遠足
むかし 大阪に「 文無し会 」という会があったそうです。
その名にそむいて 会員は億万長者ばかり ・・・
サントリーのトリーサン 鳥居信治郎氏
江崎グリコの江崎利一氏
松下電器の松下幸之助氏 の三人です。
三人とも 一文無しから叩きあげて 大成功をとげました。
それで 会の名を「 文無し会 」とつけたのだそうです。
なかったのは お金だけではありませんでした。
三人とも 学歴もまた ありませんでした。
松下氏一人は さらにこれに加えて健康にも恵まれなかったそうです。
お金 学歴 健康の「 三無 」とくれば
人間がおかれる「 低き 」の極み というものでしょうね。
のちに 江崎氏が遺した ・・・
「 一文もないうえに学問もなかった
そのために 大学での連中をどんどん使うことができるようになった 」
という言葉は たいへん意味が深い ・・・ と思います。