アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

老健か特養か

2006-05-16 10:53:27 | 介護
在宅で頑張って介護していたネットで知り合った方々が、相次いで施設へ申し込んでいます。



そういう私の家でも、激しい限界が来ました。



家族を寝かせないジェンギンスの迷惑行動は

私たちの体を壊します。



一刻も早く施設に入ってくれないと

もう母が倒れます。



それなのに

書類は揃わないし、空いている施設はないし

問い合わせる時間もないし

困ってます。



医者にお願いした情報提供書は健康について紙に簡単記録するだけでいいのに

血液とったりエコーとったりレントゲン撮ったりして

時間がかかっています。



施設は迷っている。



理想は 個室 痴呆フロア レクリエーション

     面会に近いところ 医療体制

     拘束無しでいいほど面倒見が良いところ



三鷹の老健・・・・ほぼ満たしてくれる満足な施設だ

          遠いだけ。



新宿の老健・・・ 4人部屋が問題。

           医療体制は薄い。

          拘束する。



渋谷の特養・・・痴呆体制が薄いかもしれない。

         近代的設備ですばらしい。



近所の特養・・・古い。面倒見が悪いいかもしれない。

         近くてすぐに面会にいけるけれど

         面会して面倒をみないと父はすぐ     

         おわるだろう。

         



何が書きたかったかというと



老健は時間を決めてトイレ誘導をしたり

レクが豊かでより良い方向に生活させてくれる施設だ。 昼間は部屋に閉じこもらせず、体のリハビリもして健康的に過ごさせてくれる。

医療設備も整っていて薬の処方や点滴もしてくれる。

痴呆専門フロアだし、専門フロアであるとスタッフがかなり痴呆に対して寛大だ。

問題は個室でないから、イタズラと放尿の父にはどうだろうか。



特養は各個室にテレビもあって、自由に自分の生活が出来る体制になっている。

父の場合24時間の介護が必要なので特養で自分ひとりで生活することは出来ない。



わたしが見学した特養施設は、みな部屋に閉じこもって寝ていた。

テレビをつけたり消したりシャワーにはいったり出来る人は老人ホーム的に考えてそこで生活すればいいけれど、父みたいに介護されたい場合は無理がある。



特養には痴呆フロアがないのだ。

無いけれど痴呆ばっかりになってきている傾向があるそうだ。



特養の施設でもショートステイ部門やデイケア部門は

かなりレクリエーションもあってテーブルに座っていたけれど、長期滞在のひとは結構ほっとかれているので

、だから、父の場合向かないな~~。



なにしろ、超過保護に父の面倒を見てきたので

やっぱり、家族が見るのが最高のおもてなしだ。



今朝も起きるのを拒否していてたいへんだった。

ベッドでレモンティを飲ませて、

あれこれ、脳ミソが働くように声を1時間以上かけ続けて、体がかゆくないように薬やクリームを塗って、

清潔な洋服に取り替えて、

。。。。

食べれるものを食べれるように工夫して、声掛けて

箸を持たせて、茶碗を持たせて、

至れり尽くせり。

。。。

胸の音で肺の判断をして薬を処方して、

おしっこの回数で薬を処方して、

水分の調整をして、

食べ物の調整をして

夜中も腹の空き具合を配慮して、



放尿をさせず

布団をぬらさず



私と母の15年間戦争だったな。



よく長生きしてる。



父が健康で生きているのは母の50年間戦争だったな。



さて、限界。



でも、父が間もなく死んでしまうなら

限界なんて無い。

どんな事をしてでも家で見てあげたい。



施設に入所という事は

家に居るより

早く死ぬので

それは覚悟しなければいけません。



覚悟です。



あくまでも、父の場合ですよ!

