アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

おねしょ2回目

2005-07-17 00:04:37 | 介護




饒舌っていうのかな・・
喋りっぱなし。
興奮状態。
怒らないからいいようなものの、
わたしは、安定剤の副作用でしか
無いと思う。
安定剤が切れるとき興奮が
あるんだ。
私は、そう観察している。

朝方、下がうるさいとは思っていたけど
おねしょ騒動があったらしい。

原因はある。

昨夜、あまりに寝ないで興奮しているので
デパスを1錠与えてしまったらしい。

デパスによって興奮状態には
ならず、良く眠りすぎたようだ。

せめてデパス半錠にするべきだったな。

夜中にはトイレに1回もおきず
びしょびしょで眠っていたらしい。
起き上がって、びしょびしょである事に
スーザンが気付き、怒ったらしい。

あさなので、ジェンはおとなしく
シャワーに入ったそうだ。
シャワーに入りつつ、湯船に
何度も手を入れていたらしい。

湯船にお湯はここ2ヶ月以上
入れたことが無い。


そして、今日はずっと喋り続けていた。
延々喋って
夕方、「 帰る 」 といって外に出たのはいいが
もう、家に入らない。
もう、言っていることがチグハグで
話にならない。

よる、珍しく私の姉が来た。
何しにきたかというと
韓国ドラマを録画してあげたので
それを取りに来たお気楽さん。

「玄関でかえるわ」
っていうから、「爺さんの顔を見て言ってよ」
と言って、あがってもらった。

最近の経過を知らないから
普通にジェンと話し込んでいる。
そして、結構追求して質問していた。

おしゃべりな姉は
一方的にジェンの話も聞かず
喋り続けた。
饒舌ジェンギンスも圧倒だ。

進行したジェンの脳にやっと
納得した姉は

「 おとうさん、今まで私を育ててくれて
  ありがとうございます。
  お金が無いのに学校出してもらって
  今、この年齢でありながら
  たくさんのお金をいただいているのは
  お父さんのお陰です。
  お父さんが、真面目に生活をしていてくれた
  お陰です。
  本当にありがとうございます。
  この年齢で、たくさんのお金を
  いただいちゃっているんです。
  ありがとうございます。
  
  女は浪人してはいけないと
  言っていたお父さんが
  私が全部学校に落ちたとき
  浪人しろ と言ってくれた時は
  嬉しかったです。
  私が一番最初に落ちた大学は
  何処だか覚えていますか?
  立教です。
  お騒がせしてすみませんでした。
  最後の大学に受かったときだけ
  私は自分で見に行っていません。
  落ちた大学は全部自分で見に行ったのですが
  受かった大学だけ
  お母さんに行ってもらいました。
  私は、泣いていましたから。
  合格した大学だけ見に行っていない私です。

  おとうさん、どうも、長い事お世話に
  なりました・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・ 」

 と、延々ご挨拶していた。
 こうして、自分の言いたいお礼を
 言える姉が偉いって言うか
 うらやましいって言うか。
 
たまたま、ジェンが落ち着いていたから
良かったものの、
怒りモードの時も
姉に見せてあげたいと思った。

私がハワイに行く間
すこし、母の様子を見てもらおうと思ったら
同時期にイタリアに行くそうだ。
こっちは、老夫婦の心配して必死で行かせて
もらうっていうのに、
あねは、
「 ロンドンに経由でイタリアにいくのよ。
  テロは平気かしら~」
って、ホンマに、お気楽さん。


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