超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

超心理現象の特定と再現性の問題

2008-02-11 | 21世紀の超心理学
<21世紀の超心理学(12-1)>

第12章:超心理の懐疑論に対するストームの社会-経験的考察
(1)超心理現象の特定と再現性の問題

超心理現象の特定と再現性の問題は、かなり社会相対的である。

よく「超心理現象は再現性がない」と言われるが、それより再現性が
低い事象が、本流科学で事実「実在する」と特定されている。「実在」
が社会的に構成される実情を忘れてはならない。「再現性がない」と
いう批判の裏には、思想としての研究方法が潜在しており、それは
決して社会を超えた特権的地位にあるわけではない。

超心理学の否定論者は暗々裏に、自らの偏向した方法を押し付けて
いる可能性がある。超心理学者には独自の方法論を編み出す道が
拓けている。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/8-1.htm


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして (すった)
2008-02-13 12:12:46
初めまして。いつもとても参考になる記事をありがとうございます。

>それより再現性が低い事象が、本流科学で事実「実在する」と特定されている

これは例えばどのようなことでしょう?
ビッグバンなどもそうかなと思ったのですが・・。
返信する
Unknown (Matt Ishikawa)
2008-02-13 22:35:16
オメガマイナスの素粒子が例にあがっています。
20万回の測定で2回しか見つかってないそうです。
でもこれは、理論の支えがある場合なので、超心理
現象とは事情が違うと、私は思いますが。。。
返信する
Unknown (すった)
2008-02-18 00:29:24
遅れましたが、ご回答ありがとうございます!
そういう例があるのですね。
確かに理論の支えがある場合は、説明がつかないけれど実在する類のものとは事情が違いますね・・・。



返信する

コメントを投稿