超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

PK抑制体験の現象学

2008-03-02 | 21世紀の超心理学
<21世紀の超心理学(15-7)>

第15章:パメラ・ヒースの現象学的方法
(7)PK抑制体験の現象学

ヒースは、PK体験者に、どんなときにPKが抑制されるかを
聞いたところ、おおむね発揮促進要素とは逆に、対象との
感情的な距離があり、自我意識が強く、思考が働いており、
重苦しさがあり、プロセスへの信頼が欠如し、開放的でなく、
否定的な影響力があるときと報告されている。

抑制では、とくに「環視者の敵意」の要素が注目されるが、
被験者の防衛機制が起動されるので、能力が抑制されて
しまうのだろう。また、探求心が、抑制と促進の双方に報告
されたが、強い探究心はプロセスの信頼を低下させる一方、
探究心がまったくないと、対象とつながれないのだろう。

ヒースは、遠隔視や虫の知らせなど、まだ現象学的にあまり
調査されていない体験項目も、今後の研究が必要と言う。

(21世紀の超心理学=終わり)


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