中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

千葉大との協定のこと

2012年05月11日 21時39分57秒 | とりあえず日記
<大学一年生達が先週末、南京へ小旅行をしてきたそうで、お土産をもらいました。謝謝!>

先週、Mは博論口頭試問で日本へ帰りました。
その時の様子は簡単にですが、前回の記事等で書いたと思います。

実は3月以来、私には一つ気になることがありました。
それは3月初旬に締結された、上海の現在の勤務校と千葉大との協定の件でした。
当日は学部間協定が締結され、千葉大文学部長の講座も開催されました。
ですが、その後、双方ともに大学の業務が忙しく、話がそのままになっていました。

せっかくの学部間協定ですが、現実的には、学部間協定ではアクションが起こしにくいのです。
アクションとは、学生同士を双方の大学や大学院に留学させることや、共同研究の実施などです。

ですから、一度締結した学部間協定から全学間協定へと再度締結をする必要がありました。


せっかく日本へ帰ったので、文学部長に事前連絡をとり、学部長室で会う時間を割いて頂きました。
その二時間後には博論口頭試問が予定されていたので、どうも気分は落ち着きませんでしたが(苦笑)
Y先生のお話では、有難いことに既に全学協定の話を進めてくれていました。
夏までには、千葉大学長へ他の学部長等とこの話を持って行く流れとなっているとのこと。

「今年夏には双方の全学協定が締結される見通しであるので安心してほしい。」

との言葉を聞いた時は、上海の大学生たちの顔が浮かびました。
学生達の中で誰かが現実的に千葉大へ留学機会を得られる可能性があると感じたからです。
もちろん、協定の内容は今後検討されるものですが、早めに留学可能なように働きかけたいです。

現在の勤務校では、実質的に日本の関東圏の大学へ留学をすることはできません。
まだ、そうした全学協定を結べていないからです。
ですが、常に彼らを見ていると、そうした留学機会を与えればまだまだ伸びしろを持っていると感じます。
ですから、そんなチャンスをなるべく与えたいと思っているMです。


そうした双方の仲介役として、今後も少しでも尽力していければと考えています。


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