アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

私はよく耐えています

2006-05-21 11:02:22 | 介護
とにかく、放尿され、拒否され、

父ばかりか母もそうとうイカレてきました。

父のせいで母はイカレてきました。



父を思いどうりに動かせないので

パニックです。



今寝かせたい

今起こしたい

今食べさせたい

今トイレをしろ

パジャマに着替えろ

服を取り替えろ



絶対しなければならないという

変な固まった考えがあって

パニックです。



もう見てられません。



どうしてここまで呆けてる人を

呆けていると理解できないんだろうか



10年前から記銘力の失われた父を

まだ、正常だと思っているのだ。



だから、普通に株の話やニュースの話題を

父と喋っている。

すごく不思議な光景だけど

このせいで父は長持ちしているんだろう。



母が怒るせいで父も怒る。



もう、2人を引き離すべきだ。





このたび、施設の入所書類が3週間かかってやっと出来上がって、今日老健入所を申し込んできます。



3ヶ月有効だそうですが

退所する人が居ないと入所できません。



けさは、早朝に電話があって

すったもんだしました。



睡眠不足の上に上手く歩けなくなった母ですから

早朝の電話は困ります。

あげくに、母がわたしに代わろうとするので

歩けない足で階段を登ってきますが

わたしは忙しいので家の中を駆け回っていて

会うことができません。

それで、またふらふらしながら階段を下りて行く母で



降りてきたとき母に会いました。








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拒否が多すぎます

2006-05-21 11:01:05 | 介護






今日は日曜日。

スーザン師匠がお出かけだったので

私は、ウクレレの会を欠席してお留守番です。



あまに外は天気がいいので散歩に誘ってみました。



『 お天気がいいから、散歩に行こうか?』

『 行ってもいいよ』



素直にズボンをはいて、靴下はいて、靴をはいて

外に出ました。



意外と、一人で歩いています。

さっき、足の裏の魚の目を取ってあげたからかもしれません。

足の裏がずっとカチンカチンに固かったジェンギンスですが、歩かないせいか固いところが減っていました。



外に出て一緒に歩きます。

二人で散歩をするのは初めてです。

徘徊に付き合ったことはありますが散歩は初めて。



少し歩いて帰ってこようと思ったけれど

よく歩いてくれるので、オペラシティまで行って

広場の太陽で温まった椅子に腰掛けました。



帰りはおなじ道をUターンです。



公園で休もうと中に入ろうとしましたが

拒否されました。

そういえば、さっきから口でスースーって言ってます。 疲れたのでしょうか。



だから、公園の前のバス停のベンチに腰掛けました。



そしたら、『帰るか?』って言うから、立ち上がって

歩きました。



信号はもうすぐだよ、と言ったのに道路を渡リました。行きに道路を渡ったときは

『 そっちからは車来ないか?大丈夫か?』とちゃんと車の確認をしたのに、もう前しか見えなくなっていました。



道を曲がりそうになるのを、腕で支えてやっと家に帰ってきました。



ところが、



家を拒否して入りません。

断じてはいらず、また道路を渡ろうとしています。



わたしは電話でマクドウウェルを呼びました。



マクドが挨拶しようが誘おうが強い拒否です。

この家に対して拒否です。



どうしても、ある方向へ歩いていってしまって

Uターンもしてくれないので

マンションの階段を利用してジェンの方向感覚をくるわせ、また家に戻ってきました。



マクドが門に立っていました。



まだ強い拒否です。

でも、マクドが結構強い力で門の中へ入れてくれました。

この、強い力も曲者で、疲れていなかったら殺される勢いです。 いっそう強い力で反撃されるから。



門の鍵をしめてひと段落。



ジェンは、門の前に当分たっていました。



だから、椅子をおいて座らせました。



てんやわんやです。



散歩に出てから1時間以上経ちました。



しばらく座らせていたら、早々にスーザン師匠が帰宅してくれました。

ほっとします。



スーザンが声をかけても拒否でした。

当分外で、ポカリを飲ませたりしてすごし、

忘れたころ、スーザンが反対側の玄関を開けて

声をかけたら入ってきたそうです。



家に入ると、いろいろ食べていました。

機嫌も直っていました。



ここで、わたしは6時間ばかり

ウクレレ3次会参加のため

留守しました。



夜11時に帰宅すると

寝ること拒否のジェンが待っていました。



すぐに私が寝かせましたが

起きてしまったようです。

だから、また寝かせに行きましたが

頭を枕につけることを拒否です。

腹筋状態です。



どうしても、体を横にしてくれないので

あきらめました。



ベッドに半分入っているんだし

そのままにして2階に上がって来ました。



しかし。



この拒否は、半端じゃありません。



ジェンはもう何も出来ません。



トイレ拒否

食事拒否

睡眠拒否

着替え拒否

外出拒否

帰宅拒否



このような父をデイサービスへ行くためにバスを利用して乗せていく母を尊敬します。



このような父を代々木公園へ散歩するためにバスを利用して乗せて行く母を尊敬します。



もう無理です。



散歩のあと、家に入ることを拒否しています。

この玄関前につれてくるだけでもダイヘンだった。

