『ハングリー』 第6話
なんじゃ、この勝手な女は。まりあのことだけどさ。
自分から距離を置こうとか言っておきながら、バレンタインを口実に英介のところに来て
「私のこと好きって言って」とか。
でも「好きだよ」だって、髪にキスだって。ベタ過ぎて恥ずかしい。
それと麻生との店名を賭けた勝負。
勝負勝負って前から言ってるけど、やっと勝負する気になったんですね。
フルコース食べて「悔しいけど旨かったよ」だって。
前半褒め殺しておいて、
「結論から言おう。ここの料理は美味しい。しかしここはフレンチレストランではない」
と言っているが、まあフレンチレストランとしての格とか本物のフレンチとか言い出せばそれはそうだろうけどさ。
居酒屋だって。居心地が悪い、料理の見た目も悪いとかまあボロクソなんだけどね。
でも結論から言えば、麻生が出てきた時点でコント。ドラマじゃなくコント。演技らしい演技もせず、座りの悪い台詞まわし。台詞とさえ言えないレベルの棒読み。ほんと、もう稲垣を下げてください。
親にネグレクトされたからってひねくれていいという理由にもならないし、愛や友情なんかくだらない、そんなものフレンチレストランには要らないと開き直られてもねぇ。
見てる方もこのコント男にそこまでの暗い過去を鑑みてやれと言われてもなあ。
そもそも最初っから英介のできる範囲では本格的な上級のフレンチレストランなんて無理だった。
居酒屋フレンチみたいでも、カジュアル過ぎるビストロ以下でも、それが今の英介自身なんだって思って続けていくしかないんじゃないのかな。
それでも麻生との約束どおり店の名前を『ハラペコキッチン』に変えて営業し続ける英介。
ただこんな不器用な男に、今の状況で仕事も恋愛も両立させるのは厳しいだろう。
でも不器用なのに基本タラシ。
「俺にもお前みたいな女友達はいない。」「それってなんか嬉しい」←千恵ちゃん。
もうこの子純粋過ぎて。お友達でもいいの、好きだから傍にいるの。みたいな乙女ちっくな(死語?)。
友達に縋りついて「嬉しいけど切ない」って泣くのも。
お母さんのレシピノートが見つかったのは良かった。麻生の様子がおかしいけど、そこあまり掘り下げて欲しくないな~。コントシーンがこれ以上増えるのは退屈。