「遺留捜査」8話見ました
<CAST>
糸村 聡:上川隆也
織田みゆき:貫地谷しほり
横山恵一:波岡一喜
木村繁:甲本雅裕
曽根武雄:佐野史郎
宮下晴彦:螢雪次朗
加賀美亨:大杉漣
江藤奈津子:水野真紀
離婚式やる人ってどんな心理なんだろう。と早速思わせるのですが。
集まった人が結婚式のときの面々なのか、夫側の友人ばかりなのか。
離婚した後に人生の再出発を祝った夫は二次回で大騒ぎ。
その後殺されてしまうという、再出発どころではなくなってしまったわけです。
現場に残された元妻の指輪に、捜査員たちは当然彼女を疑う。
ただ今回糸村が興味を持った遺留品は、クラシックのオルゴールCDと
離婚式で潰された指輪。
大雨だったのに現場にタオルを使った形跡がないことも、気になる様子。
まあこの離婚した男はかなりちゃらちゃらした男で、離婚の原因も浮気だったし
疑わしい線は他にもあると思わせて、実は浮気もちゃらいのも全部嘘で本当は良い男だったという。
若い時家が苦しかった当時、借金の取り立てのアルバイトをしていて、
その時に元妻の父親を自殺に追い込んでしまった。
一緒に借金の取り立てのバイトをしていた元友人が、それをネタに脅迫してきて
妻に全てを知られるのが怖くて離婚したのに、今度は彼女を脅迫するという男ともみ合ううちに…。
糸村が注目していたCDはパチンコの景品で、犯人がかつて被害者に渡したものだった。
現場に残された妻の指輪は犯人が盗んで罪を着せようとしたもの。
元夫は指輪を買った店に、ハンマーで潰した後も元に戻すことができるかどうか、尋ねていた。
実はとても妻を愛していたのだけど、過去の罪が彼を追いこんでしまって殺されるという結末を迎えた。
すごく哀しい愛の物語だったんですね。
まあかなり糸村の推測が入っていることは相変わらずですが。
でもしっとりと切なくいい回だったと思いました。
しかし遺留品係とは言え、これだけ活躍していたら曽根(佐野史郎)の
「ただの遺留品係が捜査に口を突っ込むな」
という台詞は上滑りしているように思えてしまう。
それは『相棒』にも言えることですがね。
確かに組織というのはそれぞれ役割があるのだから、能力があるからと言って露骨な越権行為は不要な摩擦を産むだろうし、
その辺り組織側の人間として言ってはおくということなんでしょう。
実際にはかなり糸村の意見を尊重している節もあるし。
今回もベートーベンのピアノソナタ悲愴の第二楽章がちらっとかかってたのが
なんとなく気になってしまう、どうでもいいことが気になってるのか?
それとも意味があるのか。糸村か、私は。
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