超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

分析的連想的撹乱

2010-08-05 | 唯物論の終焉
唯物論の終焉(4-3)

第4章:生活世界の中の超心理現象を精察する
・分析的連想的撹乱

私(タート)は、クーデターの例がESPだと自覚できた
背景には、いくつかの偶然が重なったことに気づいた。

超心理のターゲットが無意識レベルで感知された
ところで、ほとんど無自覚的に分析や連想が働く
はずだ。クーデターならば、どこかの国での内紛
の報道があったかな、それが記憶に残っていた
のだな、とかの分析が働く。また、クーデターという
言葉自体が保持されるよりも、それに関連した概念、
たとえば政治とか軍隊とかの言葉に、連想で変更
されてしまってもおかしくない。クーデター夫人の
名前が、コーヒーやストーブであったら、ESPとは、
まったく自覚できなかったろう。

つまり、もしESPが日常的にいろいろ働いていた
としても、それに気づくことができるのは、条件が
重なったごくわずかの場合に限られるのだろう。