超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

テレパシー

2010-08-11 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(6-1)

第6章:テレパシー

世界の多くの人々は祈りをささげるが、心理作用が物理法則を
超えてなされる可能性があるという考えは、かなり一般的である。
その典型であるテレパシーとは、空間的に離れ、互いに通常の
物理的手段では情報伝達できないとされる人々(送り手と受け手)
の間にみられる、特異的な情報伝達である。

私(タート)が行なったテレパシー実験を紹介しよう。トランプの
1から10までの10枚のカードを円状に配置し、各カードの脇に
表示ランプとボタンを配置したボードを2組つくり、送り手用と
受け手用の、互いに離れた実験室に配置する。送り手のボードには
乱数発生器が接続されており、10か所のランプのうち1か所が
ランダムに点灯する。送り手は、受け手の部屋を撮影したカメラの
モニタを参照しながら、そのカードを念じる。受け手は、念じられた
カードを想像して、そのボタンを押す。回答は即座に受け手のボード
のランプに表示され、当たりの場合は心地よいチャイムが鳴る。

偶然期待値に比べ、かなりの高頻度で当たりを得た。ターゲットが
即座にフィードバックされるので、若干のトレーニング効果や、
受け手があきないで実験を続けられるという効果があったのだろう。