時事解説「ディストピア」

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朝日新聞 東浩紀 憲法

2012-05-01 19:00:49 | 浅学なる道(コラム)
朝日新聞に西浩紀(※)のインタビューが載っていた。
なんでも憲法の改正案を作ったとか。天皇元首で日本国を尊重させる内容らしい。


天皇を元首にするという文章は大日本帝国憲法のそれであり、
この時点で既に改正でもなんでもないことは明らかです。

国民主権をうたっている以上、世襲制による天皇ではなく、
選挙によって選ばれた大統領か首相を元首とすべきでしょう。

東氏は新自由主義を徹底化すべきと主張していますけれど、
憲法以前に貧困・福祉の対策を考えたほうがよろしいのでは
ないでしょうか?(日本礼賛に基づく排除的ナショナリズムも)

よく朝日=左翼といった図式をもとに左翼批判・朝日批判を
する方がいますけれど、最近の朝日は正直かなり右かなと思います。よくこんなアホな記事載せたもんだ。



歴史的には、日本国憲法制定の際、幣原内閣は天皇制を廃止を阻止するために
国民主権を認めたという、ものすごーく後ろ向きな経緯がある。


新しい国家を考えるならば、皇室を宗教法人の一種とし、完全に無政治化させるべきだろう。
天皇制の廃止と皇室の廃止は別のベクトルだから、特に廃止しても問題はないと思う。

国家の象徴という点も、皇室を敬愛する人たちの意見として認めればいい。
憲法に明記する必要はない。憲法は最高法規なのだから、本当にどうしてもこれを
書かなければ国家はダメダメになってしまうという文章を記すべきだ。

つまり、貧困や差別をなくすための生存権を拡大した憲法が今後必要になるのだろうと思う。


※東は2011年東日本大震災の折、義捐金を送るまでもなく、地震怖い!とビビりながら実家に逃げた。
「実際、逃げたほうがメリットが多いし(笑)」と開き直っていたその時に静岡で
地震が発生。狼狽する東の様子を見たネットの人間は彼を西浩紀と命名した。

大体、3.11の時に自分の保身を第1優先しておきながら、震災を語る精神が
本当に信じられない。こいつといい仲正といい萱野といい、なんで現代思想史や現代思想家って
適当なこと喋るだけで金もらっているんだろう?学問的には終わった世界だなぁ・・・

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