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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

大相撲の御嶽海関・九州場所新入幕

2015年10月27日 | 相撲
 昨日、大相撲十一月場所(九州場所)の番付発表がありました。
 気になっていた、長野県木曽郡上松町出身の御嶽海(みたけうみ)関は、十両二場所通過で新入幕を果たしました。西の11枚目。

 長野県出身力士では、43年ぶりということですが、木曽ゆかりの私としては、いわば御当地力士のよう。
しっかり応援していきたいと思います。

中日新聞から。




 御嶽海を知ったのは、今年3月場所(春場所)の幕下付け出しで大相撲界に入った時。
 NHKラジオの大相撲中継で、幕下力士のプロフィールを伝えていた時、どう聞き間違えたのか、三岳出身と聞こえました。
 三岳は昔の村名で今は木曽町、おかしいな、と思うものの、三岳ゆかりの力士が登場ということで嬉しくなりました。
 後に、上松町出身だと知りました。
 木曽の峰である御嶽からの命名であることはよくわかります。
 「おんたけ」ではなく「みたけ」というのが、木曽の方ですね。

 大勝ちすること無く、地道にに勝ち越しをして、やがては大関、そしてこのところ外国勢が多い横綱を目指してほしいと思います。

御嶽海十両優勝

2015年07月25日 | 相撲
 久しぶりに、相撲カテゴリで書きます。
 大相撲名古屋場所は今日が十四日目。
 今場所新十両の御嶽海(みたけうみ)が勝ち、11勝3敗。この日、4敗力士が負け、星二つの差となり、今日十四日目で優勝を決めました。
 御嶽海は、長野県木曽郡上松町出身の力士。東洋大学でアマチュア横綱となり、今年春場所に幕下格付け出しとなり大相撲へ。
 夏場所の、ラジオの幕下情報で、「みたけうみ」を知り、しこ名の由来が「三岳村だとか御嶽(みたけ)」だとか言っていて、三岳村出身かと思いましたが、同じ木曽郡の上松町(あげまつまち)出身とのこと。
 木曽縁の私としては、ご当地力士です。

 5月場所(夏場所)は6勝1敗の好成績で、今場所十両に昇進。初日から白星続きでストレートの勝ち越しを決めたものの、十日目の取組で口を怪我し、得意の当たりも弱くなって、連敗してしまいましたが、連敗を食い止め、今日勝って11勝3敗で、後に続く力士に星二つの差で今日、優勝を決めました。
 嬉しい。木曽縁の者として嬉しい。このところ、木曽はご難続きで沈滞ムードがありますけど、上松の御地元は喜んでおられるだろうな。

 明日勝っても12勝3敗で、今の番付が西12枚目なので、秋場所の新入幕とはなりませんが、そんなに入幕を急ぐこともないです。
 じっくり実力をつけて、一世を風靡してほしいところです。
 ましてや、今の横綱はモンゴル出身ばかりで、日本人横綱が待たれるところです。

 おめでとう、御嶽海関。

大相撲名古屋場所番付・負け越しでも据え置き

2011年06月27日 | 相撲

 何かとお騒がせの大相撲。八百長問題はどうもこれ以上広がらない(明らかにされない?)ようで、来月の名古屋場所、平成二十三年七月場所は半年ぶりの通常開催。今日はその番付発表がありました。

 先月の五月技量審査場所後の番付編成会議で、一足先先に幕下力士のうち十両昇進力士が発表されましたが、その中には負け越した力士もいます。あえてここでは四股名は書きませんけど、私は今でもどんなものかと思っています。

 そして本日の番付が発表。予想通り、負け越しで段は変わらずも枚数で昇格した力士がいます。こちらは仕方がないでしょう。これまででも番付上の都合とやらで平幕、小結、関脇で7勝8敗で据え置きというのがあり、今回もそれを踏襲したものと思います。番付の運不運ですね。ただ、6勝9敗での据え置きは正直引っかかるものがありますが。

 また、気になっていた十両から幕内への昇進で、負け越ししての昇進力士はいませんでした。

 新入幕には初の平成生まれの力士がいました。東11枚目の高安晃(茨城県出身・鳴門部屋)。平成2年2月の生まれだそうで、大阪花の万博の二ヶ月前。そうか、あれからもう20年なんですね。あたりまえですが。

 平成23年7月場所、つまり今年の名古屋場所は、7月10日初日、7月24日千秋楽。昨年は野球賭博事件の渦中でもあり、優勝賜杯無し、NHK中継無し、他にも無し無しの異常な中での開催でしたが、今年は二年ぶりの通常開催。久しぶりに場所へ行ってみようかな。


なんで負け越しで十両昇進なのだ?・七月場所番付編成会議

2011年05月26日 | 相撲

 日本相撲協会は国技館に於いて25日、愛知県体育館を開催場所に7月10日初日、24日千秋楽となる、平成23年七月場所の番付編成会議を開き、八百長問題で多くの力士が去ったことにより、戦後最大となる13人が十両昇進となったことを決めました。

 七月場所とは名古屋場所のことですが、本場所興行としての開催がまだ正式に決まっておらず、入場券の前売り開始も延期となったままで、再度の技量審査の場となる可能性もあり、ここでは「七月場所」としておきます。

 八百長問題では、幕内で6名の引退、1名の解雇、十両では9名の引退、1名の解雇で、十両以上の「関取」は、計17名が土俵から去りました。多くの力士が去る事となり、七月場所では4名分の定数を減らすそうです。引退となる者は5月25日付となっています。

 そしてこの空いた地位に幕下から大量13名の昇進となります。異例です。しかしその異例は昇進者の数だけでなく、なんと幕下で五月技量審査場所を負け越した力士も2名、十両昇進となっています。

