アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

ボールであそぶ

2007-08-13 12:55:58 | 介護



母は、暇そうですが術後で顔に傷も有りますから面会には行きません。



私が一人でスタスタと行けるのです。

チャリで駅まで行けば、太陽に当たるのも3分くらいです。

でも、パンクしてるみたいなので、修理に持っていったら、チューブがやられているそうなので、チューブ交換で3500円かかりました。



よく思うんです。 パンクやチューブ交換で費用がかさむ分、バスや電車を津かっが方が良いんじゃないかって・・・



でも、待つのが嫌いだから、自分の意志で動けるチャリは重要です。



14時に病院に到着しました。

バラの花は炎天下でも綺麗に咲き、

メダカ天国の池はメダカが沢山いるし、卵は隔離されています。

どなたが、管理しているのでしょうか。

メダカに関しては、私も博士号です。

炎天下のお庭ですが、何人かはお散歩をしていました。

ジェンギンスは、辞めておきます。

わたしの体が持ちません。



真夏の間は、お部屋でのんびり過ごします。



ジェンは、いつもの長いすに座っていました。

タンスに入れておいたキャップを被っています。

ご機嫌もよろしいようで、一安心です。



一時期、沢山出た痰はすっかり治りました。咳もヒューヒューもありません。

相変わらずガリガリに痩せていますが、具合が悪くないなら、安心です。



考えてみれば、入所して10ヶ月が過ぎ、認知が進行したかと言えば、したでしょう。



ことばがはっきりしなくなったこと。

歩く体力が無くなったこと。

会話が成り立たなくなってきたこと。

冗談やシャレが少なくなったこと。

はっきり歌っていた上手な歌が歌えなくなったこと。



でも。他の入所している人よりは進行していないかも知れない。

歩けるし、笑うし、冗談を言う。

挨拶もする。きちんとしてる。

ことばも丁寧だ。



。。。きょう、この半年で進行が激しかった人達をつくづく観察した。

歩けないのはかわいそうだ。

ことばが通じなくなったのはかわいそうだ。

とにかく、拘束されて歩けなくなるのはひじょうに、かわいそうだった。

あんなに、あるいて居たのに。



それに、みんな痩せちゃって・・・・



でも、みんな元気だから

それで良いのだ。



=======



さて、外は暑かったのですが

お部屋はクーラーが効いているので

お年よりは、皆さん靴下を履いてひんやりしています。

もうちょっと、温度を上げても良いくらいです。

元気に歩いている人は居ないので、

寒いくらいです。



外は炎天下ですから

お部屋で、アイスコーヒーをまず飲みました。

家で入れてきた氷はまだ溶けて無くて、ちょっと冷たすぎたかも知れないけれど、良い刺激です。



以前、タイソウにおいしがった、里見まんじゅうを食べて、チーズ蒸しパンを半分食べて、まるごとメロンヨーグルトを美味しそうに食べて、レモンティを飲みました。



今日はずいぶん喉が渇いている様子で、ごくごく水分を撮りました。



お陰で、私がいるうちに2回トイレに行きました。

ジェンは、一緒にいればちゃんとトイレに行きたいと言ってくれます。

でも、誰かが一緒にいない時は、訴える人がいないので、リハビリパンツにしているのでしょうか・・・



週に2回くらいだけど、一緒に居る時間があって嬉しいです。



他のお年よりは、立ちたくても拘束されて立てないし、かわいそうです。



介護士さん同士でも、拘束については意見が分かれているようで、

討論していることが有ります。



はっきり拘束は辞めたいと主張した介護士さんが一人いて、

その方が居る間は、ベルトを外していたお年寄りでしたが、

介護士さんが4時に帰ってしまったら、とたんに、ベルトで固定される人や、お部屋を自由に歩けないように、車椅子を固定されてしまったかたがいました。



人との共存は難しいです。



今日は女性の介護士さんばかりでした。

女性は、どうもいけません。

男性職員は、落ち着いています。

いえいえ、人それぞれです。



介護は大らかな人が向いています。



~~===



ジェンギンスは、おやつが終わり、

私とボール投げをして遊びました。

高いタマもよく取ってくれます。

力強く、投げ返してくれます。

でも、いつものことながら、

受け取ったボールを持って、

「 トウキョウに帰ります 」

「 さようなら 」

と、ボールをお腹のしたに隠そうとしたりして、なかなかボールが投げ帰ってきません。



大声で遊んでいると、

いつもおとなしいおいさんが、

コッチニ投げろ!って合図するので、

苦手だけど、一緒にボール遊びをしました。

みんな真剣です、だんだん上手になってくるのがすばらしいのです。



施設に入所してる場合じゃありません。

みんな、もっと楽しまなきゃ!



少しあそんで、休憩です。



最近、車椅子になって歩かなくなった

ダンスの上手なおばさまや、

素敵な息子さんご夫婦のいるおばさまのテーブルでは、転がしてボール遊びをしました。

座っているだけの、お二人が

機敏にボールを投げ返してくれます。

それに、声をだして笑ってくれたのです。

ボール投げが終わっても、

歌を歌ったり、お喋りしたりと

変化が見られたのはスゴイ現象です。



脳のリハビリは大事です。



でも、ご家族はぜんぜん来ないから、

きっと、どうなっても良いと思って居るんでしょう。

脳の改善なんてしなくても良いと思っていることでしょう。



認知症でも

まだまだ、人格は立派です。

人として生きて居るんです。

家族が家族を理解してあげなきゃ、

それは、

姥捨てです。



施設と家族が欠点を補いながら

認知患者の介護をしていくのが

理想的だとも思えます。



私は、今の形で

自分にも家族にも、両親にも後悔の無い介護をしたいと思っています。


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