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住宅ローンの話

2007-09-19 20:01:01 | 家作り(建物の契約後)

これまで住宅ローンについては一切、言及していませんでした。
ローンを背負うということを冷静に見つめなければならないのがイヤだという、きわめて幼稚な発想です。

しかしながら現実は甘くなく、資金調達しないと建物残金が支払えません。
なので、渋々、どこでどんな制度の住宅ローンを借りるかの検討を行い、申し込みもしました。

今のところ、嫁さんは育児休業中とはいえ我が家は共働きです。
なので、嫁さんの収入をアテにしてローンを組む。。。なんてことはとてもできません。
嫁さんは仕事を辞める気マンマンで、3人の子育てを考えると僕もそのほうがいいという考えです。
ましてや、嫁さんが仕事大好き、とかなら話は別ですが、どちらかというと働くことに向いていない人です。
そんなことを考えると、答えは必然的に僕一人でローンを組むということになります。
となると、できるだけ長期でローンを組んで月ごとの支払額を少なく抑えなければなりません。
じゃないと、これからどんどん子ども達は金食い虫に成長していくでしょうから。
まとまったお金ができれば繰上げ返済です。

あとは金利や事務手数料、保証料、繰上げ返済手数料との相談です。
金利が低くても保証料や事務手数料が高かったり、逆の場合もあったりと住宅ローン業界は複雑怪奇です。
長期で低金利、ということを念頭に考えるとやはりフラット35が浮かびます。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が各金融機関と提携して提供するローンの総称です。

ひとくちにフラット35と言っても借り入れする金融機関によって、金利はもちろんそれぞれ手数料等の条件は千差万別です。
インターネットで調べていても、聞いたこともないような会社から外資系会社まで、様々な金融機関がフラット35を取り扱いされています。
ただ、総支払額が最も安くなるという条件で調べたところ、楽天モーゲージがヒットしました。
保証料不要、繰上返済手数料不要。金利や事務手数料も業界では最も安い部類に入ります。
フラットと決めていた我が家のローンは楽天モーゲージで借りることに決まりました。

低金利ということだけで考えると、地元の銀行や労働・信用金庫が短期固定金利の魅力的なローンを宣伝されています。
3年・5年の短期固定金利ならビックリするくらいの低金利です。
あまり金利の上がる要素がない(日銀は上げたくて仕方ないようですが)ので、長期固定にするメリットが薄れ、迷うところですね。
ま、これだけはどんな経済アナリストでも100%の正解は出せないですから。

ただし、地元の銀行のようにマンツーマンでローン申し込みの手続きまで面倒見てくれるわけではありません。
インターネットでローン申込書を請求すれば、ドカーンと分厚い書類の山が送られてきます。
借り手は、それらすべての書類に目を通し、解析し、記入し、必要書類を揃えなければなりません。
僕はたまたま不動産を触る仕事もしているので、抵抗なく書類に目を通せますが、
そんな機会のない人なら“なんじゃこりゃ?”と思うかも知れない不動産用語も出てきています。
途中で挫折してしまう方もいるかも知れませんね。
ただし、サポート体制はしっかりしています。
なんといっても24時間電話サポートがあるというのはありがたいことですよね。
実際、夜中の2時くらいに電話したことがありますが、オペレータは眠そうな声も出さず、しっかり対応してくれました。

申込書の記入と必要書類を揃えるのに2日程度かかってしまいましたが、先日、申込書を送付して審査結果を待っているところです。

注意しなければならないのは、フラット35は融資実行日(お金が振り込まれる日)の属する月の実行金利が適用されるということです。
例えば今は9月度の実行金利を見て融資を申し込んでいるわけですが、
僕がお金を振り込んでいただく(電話で確認すると施工業者に振り込むとのことでしたが、ほんまやろか)月にも同じ金利であるとは限りません。
とりあえず、10月に金利が上がることはなさそうですね。
この調子、というかもっと下がって11月が来てくれればいいのですが。。。
日銀の意向に反して金利が上がらないのは、ひとえにサブプライム爆弾のおかげでしょう。
サンキューアメリカ。
では。


お願いなんですが。。。
これまでブログランキングに参加しながらも、世捨て人のようにマイペースにブログを続けてきました。
読者の方々にボタンを押させる、何かをさせる、ということに抵抗があったのもあります。
我が家の新築工事も折り返し地点まで来て、これからラストスパートです。
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お手数をおかけするので、たいへん恐縮しているのですが、励みになりますので時間があるときに一押ししてやってください。
以上、お願いでした。