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やっちゃった!放尿

2006-05-20 10:56:45 | 介護
今日の土曜日は28度も気温が上がって

半そで、クーラの一日でした。



そんなに天気が良くても

一歩も外には連れ出すことが出来ませんでした。



わたしは、1学期は午前の仕事が忙しくて

今日は午前中ずっと会社の中で締め切りの作業に集中してきました。



外で働くのは楽だな~と思いました。

家事がなかったらこんな楽なことはありません。



帰宅後わたしは天気もいいので

洗濯をして外に干していました。



マクドウウェルからメールが来ました

『 台風がやって来てヤバイことになりました。

 干してある毛布を取り込んでください』

この良き日になにをいっとるかと思いましたが

取り込みに2階へあがりました。



なぜか、私の布団も干してありました。

忘れてました。



取り込んでいたらば、

大雨が突然降ってきました。

わたしは、洗濯を干している途中だったので

それを取り込みに駆け下りました。



洗濯もの命のスーザンが出てきません。

どうやら、椅子で爆睡中です。

死んでいるのかと思ったら息をしてました。



玄関でジェンギンスとすれ違いました。

台所から出てきました。



お散歩ですかいぃ・・・・ぃいいいいいいい!!



まさか!! 母も心配して後を追って来ました。



『 ああ~!! してあるわよ!!』



台所の勝手口の扉に向かって放尿したようで

床は水たまり。



ちょうど、昼過ぎにわたしが引き出しから食器を出そうと思ったら ジョニー が姿を見せたので

きょうは、キッチンの大掃除となって、システムキッチンの引き出しは全部取り外して散らかった台所でした。



やりがいのある大掃除となりました。



8時間も掃除しましたが、まだまだぐちゃぐちゃです。 ジョニーはこの家から出て行ってもらいました。



近所の猫屋敷のおばさんが言いました。

『 猫がおしっこを部屋でするときは、

  片付けろっていうことなのよ。

  きたないところでするの。』



ジェンギンスも、片付けろという意味をこめて

放尿したのです。



夕食後は家の中をうろうろ歩いていました。



そのたび母が嫌味を言っています。

さっき放尿したこともネチネチ通じない人に言ってます。歩くのをやめさせようとします。



もう。母はいやでいやでたまらないのです。

体もすっかり弱まりました。

脳もちょっといけないのです。



今日ジェンギンスは

居ない家族の名前をフルネームで言っていました。

トイレもご飯も意味がわからないのに

名前をいっていました。



孫のチョコパンをみて

『 きれいなおねえちゃんになったね』と話しかけていました。

ジェンギンスは、わたしとチョコパンを見比べて

『 おなじ人?』ってよく聞きます。

似てるんだって。



スーザンまで『似ていて区別がつかない』といいながら、名前の呼び方を間違えているし。



きょうは早く寝よう。

眠くなった。 午前2時寝ます。

ひさびさ早く寝る。

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はじめての特養から帰宅

2006-05-19 10:55:40 | 介護
寝てくれないジェンギンスのせいで

家族はもう体を壊し始めました。

だから、ショートステイを沢山利用したいと思ってます。



でも、利用日数に制限があるそうです。

ショートステイもダメ!

デイサービスは反対に利用時間が少なくてダメ!

何も利用できません。



施設のスタッフは親切にやさしく

『利用してください』と言って下さるのに

制限があるとは知りませんでした。



ジェンギンスは初めてステイした

特養の施設から帰宅しました。



ここは、いままでの施設と違って

家族が迎えに行かなくていいのです。

スタッフが車に乗せてきてくれました。



おとなしいです。



書類の記録によると。



一日目  落ち着かず、

      布団をいじくって、

      スタッフの部屋をちらかし、お菓子を食べ。

      よその部屋に入ったためナースコールを押  

      され、

      自室のオムツパットをびりびりに破いて食べ

      た

              絶対おなかが空いていたんだと思う

              私は、夜食を用意していかなかったんだ。





後の二日間は、スタッフもなれたんだろうか

特に書いてない。

昼過ぎまで寝かせてもらっていたらしい。



自由におきていたんだろうか?

まあ、ここのしせつは

自由な生活なのだ。



今まで、呆けてもなお、正常の生活をおくる努力を

してきた私たちだった。

ジェンギンスを寝たいだけ寝かしてあげたことは無かった。

これも、大事だよな~~



私も、母もジェンギンスと付き合って

寝ていない。



ジェンギンスも寝ていないのだ。



思いっきり、3人で寝たいものだ。





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初めての特養施設にステイ

2006-05-18 10:54:26 | 介護
限界が来た介護です。



特養の施設に私が見学に行って

ショートステイの空き具合を伺ったら

あいていたので、すぐに予約しました。



もう、毎日たいへんなので

預かってくれるところがあるなんて

思ってもみませんでした。



感謝します。







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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。