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マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

特異体験=信奉仮説

2008-02-21 | 21世紀の超心理学
<21世紀の超心理学(14-3)>

第14章:マクレノンの儀式治癒理論
(3)特異体験=信奉仮説

第3の仮説は「特異体験=信奉仮説」であり、特異体験が起源になり
超常現象の信奉が形成されるとする。

超常現象の信奉は、それが文化的に先に形成されているので、それを
背景にして特異体験がなされると考えられがちである。信じているから
幻覚が見えてしまうという説だが、じつはそうではなく、体験している
人が、体験ゆえに信奉しているのだ。

というのは、マクレノンの調査によると、特異体験は文化によらず一定の
現象が体験されている。つまり、特異体験はかなり生理学的要因である
ようだ。ただ、その体験をするのは人口の一部分(その中心はシャーマン
症候群の人々)であり、それらの体験報告と根強い信奉が社会全体に
どの程度影響するかは、それぞれの社会によりまちまちである。



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