クロス選び

2007-09-07 00:46:37 | 家作り(建物の契約後)
貧乏金なし、のmercy邸にはすべての天井と内壁にビニールクロスを使用するわけですが・・・

今、まさにクロス選択ど真ん中なのでございます。
安易に“白けりゃいいや”と考えていたわけですが、一口に白といっても色んな白があり、
形状や質感も色々違うわけで。。。
非常に困っております。

そこで、ご相談させてください。
こんなクロスを使って正解だった、とか失敗だったとか、お聞かせ願えればありがたいんですが。。。
天井と内壁のクロスは同じにすべきなのでしょうか?
真っ白のクロスは目がチカチカしたり落ち着かなかったりするのでしょうか?
オフホワイトのオフが強いと、間接照明には適さないんでしょうか?

インターネットで検索すると色々と出てはくるのですが、
やはりいつもブログを見ていただいている皆様のご意見を聞きたいなと思いまして。

教えて君mercyに救いの手を差し伸べてやってください。


完成見学会の記録

2007-09-02 23:13:12 | 家作り(建物の契約後)
ちょっと前になってしまうのですが、mercy邸のビルダーであるイサットハウスの完成見学会があったので行ってきました。

外観が我が家にちょっぴり似ていて、1F外壁はクリーム系、2F外壁はダークな色でした。
室内も白いクロス、白いドア、白い窓枠で我が家と似ています。
ただ、床は無垢材ではなく合板フローリングに分厚いウレタン塗装をされていたので、テカテカに光ってました。
ダークな色なのでホコリが目立ちそうです。
間取りはごく一般的な3LDK。
玄関の狭さは我が家に通ずるものがありました。
3畳ないくらいでしょうか。
と、言葉でばかり書いていてもわかりにくいですよね。

気になる空調の効き具合ですが・・・
建物の大きさが35坪程度で、3畳の吹き抜けがあります。
当日の天気は曇。帰る頃に強い雨が降り出しました。
外気温は27度程度で、湿度は80%を超えていたと思われます。
アルデ(24時間換気システム)は中で運転されています。
その状態で1・2Fともに1台ずつの6畳用エアコンがともにドライ運転されていて、
室内は気温27度、湿度が55%に保たれていました。
かなり快適な環境でしたね。
2F子ども部屋のロフトにも上らせてもらったのですが、
1Fリビングとほとんど変わりない快適さでした。

さらに、室内の空気はとてもきれいな気がします。
気がするだけなのか、ほんとうにきれいなのかわからないのですが、
室外から入ってくる空気は吸気口のフィルターを通しているので
通常の住宅と比較すれば、理屈ではきれいなはずです。

また、すべての24時間換気の吸気口に手を当ててみたのですが、
どの吸気口も順調に空気を吸い込んでいました。
しっかりと計画換気できているようです。

もっとカンカン照りの暑い日に室内環境を体感してみたかったのですが、
残念ながらそれはかないませんでした。
ただ、外はジメジメしているのに、
中はエアコン2台のドライ運転だけで、どこでもカラッと快適な室内環境は保たれていることはよくわかりました。

しつこいようですが、我が家は家の容量がでかいです。
2Fはほぼ全面が勾配天井になっています。
そんな我が家でも同様に、すべての部屋が快適に保たれるのか、興味があります。
というか、保てる家にしてもらわないと困ります。
そのために高いお金を出して、気密シートやら断熱材やら貼るわけですからね。
では。


見とれてしまうもの

2007-08-26 21:01:23 | 家作り(建物の契約後)

構造見学会も無事今日で終わりました。最終的に何組の方々が来られたかはわかりませんが、少しでもイサットハウスの役に立てていればいいのですが。

ところで建築中、何度も現場に通っていますが、思わず見とれてしまったり見入ってしまうときがあります。
そんなものをご紹介します。

小屋組み

まずはこれ。
木が整然と、それでいて力強く組まれる様は、きれいという言葉もいいのですが、
僕には鮮やかに思えて、まぶしい感覚を受けます。
昼間に見るのもいいのですが、夜、ライトに照らされた小屋組みは最高です。



