ちょびっと♪日記

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「仁-JIN-」第6話

2011-06-21 | その他ドラマ



「仁~JIN~」 第6話

 南方仁……大沢たかお
 橘咲……綾瀬はるか
 野風・友永未来……中谷美紀 (特別出演)
 坂本龍馬……内野聖陽
橘恭太郎……小出恵介
 佐分利祐輔……桐谷健太
 西郷隆盛……藤本隆宏
 佐久間象山……市村正親
 新門辰五郎……中村敦夫
 東修介……佐藤隆太
 中岡慎太郎……市川亀治郎
 橘栄……麻生祐未
 勝海舟……小日向文世

仁先生、長崎でペニシリンの講義を行うんだけど、思いっきりオランダ人医師に怪しまれてるのさ。
留学もしたことがない日本人医師がオランダ人医師の知らない医術を知っているのはおかしいって。
仁はとりあえず記憶がなくなったことにしといたんですがね。
そう言えばそういうことになってたんだったなー、すっかり忘れとった。

そこに、久しぶりに会った竜馬がややこしい患者を連れてきたんですね。
目元を切られて日常に厄介なケースで、手術で成功できたとしても涙が流れ続けるようになってしまうという。
現代の医学ではそれを防ぐ道具がそろっているけれど、この時代だからね。
で、またそのオランダ人医師が
「素性を明かせないなら腕を見せるしかないでしょう」
って仁に手術させるという展開。仁も眼科は管轄外で~とか言うんだけど、今さらだよ。
もとは脳外科医だったはずなのに、今なんでもやってるんだから。
いや、しかし痛そうな手術だったわ、今回は。絵的にキツイ。

竜馬は武器商人まがいの仕事をしていて、それを仁に知られたくない。
でもすぐに見つかって開き直る竜馬さん。「戦は金になる」なんてどえらいこと言うてはる。
現代でも戦争がお金になるのは変わってないんだけどね。
さて歴史を変えるのを恐れていた仁だが、今は歴史に修正力があるかもしれないとか
まあいろんな考えが交錯して、思い切ったことを話したりやったりしているのね。
で。今回は医療保険制度の話を竜馬さんにしてみたら、それは大丈夫だったんだけど
竜馬暗殺の件に話が及びそうになると頭痛が襲うわけであった。
武器の密輸に倒幕。
竜馬はこの小さな日本を中国やフランスなどの列強が植民地にしようとしていることを見抜いていた。
勝海舟も幕府側として動き始めている。
混沌とした時代の中、仁は目の前で戦に傷つき死んでいく生命を見ながら、同じ日本人同士が殺し合っていることに心を痛め、
今はそれが必要だと言い張る竜馬と考えを同じくすることはできずにいた。
戦争で政権を取ったとしても、上手くいかなくなったらまた戦争をするしかなくなるんだと
暴力は暴力を生むだけだと言う仁に、竜馬は力を持った者だけが意見を聞かせられるのだと訴え、
仁は特別な人間だからキレイ事ばかり言っていられるのだと言う。

仁は助けた兵士を目の前で殺され、
「お前のやったことが意に沿わぬことなら、神はお前のやったことを直ちに取り消すっ」
とかつて京都で佐久間(市村正親)に言われた台詞を思い起こす。
彼らを生かしたら一体何がいけないというのか、という虚無感に苛まれながら長崎へ帰る仁。

講義に積極的に参加していた発明家の田中が、故郷に帰るからと挨拶にやってくる。
彼の発明家の人生を「素晴らしい人生だ」と称賛した仁に、
田中は「息子と孫を殺される人生が、でしょうか?時代の渦に呑まれたのだと思っています。」
と静かに語る。
「先生は共に渦に巻き込まれるのではなく、暗い渦の中からでも明るい道しるべとならなければ」
と田中に諭され、仁は田中との別れ際に小さな電球を渡す。
「これがあれば、もっとよく見えるようになります。暗い渦の中からでも相手の笑った顔が。」
そう言って。
医療という光で世を照らそうと、再び思う仁であった。

そして竜馬も、道を間違えて迷子になっていたと何かを決意した様子。

今回は見ごたえのある回でした。
幕末の歴史に特に明るいというわけではないので、ところどころ???という部分もありますが
仁の葛藤と竜馬との友情の変化と発明家・田中氏の電球のくだりは非常に良かった。
次回は野風さんの回のようです。

ところで史実だと竜馬はこのとき確か29歳か30歳くらいのはず。
おっさん過ぎるなぁ、内野さん竜馬。
竜馬って割としっかりした役者さんが演じることが多いから、他のドラマでも30歳くらいの人がやってるの
あんまり見たことないかなぁ?
どちらにせよ、仁の方が遥かに年上設定のはずなんだけど、そこの違和感を急に覚えた。
ストーリーには直接関係がないけど。


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