中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

暑いときに冷たいものを喰らう日本人

2011年07月22日 00時35分30秒 | とりあえず日記
〈母の知人からもらったという和菓子です。最初は、本物の桃かと思いました・・・〉

今年の夏は震災の影響から日本各地で節電ムードです。
それにより、冷房の使用も控え、クールビズが再度注目を集めています。

加えて、その影響を感じるのは‘食’です。
具体的には、よく見かける夏名物の冷たい食べ物が以前より多くなったことでしょうか。

冷やし中華、冷やしうどん、冷やしラーメン等は以前からあったと思います。
(ちなみに、中国では一般的に冷やし中華はありません。)
しかし、今年は牛丼の冷たいバージョンが出ているようです。

日本の方はご存じと思いますが、牛丼チェーン・すき家の「ひやし牛まぶし」です。
それを紹介したページもありました。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110202/dms1102021549008-n1.htm

今日は取り寄せていた研究書が届いたため、埼玉県立図書館へ行きました。
その際、読んだ新聞記事の中にも、日本は今夏、「冷やし・・・」の食べ物が流行っているとありました。

何でも、「冷やしお好み焼き」といった商品も出ているとのことです。
(あくまで興味ですが、一度は食べてみたいかも・・・)

要するに、日本は震災の影響から、今夏、なるべく冷たい食を欲しているようです。


対して、私が普段暮らす中国では全く対照的です。
まず、夏になって暑いからといって、冷たいものを好んで食べることがありません。

むしろ、夏でも熱いものを好んで食べています。
体験的に、その方が食欲も出て、胃腸にも良かった気がします。
結果、夏バテはほとんどせずに過ごすことができました。

「暑いなら、人間も熱いものを食べて対抗しよう!」

というところまでいかないでしょうが、暑さに対して積極的な印象を持ちました。
実際、中国で、特に暑い地域(重慶、四川など)では熱くて辛い料理が多いです。

これらは、先人達の知恵なのでしょうが、よく考えられていると関心しました。
そして、中国人の生きるエネルギーを肌で感じたものです。

振り返れば、日本でも夏に熱いものを食べようというキャンペーンはありました。
しかし、そうした動きはいずれもあまりブームとまでいかず、沈静化していきました。
日本では、そうした考え方は根付かないのかもしれません。


が、中国に行き、夏に熱いものを食べる習慣がついた今、私は熱いものを食べるつもり。
そして、夏バテ知らずに頑張っていこうと思います!

皆さんも興味が有れば、是非実践してみて下さいね。


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