それぞれの木の影が、ライトの角度によって複雑に交差する。
白熱灯で照らすと、木の質感が引き立つ。
工業製品では絶対に出せない存在感。
見とれてしまいました。

ダクト

このブログで何度も写真を載せている24時間換気システムのダクトです。
こちらは見ていて飽きない面白さがあります。
なんだか映画マトリックスシリーズに出てくる機械イカのお化け、
ほら、名前をなんといったか思い出せませんが、あれを彷彿させませんか?
そんなことを考えながらボーッと眺めてしまうのです。

足場

どうでしょう。建築現場でその周りの足場をジロジロみる人間は多くないでしょうね。
この足場、よく見かけるビケ足場という看板がかかっています。
気にしないとどってことないんですが、写真のようにちょっと芸術的に見える角度もあるんですね。
で、一度そう感じてしまうと興味が出てくるものです。
色々な角度から眺めてしまうんですよね。
でも、さすがに最近は飽きてきて、あまり見なくなりました。
家を見たいので、もう退場してくれていいよって感じです。

ウレタンフォーム

出ました。もうすでに何度も出てきているのですが、しつこくウレタンフォームです。
このモコモコ感とかツルツル感がたまりません。
匂いもかぎました。無臭でしたけど。
次は味見・・・と思っていたのですが、
さすがに体に悪いだろうと思い直してやめときました。
見てくれはモコモコですが触るとカチカチなんですよ。
まぁウレタンフォームは見入ってしまうというよりも、興味深々で観察してるだけなんですけど。

・・・あぁ・・・またどうでもいいことをレポートしてしもたかな・・・
反省。
では。


外張り断熱

2007-08-26 11:04:34 | 家作り(建物の契約後)
大手ハウスメーカーのCMで一気にメジャーになった感のあるこの言葉ですが・・・・

外張り断熱(外断熱)の明確な定義はありません。
今のところは、構造躯体より外側に断熱材が施工されていれば外張り断熱と表現されることが多いようです。
これはつまり外壁にだけ着目した考え方であり、基礎や小屋裏部分は置き去りにされているんですね。
CMされている製品はまさしくこれに当たり、基礎と屋根には断熱材は入っておらず、
1F床下と2F天井にグラスウール(ちょっと寒いかな)を施工するようです。
僕個人的にはやはり、基礎の外側、柱の外側、屋根の裏側で家全体をすっぽりと高性能断熱材で覆うことが
本来の外張り断熱なんじゃないかなと思っています。
そういう意味ではmercy邸は基礎だけは内側での断熱なので、ちょっぴり偽者外張り断熱になってしまうのですが・・・

ピンクハウスと揶揄されております

mercy邸の断熱材はイサットハウス共通仕様である旭化成のネオマフォームを使っています。
これはこれで性能の高い(値段も高い)断熱材ではあるのですが、どんなに性能の高いものを使っても、それで満足してはいけません。
断熱は施工が能力を大きく左右するファクターです。
断熱材をいかにして途切れないように施工するか、断熱欠損を小さくするかが大切です。
つまり、断熱は施工が命なんです。
充填断熱でも同じことが言えます。
断熱は施工が命。名言ですな。覚えておきましょう。

ちなみにピンクハウスの前はグリーンハウスでした

また“外張り断熱”という言葉だけで満足するのも危険です。
家の快適性に何を求めるかというのは、十人十色でありここで論じる気はないのですが、
空気(きれいさ、温度、湿度)に快適性を求めて、外張り断熱だから大丈夫と解釈してしまうと具合が悪いんじゃないかと。
空気を決める要素は断熱だけではありません。
立地、周辺の環境、換気方法、室外の空気に室内の空気が影響されない工夫、暮らし方、などなど多くの要素が複雑に絡み合います。
これらの要素もしっかりと考慮する必要があります。
といっても、素人には無理なので信頼できるプロと話をして、納得できるまで話したほうがいいでしょう。
外張り断熱=快適な生活、的な捉え方をしてはいけません。

我が家の断熱における命=施工は、素人目には納得できるものでした。
プロが見るとどうなのかわかりませんが、信頼する大工さんの施工をとやかく言う気はありません。
なんだか、工事に入ってやっと“この人のやる(言う)ことなら”と思えるようになりました。
営業や店長にはそんな気になれなかったもんなぁ。
喜ばしいことです。
では。