 昇進者は次の通り。左から五月場所の順席(地位)、四股名、出身地、部屋、五月場所での成績

  • 東1 碧山 ブルガリア 田子ノ浦 5-2
  • 西1 垣添 大分県 藤島 3-4 再
  • 東2 隆の山 チェコ 鳴戸 5-2
  • 西2 上林 山形県 八角 4-3 再
  • 東3 荒鷲 モンゴル 花籠 3-4
  • 西3 華王錦 秋田県 東関 5-2
  • 西4 松谷 福岡県 松ヶ根 7-0 再
  • 東6 天鎧鵬(南改メ) 熊本県 尾上 4-3
  • 東7 双大竜 福島県 時津風 6-1 再
  • 東8 妙義龍 兵庫県 境川 4-3 再
  • 東9 千代の国 三重県 九重 5-2
  • 東10 飛天龍(持丸改メ) 福岡県 立浪 4-3
  • 西10 濱錦 熊本県 追手風 6-1 再

 逆の十両から幕下への降格は無いとのこと。下位で結構負けが込んでいる力士がいますけどね。

 しかしねぇ、なんで負け越し力士まで十両昇進なんだ。そりゃ確かに番付の運不運はあります。「運も実力の内」という言葉が相撲界にはあるくらいです。でも負け越しは負け越しではないですか。番付の地位を埋めるためとはいえ、負け越しした者を昇進させるのは、相撲ファンとして納得いきません。暫くは人数少なくてもいいではないですか。こんなところに相撲協会の体質が現れている様に思います。

 いわゆる「何枚目」の枚数が負け越ししても上がったという例は過去にはあります。少し上に負けが込んだ力士が多かった場合。7勝8敗ですと1枚ぐらい上がった事がある様に記憶しています。しかし幕下と十両では大きな差があり、幕下から十両、十両から幕内へは、やはり最低でも勝ち越さねば、上がってはいけないように思うのですけどね。

 ところで番付編成会議では何故、十両昇進者だけを発表するのでしょうか。これは十両、つまり関取になることで、諸々の準備が必要だからです。土俵入りに使う化粧回しを用意せねばなりませんし、関係各所への挨拶にもいかねばなりません。同様の理由で、関脇から大関への昇進、大関から横綱への昇進も、番付編成会議で決定次第、発表されます。こちらは昇進決定を伝える使者が部屋に派遣され、例の口上がニュースで伝えられたりしてますね。


大相撲五月技量審査場所が終わって

2011年05月23日 | 相撲

 八百長問題がまだ解決せず、しかし相撲取り組みの場を開催しないわけにいかないの理由で開かれた、平成23年大相撲五月技量審査場所。

 まだ調査途上で疑惑が100%取り去られたわけではないので、本場所興行としては開催せず、本場所の大きな目的である「力士の技量を審査」する場のみに絞って開催し、一般には公開するものの、「お客様を迎えて」という興行としての入場料を得ないという、大変特異な場所として初日に望み、昨日無事千秋楽となりました。

 まぁそれなりに盛り上がったんじゃないでしょうか。盛り上がったものの、何処か喉に骨が刺さったような気持ちが私の中にあるままです。

 幕内最高優勝 横綱白鵬 13勝2敗
 殊勲賞 該当者無し
 敢闘賞 西前6栃ノ心12勝3敗 西前16魁聖10勝5敗
 技能賞 東小結鶴竜12勝3敗 東前1豪栄道11勝4敗

 栃ノ心、粘りましたね。白鵬の好調さから13日目で優勝決まってしまうような勢いだったものの、白鵬自身がコケて千秋楽まで持ち越し。千秋楽で日馬富士に黒星をつけられたことで白鵬の優勝が決まり、その白鵬も千秋楽結びで黒星と、ちょっと水を指すような星取りだったのは、これも水物で大相撲の楽しさの一つです。

 ・・・という結果は、本日未明に協会公式サイトを見るまで知りませんでした。つまり今場所はNHKでは一切放送が無かったんです。勿論定時ニュースではスポーツの一部分として取り組み結果を伝えてはいましたが、何故か昨日はラジオ聴いてなかったか聴き逃してました。

 テレビでは以前から日付上は翌日になる深夜にダイジェスト版を放送していましたけど、今回はそれも無し。そして私が毎場所一番楽しみにしているラジオの中継も行われず、喉に骨が刺さった感じの一つはここに原因があります。テレビでは放送せずとも、ラジオではやってほしかったな。

 八百長疑惑の防止策で、今場所は力士の支度部屋への携帯電話持込を一切禁じたそうです。互いにやり取りをさせないためだそうで。同じ理由で、東西の支度部屋間の移動も禁止だそうな。

 これまで構造的にユルユルだったこの社会、この際きちっとけじめを付ける意味は分かります。しかし相撲は一重に「粋」の社会ではないでしょうか。あれ禁止、これ禁止では、粋の世界ではないですね。こんな事書くと語弊を生むかもしれませんが、八百長ができるものの、敢えて自分の意思で行わないのが、粋ではないかと思います。

 ただ昨今は相撲を取り巻く社会環境も変わっていますからね。いわゆる「タニマチ」と呼ばれている後援者も減っていると聞きますし、これは書きたくないですが、お金が第一とする風もありますし。私が子どもの頃に見聞きした相撲の良さは、次第に変わっているのでしょうか。

  ◇  ◇  ◇

 さて、NHKで取組中継が無かったので、相撲協会公式サイトとニコニコ動画で前相撲から取組の動画配信がありました。前相撲は序ノ口の前にある番付外の力士による取組。これ、力士の後援者や家族には、取り組みの姿が見られて良かったのでは。

 次の七月場所も、序ノ口からネット中継を望みたいです。