過保護で生きながらえている父のことです。

誤解があっちゃいけません。







その覚悟が出来たら入所です。



私の判断で父を早く死なせてしまう覚悟です。





施設に入所させなければ

私たちの生きてる価値がない

コメント

鋳ないと存在を忘れます

2006-05-12 10:52:29 | 介護
ショートステイ2泊が過ぎました。

可愛そうに今頃どうしているかと考えますが

ジェンギンスが留守なら留守で

家族それぞれが自分の生活に戻ります。



これが普通の人の生活なんだって思います。



親と同居というのは

人生が大きく変わります。

同居した人にしかわからない苦労でもあり

喜びでもあります。



=========



今日は、時間があるときにジェンギンスの

施設探しをしました。

電話して問い合わせました。



四谷に新しく出来た老健は

ショートステイをすぐに受けてくれましたが

徘徊があってもいいのかと、こちらから問うたらば

ダメだって言われました。



このことはだまって入所すればいいのですが

痴呆をおおらかに受け止めてくれるところでないと

上手く行きませんから、

重症でもOKと言ってくれるところに預けたいのです。



いろいろしらべて、

はっきり、老健入所をお願いしようとする前に

ダメだと思うけれど

渋谷の新しい抜群の設備の特養に電話してみた。



丁度ショートステイ担当の方が電話に出てくださった。



7月の末から12日間以上預けたいといったらば

すぐに調べてくださって

ベッドにはまだ余裕がありますから

書類をそろえてください。。。って言われました。



ベッドは空いてるんだって思いました。

コメント

ショートステイ4泊

2006-05-09 01:21:52 | 介護
ショートステイの予定は入っていなかったのですが、ケアマネージャが施設に問い合わせて

予定を入れてくださいました。



もう、2-3週間のあいだ、わたしと母は寝ていないのでたいへん助かります。



私は、その数日仕事も忙しく、夜中に母に呼ばれるので毎日朝4時や5時に寝て、一日2~3時間しか眠っていません。



今日は仕事中にとても眠くなってしまい

倒れるかとドキドキしました。



今日は、母に呼ばれないかとおもうと

安心します。

父のアノ拒否を見なくて済みます。

でも、

今頃、施設で不安に駆られながら拒否している父は可愛そうです。



憔悴して死んでいくんだろうな。

コメント

ショートステイ4泊

2006-05-09 01:21:35 | 介護
ショートステイの予定は入っていなかったのですが、ケアマネージャが施設に問い合わせて

予定を入れてくださいました。



もう、2-3週間のあいだ、わたしと母は寝ていないのでたいへん助かります。



私は、その数日仕事も忙しく、夜中に母に呼ばれるので毎日朝4時や5時に寝て、一日2~3時間しか眠っていません。



今日は仕事中にとても眠くなってしまい

倒れるかとドキドキしました。



今日は、母に呼ばれないかとおもうと

安心します。

父のアノ拒否を見なくて済みます。

でも、

今頃、施設で不安に駆られながら拒否している父は可愛そうです。



憔悴して死んでいくんだろうな。

コメント

拒否拒否拒否

2006-05-07 01:20:12 | 介護
昨日マクドウウェルと話し込むジェンギンス。



夕べは早く寝たかと思ったが

とんでもなく、

ねなくて、

夜中に布団を剥いで落ち着かなくて

頭が来るっていました。



あさは、声をかけて

やっと10時半に起きました



スーザンが一人でデイサービスに連れて行きました。



そして! 迷惑な拒否です!!



4時に私が仕事をしていると

母が大声で呼びます。

わたしは、お客さんが来ていてもう抜け出したくありませんでしたが

仕方ありません。



来客に待っていただいて外へ出ると

ジェンギンスが車から降りません。

大勢で声をかけたり、手をとったり、足をあげたり

・・・だめです。



時間をかけましたが

次の降車場所まで母は歩いて

そのまま父を乗せて行ってもらいました。



しばらくたった16時17分。

わたしは傘を持ってチャリで様子を見に行きました。

ジェンギンスは反対方向へ歩いていました。

チャリで阻止して

家の方向へ向かわせました。



デイサービスの車に乗る段階で

拒否があったそうです。



もう、車椅子で

戸口から戸口へさらに部屋へ行かないと

うまくいきません。

本気です。

こんなときは車椅子で

お願いしたい所存です。



そして、



今度は家に入りません。



靴を脱ぎません。



玄関に座ろうとするので

わたしは阻止しました。



私があちこち駆け回っていると



「 もう、大丈夫か?」 との御発声とともに

拒否が解決しました。



「 もういいのか?」 って安心して部屋に入ってきました。



なんだったんでしょうか?



そして16時半に介護施設の面接官がいらして

話をしたようです。



ジェンギンスはその若いお兄さんに

飴をすすめたり

パンをちぎってあげたりしたそうです。





夜は、母が助けを求めるので

下に行きました。

「 きちがいだ 」っていうから

下りていきましたが

ジェンギンスは

普通にトンチンカンな話をして起きていました。



拒否もしていないし、おこってもいない

普通の呆け老人でした。



母は寝たいので、起きていられても話をされても音を出されても嫌なのです。



しょうがないから



デパスを1錠飲ませました。



ベッドに横にさせて、私は仕事が山ほどあるので

2階に上がってきました。



今日は朝まで仕事です。

わたしも睡眠障害をもっているので

助かります。

だって、寝なくても大丈夫なのです。

もう100年分は生きています。



このごろのジェンギンスの拒否ですが



施設に入居したくないという表れかもしれません






コメント

アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。