定です。
 つまりは特急・急行・快速などの速度列車を止めて、全て各駅停車にする、というもの。
 これが最も多くの列車が運転できます。
 エスカレータもほぼ同様で、歩く人がいると、その分、歩く側は前の人と間隔を空けることとなり、結果的に運べる人の数は減ります。

 一つ、極端なことを言えば、「エスカレータで歩く人は後先を考えない心の眼が乏しい方」なんですね。
 自身が早く行きたいばかりに、危険の要素を考えない、自己中心。
 歩きスマホも同様です。もっと言えば、街中で両耳イヤホンで音楽を聞くのも同じ類です。全部共通してます。

 私は、エスカレータは危険な乗り物としておりますので、極力乗らないようにしてます。
 お年寄りなどは、床面から出てくる踏み段に中々乗れないそうですが、私の場合は逆で、エスカレータを降りる所。
 エスカレータ搭乗中は、歩かずに済みますが、エスカレータ終端で、歩行開始せねばならず、その部分の起動(歩きはじめ)が危険で、ベルトから手放すタイミング、杖を踏み段から床面に移動するタイミングが最も危険で、他に乗る人がいれば、なるべく先に乗ってもらい、後方は人がいないようにしなければなりません。

 こんなこと法律で決めるようなことではないですが、今後もあまりにエスカレータを歩く人が多ければ、法律制定にまでする必要があると考えます。